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BK〜何でも屋の日常〜  作者: 空白


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3/5

ビルの持ち主

何でも屋のアパートにチャイムがなる。

「はいは〜い。どちら様ですか?」

と守が出る。

そこには若い女性の姿が。

「どうされましたか?」

「あの…相談があってきました。…」

「まぁとりあえず中に入ってください。」

と守は女性を中に招き入れる。


「とりあえず用件はなんなの?」

「私の…住んでるとこ…取り返して…」

「あの〜もう少し声出せますか?」

「私の…居場所…取り返して…」

終始女性は小声で俯いた表情。

守は困った表情で

「分かりました。とりあえずその依頼引き受けますね。なので、その場所を教えてください。」

と言い女性を帰す。

女性を帰した後、武が寝室から出てきた。

「守。なに独り言喋ってたんだ?」

「今さっき依頼者が来てたんだよ。」

「あぁ。さっきチャイム鳴ってたからか。でも依頼者の声聞こえなかったけど」

「うん。結構声が小さかったからかな?結構内気な性格なのかもね。」

「そうなんだ。で?依頼内容はなんだったんだ。」

「あぁ〜なんか居場所を取り返して欲しいんだってさ」

と言い、守は女性が言ってた場所を見せる。

「居場所?って、この近くのビルじゃね〜か」

と武が首を傾げる。


次の日守と武はビルに向かう。

「居場所取り返してって言われたけど誰もいなそうだね」

「あぁ。というか人がいる気配もねぇ。本当にここなのか?守。」

「ここって言われたんだけどなぁ」

「依頼者は女性だっけか?名前はなんて言うんだよ」

「あっ!名前書き忘れちゃった」

「ったく、しっかりしろよな」

「ごめん。ごめん。」

「とりあえず俺はこっち探すから守は反対方向探してくれ。」

「分かった。」

といい二手に分かれ依頼者を探す。


守が少し歩いていると後ろから

「あの…」

「うわぁ!びっくりしましたよ」

「夜…来て…」

「夜ですか?」

「はい…」

「あの〜来るのはいいんですけど、居場所を取り返してって言ってますけど人いませんが?後名前を聞くの忘れてたのでお名前もいいです?」

「あかり…ここわたしのビル…」

「あかりさんね!あなたのビルなんですか?」

「はい…夜…怖い人…荒らしてくる…」

(やっぱりあかりさん声が小さいなぁ)

と守は思いつつ夜に来ることを了承した。


一方武は

「なんだよここ。ほんとに人がいるのかぁ〜床には吸い殻ばっか落ちてるし、なんか荒れてるしよ〜もう使われていなそうだけど」

と言い窓の向こうに守を姿を見つける。

(誰かと喋ってんのかぁ?)

と思いつつ守の所へ向かう。

その後守と合流。

「さっき依頼者の人とあって夜来て欲しいみたいだよ」

「夜?っていうか依頼者の姿が全然俺見えないんだけど」

「もしかして武の顔が怖くて近寄れないのかもね」

と守は笑いビルを後にした。


その日の夜2人はまたビルに向かう。

「なんか騒がしい声がするね」

「あぁそうだな。誰かいるみたいだな」

と言い武は扉を開ける。

そこには近所のヤンキー集団が集まってタバコを吸っていた。

「あの〜お兄さん達。ここ私有地ですけど許可とってます?」

と守が話す。

「んだよ。お前らこそ俺達の縄張りに何しに来たんだよ。」

とヤンキー達が立ち上がる。

「武、君に決めた。」

「ポケモンみたいに言ってんじゃねぇ」

と武は渋々ヤンキー達に立ち向かう。

武がヤンキー達と争っている中

「あの…大丈夫ですか…」

と背後からあかりさんの声が

「びっくりしました。あかりさん後ろから突然」

と守は驚いた表情を見せた。

「すいません…」

「謝らなくて大丈夫ですよ。武は強いのであんな奴らすぐに片付けられますよ。」

と守はにっこりと笑う。

「分かったらもうここから出ていくんだなぁ」

とヤンキー達を倒して武はこっちへ向かう。

「っていうか守も1人でいないで手伝えよな!」

「えっ!?1人じゃないよ。ちゃんとあかりさんここにいるじゃない」

と守はあかりの方を向いた。

「誰もいねぇ〜じゃね〜か!適当な事言って仕事サボるんじゃぁねぇ」

「ここ…います…」

とあかりの声が聞こえる。

「あ?今どこからか声聞こえたけど」

と武は首を傾げる。

「もしかしてあかりさんって幽霊なんですか?」

「そう…です…」

「はぁぁぁ!守どう言うことだよ。」

と武は膝を震わす。

「わたし…ここ…いたけど…あの人達に…荒らされて…困ってた。」

「だから僕達に相談したんですね。ってあれ武は?」

と守は辺りを見渡すと

「何で守に見えて俺には見えないんだよ。」

と柱の影に隠れて武は言う。

「それは…わからない…でも…助けて…くれて…ありがとう。」

と言い残しあかりは姿を消した。


「結局何でここにいたかったのかな?」

「知らねぇよ!とっと帰るぞ!」

「もしかして武。幽霊とか怖い系なの?」

と守は武をからかう。


次の日の朝

「うわぁぁ〜」

と武の声が。

そこにはお化けのメイクをした守の姿。

守はケラケラ笑いながら

「武の驚いた表情はやっぱり面白いね」

と言いメイクを落とす。

「てめぇ〜くらすぞ!」

と武は守を追いかける


後日調べて分かったのがあのビルの所有者であるあかりさんは不慮の事故で亡くしビルに思い出があったそうだ。

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