睨み合いと痛み分け
やっと星屑が部活に入った。そんな感じがした。………がそんな感傷に浸る暇は無かった。
「涼。これで分かったろう。お前がいかに、無力かを。こいつらを救えないかを!」
玲……あいつ、なんで星屑を狙った?
そんなことは聞けるわけないな。
コウは穴を出す。
「見とけよ、玲。力の差を。」
持っていた銃を穴に投げた。
そして一度穴を閉じ、もう一度出した。
穴に手を突っ込み、中から銃を取り出した。
「コウ先生!?何ですか?それ!?」
月美がコウに聞いた。
取り出したのはガトリング砲だった。
月美を無視し、コウは引き金を引いた。
「行け。」
打ったさきから銃弾は穴に呑み込まれる。
そして銃弾一瞬で玲の眼前に現れた。
しかも幾つもの銃弾が、だ。
文字どうり、蜂の巣になった。
が……………。
「痛ぇよ。」
無傷。不敵に笑う玲にその場にいた、その部下達でさえも恐怖を感じた。一人を除いて。
「嘘つけ。当たってねぇんだろ。」
そう。コウを除いてだ。
「なぁ涼。提案だ!シンカを進めるのを手伝ってくれ!」
「断る!」
頭を少しかき、言った。
「しゃねぇな。第二、第三の"弓"用意。」
「そこまでだ。」
「な……てめぇ………」
何が起きたのか分かったのはコウと玲だけだった。
「コウ先生……いったい何を?」
鍵矢の質問に答えるのが面倒くさそうに溜息をつくと言った。
「俺の"光子力圧縮砲"にロックオンされたからさ。ま、感づいたのは玲だけだがな。」
玲はしばらく考え込んだ。
考えろ。どうするのが一番かを………!
「俺達はXXビルにいる!一週間待とう!もし、それまでに来なければ……!」
ニヤリと笑う。その笑いは、不気味なほどに清々しかった。
「この街のいたる所に"弓"を落とそう!」
な……あの威力の技を何発も撃てるってのか……!
星屑は恐怖を覚えた。
「じゃあな!」
そして指を一回鳴らすと、玲達は光に呑まれて消えてしまった。
「あいつらは………行った…か………?」
「え?」
答えを聞く前にコウはその場に倒れこんだ。
短いので連日投稿になるかもしれません




