"それ"を目指す者
ストーリーがなかなか進みませんね。
予定ではもう、半分ぐらい行くつもりだったのですが…………。
最終進化計画。
玲は元々、それが目的であいつを殺した。
やつは……人間の進化を否定した。だから…。
俺が導いてやる。
玲はFMSから大量の人材をもらっていた。
これだけいれば奴も、兄も倒せる。
「いくぞ。」
向かったのは、星屑達の学校だった。
ピロロロロロ、ピロロロロロ。
携帯に誰かから電話がかかって来た。
この携帯の番号はごく一部…いや、たった一人にしか教えてない。
動き出したか……玲!
図書室のドアが開き、コウ先生が入って来た。
「おーい、お前ら。急いで屋上に避難しろ。」
いきなりコウが言うのでみんな驚いたようだ。……というよりも、
「あなた……誰ですか?」
村雨はあったことすら無い。
「ん〜………後で言うからちょいまっとけ。」
「星屑、急いだ方がいいかもしれない…。」
鍵矢がいきなり話しかけた。
「?何でですか?」
「……コウ先生が"急いで"なんてかなりまずい時にしか言わないからだ。」
それだけで?と思ったがよく考えれば星屑はコウ先生について何も知らない。
「他の部はもう帰ってるから、急げ!」
どうやら本当に慌ててるらしい。
メンドウ事にならなけゃいいけど………。
「あ、お前、名前なんだっけ?」
コウ先生が村雨に尋ねた。
「村雨、一刀です。」
それより急ぎましょう。そう言おうとした。でも……目の前のこの人は僕の名前を聞いた途端に震え出した。まるでいて欲しく無い人が現れたかの様に………。
「あれだ……。」
コウの指差す先にはすごい人数の武装した人を引き連れて歩く三人がいた。
男が二人、女が一人だ。男の方は筋肉バカとういかんじの奴と普通のビジュアル系みたいな感じだった。
女は何故か薙刀を持っている。
「久しぶりだな……兄貴!」
まさか……………。
「コウ先生!あれって……。」
深くため息をすると、問題児を育てる親の様に小さく言った。
「俺の弟……光野玲だ。」
村雨にとって、玲というのが誰か?あらかたの予想はついていた。
父さんの助手の人だ。
でも何でそんな人がここに……?
すぅ、とそいつは思いっきり息を吸うと叫んだ。
「俺はそこにいる星屑加那太を奪いに来た!」
星屑を?一体あの人はなにを考えているんだ?
村雨にはわけが分からなかった。
「そっちまで行ってやるから、キチッと話をしろ!」
星屑はなんと屋上から飛び降りた。
「星屑くん!大丈夫!?」
思わず叫んだ月美に笑いながら返した。
「平気だ。こんくらいじゃ痛くもねぇよ!」
ニタリと笑い、玲は星屑に言った。
「いいねぇ……そのくらいじゃねぇと。」
玲の手が光だす。
「降光。」
光弾が上に放たれた。
そして次の瞬間。光弾が爆発し、中から大量の小さめの光弾が放たれた。
一言で言うと、ショットガンのようだった。
「まずい!」
両手を合わせ、氷と炎を出し、氷を地面に投げた。氷が壁を作る。なんとか壁のおかげで防げたが、地面に当たった流れ弾により抉られた地面がその威力をもの語っていた。
「今度はこっちだ!」
右手の火の玉を投げる。
避けるか、弾くか、受け止めるか、どっちにしてもこれで奴がどんな能力か決まる!
そう思い、星屑はジッと玲を見つめていた。
が……。玲が視界からいきなり姿を消した。
見逃すはずが無い!あれだけしっかり見てたのに!
そして背後からこう聞こえた。
「死ね。」
玲の後ろ回し蹴りを喰らい、地面に倒れた。
村雨には分からなかった。なぜあんな、簡単な攻撃が星屑は避けられなかったかが。
だって……歩いて後ろにまわっただけだから。後ろにまわって回し蹴りをしただけだから。
「星屑!」
鍵矢は下に飛び降りようとしたが、コウが手を前に出して止めた。
コウ先生………!そう言うつもりだったが言えなかった。
「玲ィィイ!俺の生徒にそれ以上手、出すんじゃねぇぇぇえ!!!!」
そのとんでもなく大きな声に遮られてしまった。
コウが胸ポケットからある物を取り出した。
それは……銃だ。俗に言うハンドガンだ。
そして、地面に向かって発砲した。
「何やってるんですか!?」
鍵矢が苛立ちを露わにした。
「これが俺の三本鎖だ……。」
その名も……
「次元輪廻。」
先ほど撃った時とは比べものにならないほど速くなった弾丸は星屑の前にいきなり現れ、トドメを刺そうとした玲の頬を掠め、空中に現れた穴に吸い込まれた。
「遂に出したな!涼!」
玲の叫びが聞こえたのか、コウは言った。
「次元の歪みを創り出し、無理矢理ワープさせる!」
一度区切った。
「生徒に手ぇ出すなら……俺が相手だ!!」
敵も出てきたんで戦いとかが始まりますよ!




