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届かぬ物資ー再来ー
刺突剣を魔人の体から抜き、血糊を払う支配人。
魔人が動かないことをしばらく確認したあと、彼らの元にいこうと踵を返すと同時に、上空に何かしらの気配を感じ、支配人は転がるようにその場から離れた。
支配人の後方から轟音と共に、落下の衝撃の波が押し寄せる。
この波にのまれ、予想以上の距離を転がることになった支配人はドンと何かにぶつかる。
「おい、大丈夫か!?」
ぶつかった相手は強面の男性だった。
彼は轟音を聞いたあとすぐに、槍の男性に肩を貸すのを女性に代わってもらい、支配人が来る場所を予想して移動していた。
どうやら荷馬車の近くまで転がることになったようだ。
「助かった、ありがとう」
支配人は素直にお礼を言い、その場にいた全員が轟音がした場所を見る。
まだ完全に土煙が晴れていないが、轟音がした場所には男性が立っていた。
その男性は両腕の太さが他の四肢と比べて一回りほど太かった。
そして——先ほどの魔人と同じ真っ赤な眼をしていた。




