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届かぬ物資ー帰路ー
「一人で倒しちゃった……」
「あんたんとこの支配人、何者なんだ?」
女性がポカンとしている中、強面の男性は商人に問いかける。
「とあるお店の支配人をしている……としか存じておらず……」
緊張が解けたからか、止まっていた汗が再度出始めたので、汗を拭きながら答える商人。
「そうか。あんたが知らないなら、あとで本人に聞くのが手っ取り早いな」
商人はこくこくと頷く。
「よっしゃ!ならさっさと街に行こうぜ。すまねぇが、手貸してくれるか?」
「もちろんでございます!」
強面の男性と商人の肩を貸しながら、槍の男性を荷台に移動させる。
「すまないね……」
「気にすんな。あんたが謝るなら、全く戦っていない俺は謝るだけじゃ足りなくなる」
「彼をちゃんと護衛していたじゃないか」
「それでも、だ」
「わかった……ありがとう」
「おう」
ポカンとしていた女性もやっとハッとなり、移動の準備に取り掛かる。
その瞬間。
支配人が居る方で轟音がなった。——まだ戦いは終わっていなかった。




