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俺とお前(ら)の壊れた青春  作者: 井石知将
プライド
12/20

過去の詮索と未来の選択

久しぶりの更新です。

これから出来れば、一週間間隔ぐらいで更新したいです。

前回までのあらすじ。

えぇ〜と…………屋上に上がるとそこには超イケメンの凄腕先生がいた。(雪国風)

「なにやってんですか?」

星屑を急に意味分からない事を言い出したコウ先生に突っ込んだ。

「まぁ、初めて読む人にわかりやすいようにな。」

初めて読む人にわかりやすいようにな。の意味は分からなかった。

「コウ先生。バカしてないで情報くれ。」

「所でなんで先輩はタメ口で話してるんですか?」

何か深い事があるんだろうか?

星屑は思っていた答えとは違うムチャクチャな答えが帰ってきた。

「だって、コウ先生だからな。」

単純だった。

「そうそう。最近の"ぐちゃぐちゃ殺人"。多分、三本鎖(フィフス)の仕業だ。」

その言葉から察するに三本鎖(フィフス)のことも知っているらしい。

それにしても"ぐちゃぐちゃ殺人"?

「なんですかそれ?」

鍵矢先輩に聞いてみた。

「体をぐちゃぐちゃにされた死体が最近、多く見つかってんだ。まるで車に潰された蛙みたいなな。」

「かなりまずい事になってるんだよなぁ。」

理由は星屑にも察する事は出来た。

三本鎖(フィフス)の存在自体が本来まずい事なんだ。それを利用する人間がいるかもしれないし、本当に三本鎖(フィフス)なら……。

「警察じゃ解決出来そうにないな。」

鍵矢の言葉に全員が頷いた。


鍵矢と星屑が部室へ戻ろうとするとコウは星屑を呼び止めた。

「悪いな。暇つぶしに付き合ってもらって。」

「いえ、別にいいですよ。」

オセロをしていた。四つ角全部星屑にあげて、だ。

「ところでよぉ。………お前……。」

コウは煙草を吸いながら、一つ、質問をした。

「"鳥羽山病院事件"のあれ、お前だろ。」

パチッと白い駒を置き、一気に何個も白い駒にする。

数秒間の沈黙があり、星屑は重々しく口を開いた。

「………どうして…そう思うんですか?」

星屑は角を利用して、なんとか巻き返そうとしたが

「調べた結果…だな。」

コウはさらに多く駒をとる。

「…それ、部のみんなに話しますか?」

さすがにこれ以上とられるわけにもいかず、五個ほどとった。

「いや、ただ、何故起きたのか、原因が知りたい。」

それに、と付け加えた。

「"暗闇"という過去にしがみついても"今"は変わらねぇ。なら、せめて未来は"希望の色"になるように生きて欲しいんだ……俺には出来なかったけどな…。」

コウが駒を置き、笑いながら言った。

「あと五手で詰みだ。」

最後の言葉は聞いてなかった。星屑は自分の"希望の色"を探すのに精一杯だった。


「星屑。ちょっと。」

どうやら俺は今日は部室に入れないらしい。

村雨が星屑を呼んだからだ。

それにしても、村雨の情報の量はどれだけなんだろうか?

この間なんかコーヒー飲んで眠れなくなったって話してたら、「カフェインにそんな効能無いよ。」とか教えてたし……。

「"ぐちゃぐちゃ殺人"って知ってるよね。」

「ん?あぁ、あれか。」

コウ先生が言ってたやつだ。

「どうやらそれが、僕の父さんを殺した人らしい。」

「どういうことだ?」

「父さんの死体も、全く同じ死に方なんだ。……問題があって、それだと今までの定説が根底から覆る。」

少し考えてから一言。

二重(ダブル)ブレイクで三本鎖(フィフス)が生まれたと思われていたのに、父さんが死んだのはその、二重(ダブル)ブレイクより前なんだ……。」

つまり、

「あぁ、二重(ダブル)ブレイク以前に、三本鎖(フィフス)が存在していたんだ。」

一度、深呼吸をし、体に走る悪寒を星屑は感じた。

「それが多分、シンカと呼ばれるもう一つの可能性だ。」


シンカの事をすっかり忘れてた。それが何かは分からないけど……。

ん?シンカってそういえば……父さんの報告書に書いてあったっけ。

よく考えれば父さんはもうシンカが原因だと書いていた。定説を信じすぎだね。僕は。

確かもう一人研究者がいたっけ。

光野……玲。一体誰なんだろう。もし生きていたら話を聞かなきゃいけないな。


「玲様。準備が整ったそうです。」

薙刀を持った女、大桃 華が言った。

「そう………か。」

玲の計画はもう引き返せないとこまできてる。

「これより、最終進化計画(アルテミス・ステラ)を開始する!」

大丈夫だ。俺は大刀も殺せたんだ。今回も成功する。

成功すれば、世界は救われるのだから。

もし、コウ先生みたいな人がいたら普通、クビですよね(笑)

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