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思兼学園異聞  作者: 歌麿
第二部 桜と龍と恋する神殺し~神殺し候補は恋に全力です~
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咲き誇るもの

冒頭。

学園の桜が枯れ始める。

最初は一本。

次は二本。

そして全域。

美月

「どうして……」

シロ

『原初神反応確認』

ここで気付く。

敵が本気だ。

九頭竜家

玄斎。

「木花咲耶姫は花の神ではない」

「命を繋ぐ神じゃ」

神域

御神木。

死にかけている。

龍真

結界展開。

シロ

補助。

しかし足りない。

「私がやる」

美月が前へ出る。

いままでの美月なら

「龍真!」

だった。

でも今は違う。

自分が守る側になる。

桜への祈り

手を触れる。

冷たい。

死にかけている。

美月

「お願い」

「生きて」

その瞬間。

世界が変わる。

木花咲耶姫

夢の女性。

再登場。

「よくここまで来ました」

微笑む。

「後はあなた自身の力です」

消える。

力を与えない。

背中を押すだけ。

だから美月のまま。

奇跡

生命力が流れる。

神域へ。

学園へ。

土地へ。

枯れた桜。

全部復活。

満開。

学園全体が

桜吹雪に包まれる。

生徒達

空を見る。

教師達

言葉を失う。

誰も理由は分からない。

ただ。

美しい。

美月倒れる。

龍真が受け止める。

「守れた?」

「ああ」

「よくやった」

美月笑顔。

眠る。

原初神領域。

ログ。

『木花咲耶姫因子』

『完全覚醒開始』

沈黙。

そして。

声。

『ならば私が行こう』


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