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俺とお前(ら)の壊れた青春  作者: 井石知将
プライド
11/20

その男、自由につき。

新章スタートです!

暗闇の中、袋小路に追い詰めた光野は言った。

「"降光(レイン)"……。」

空中に光弾を撃った。

「な……や…ややめろー!」

目標が叫ぶ。

知ったことか……。

光が無数に分かれ、雨のように降り注いだ。

その光は無情にも目標の体をえぐり、降り終わるときにはもう頭もえぐれて、その死体(カッコウ)はまるで……車に潰された蛙だった。


「星屑くん!」

朝。登校時間。通学路。

月美が星屑を見つけると言った。が…。

「加那太。どうしてこんな所にいるの?」

先に永遠が声をかけた。

「俺は登校するのも禁じられてんのか?」

「珍しいと思って。」

「俺はそんなに引きこもってないから…。」

ていうか引きこもってない。

「今日、部活行く?」

永遠はクラスが星屑とは違う。当たり前だ。

今まで知らなかったんだから。

「行くよ。みんなにわかった事聞きたいし。」

不審者事件の後、みんなに手伝って貰いながら三本鎖(フィフス)について調べてもらえることになった。

村雨は特に"コネ"があるらしくFMSについて調べることも、そう難しくは無いらしい。

それぞれが"やるべき事"をやってる中、星屑は自分の"やるべき事"が分からなかった。

「んじゃ。」

校舎は学年ごとに分かれていて、一年の教室がある東校舎の一階に着き、

「んじゃな。部活の時に。」

と言い、別れた。

で、教室。村雨に聞きたい事があるので話しかけた。

不審者になりすました村雨を星屑が倒した時、全生徒がなぜか見てなかったらしい。それが不思議でたまらない。

「なぁ。何で誰も俺らが闘ったのを見てなかったんだ?」

「僕にも"謎"としか言えない。色々調べたけど一つしか分からなかった。」

一つ?一体何が?と聞こうとする前に

「分かったのは記憶が消されてるとかじゃなく見てなかったんだ。その時、窓の外はいつもと変わらない景色だったらしい。」

同じ?という事は見た人を口封じした人がいるのか?いや、いくらなんでも無理がある。じゃあ何だ?村雨が俺を呼ぶのはみんな聞こえてたらしいし。

学校(ここ)三本鎖(フィフス)がもう一人いる可能性がある。」

村雨のその一言で星屑は三本鎖(フィフス)が近くにいる気がした。


「やっと終わった。」

部活に行くのが最近は待ち遠しくなっていた。

都伝部に入ったのは正解だったと思う。

FMSを調べられるし、三本鎖(フィフス)がいたからだ。

星屑が図書室(ぶしつ)に入ろうとした瞬間、鍵矢は星屑を止めた。

「"情報屋"を教えてやろうと思ってな。」

話を聞くと鍵矢先輩の情報源、らしい。


ってここは……………。

「職員室じゃないですか!」

「仕事してりゃここだけどしてなきゃ屋上。」

仕事してなきゃって………どんな先生だよ。

「コウ先生いますか?」

うちのクラスの英語の先生が答えた。

「多分、屋上よ……。ったくあの先生は。」

話からすると真面目じゃないG○Oみたいな先生みたいだな。

そう思ったのが暴露(ばれ)たらしく

「あの先生(ひと)そんないい先生じゃないぞ。」

付け足すように職員室から出ながら言った。


「仕事サボってなにしてんだ。」

鍵矢は屋上で寝そべってる人に言った。

「サボってねえ。ある程度やって暇なんだ。」

無精髭を生やし、ぱっと見、駄目ニートの青年みたいな先生が言った。

「駄目ニートとは失敬だな。」

心を読まないで頂きたいですね。

「読んでない。読んでない。」

なんでわかんだよ!何者だ?

「コウ先生。こいつは新しい部員の星屑だ。……見るのは初めてか。」

ヒゲをジョリジョリと触りながらじっくりと星屑を見ると、一言感想を言った。

「こいつ、ムカつくな。」

「ま、この先生(ひと)俺とかにもこんな事言ってたから気にすんな。」

どうやらまた、厄介な人らしい。

「自己紹介だが、俺は光野涼。お前の部活の」

まさか……………。

鍵矢が続きを言った。

「顧問だ。」

どうやら、また厄介な人が増えたらしい。

割と新キャラは気に入ってます。

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