072_ミスった!
またまた体調不良の為か筆の進みが悪く、というか言葉がなかなか纏まらず、
纏める気力も湧かず、冒頭部分の 900文字に三日も掛かるという有様でした。
頭がぼーっとした状態で文章を書くと、言葉足らずだらけになりがちですね。
それでも毎日書く事を習慣付ければ、言葉足らずも減っていくのでしょうか?
それとも、毎日書く事が大切だというのは、そういった意味ではないのかな?
珈琲の甘くほろ苦い香りが鼻腔をくすぐり、ぼんやりとした頭を覚醒させていく。
豆が新しいのか泡立ちが豊かだ。 泡を育てる様に、慎重にお湯を落としていく。
そうやってサーバーに溜めた琥珀色の液体を、香りを確かめ乍らにカップに注ぐ。
色といい香りといい、店でも出せるレベルの一杯になったと思う。 それを二杯。
普段はミルクと砂糖を入れるのだけど、コレならこのまま飲めるだろうと思った。
今日だけは僕もブラックで飲みたいと、同じ味の珈琲を飲みたいと思ったからだ。
・・・愛するひとと同じ珈琲を飲みたいと思ったからだ。
琥珀が揺れるカップをふたつ、小さなテーブルの上に置いて、ベッドに目を遣る。
キングサイズのベッドで、髪を乱して眠っている麗人は美倉。 僕の愛するひと。
僕なんかがどれ程愛した処で、想いが届く事なんか無いだろうと諦めていたひと。
その美倉が・・・抜けるように白い生肌を晒して、ひとり、ベッドで眠っている。
まるで小さな子供の様な、愛らしい寝顔をみせて、ひとり、ベッドで眠っている。
まさかこんな光景を目にする日が来ようとは、こんな日を迎える事になろうとは。
そんな事・・・夢にすら想えなかった。
僕とこいつがこんな関係になるなんて、今年の夏休み迄は想像すら出来なかった。
そう・・・本当に、夢見る事すら出来なかったのだ。 ・・・と。
レース越しの柔らかな陽光に照らされる、美倉の可愛らしい寝顔を見乍らに思う。
今のこのひと時が永遠になればいいのにと。 時が止まってしまえばいいのにと。
この寝顔をこのまま独り占め出来るなら、どれ程幸せな気分でいられるだろうと。
・・・・・・・・・
それなのに、僕はこのままでは居られない。 美倉に迷惑を掛けてしまうからだ。
名残惜しいけども、美倉を起こす為に動く。 ベッドの端に腰を下ろして右手を
伸ばす。 顔に掛かる髪を掻き上げて、そのまま手を頭の後ろに滑り込ませる。
左手は肩を超えた位置に置き、覆い被さる様な姿勢になって、そのままゆっくりと
顔を近付けていく。 あぁ・・・美倉の顔がどんどん近付いて来る。 互いの唇が
10cm程の距離に迄近付いた時に、小さな呟きを漏らす。 ( 美倉 ) ・・・と。
・・・それで美倉は目を覚ます筈だった。
◇ ◇ ◇
『 決まったら連絡をするから 』 という社長の言葉を、信じて待って撮影当日。
遂に共演相手が誰だか判らないままに、撮影現場迄足を運ぶ事になってしまった。
海野社長は疎か岩見さんからの連絡も来ない。 CMそのものが無くなったのかな?
「 それだけは無いから安心して! 多分、連絡を忘れてるだけだと思うから。
二人共全く不慣れな忙しさ、スケジュールの調整に目を回しているからね。
なんせ KAGUYA ちゃんと契約する迄は下請けしかした事なかったんだし 」
唯一の同行者である友利さんはそんな話をする。 芸能界ってそんなものなの?
「 AJC みたいな超零細は仕方ないでしょうね。 とにかく人も経験も不足して
いるし、社長自身がアノ調子だからね。 君自身がしっかりするしかないよ 」
そんな感じで不安にしかならない事を言ってくれる。 私生活までアレコレと干渉
されるのも堪ったものでは無いけど、ここ迄自由放任だと失敗が怖くて堪らない。
「 そんなに気になるんだったら、滋さんに電話で確認したらいいんじゃないの?
尤も 今更相手が誰か判ったところで、気休めにしかならないでしょうけどね?」
そう言い乍らペットボトルの水を差し出してくる友利さん。 どうにもならない事
で悩んだり、焦ったりしても仕方ないから、今は落ち着くべきだという事だろう。
一旦落ち着いた上で、社長に文句をぶつけてもいいし、このまま開き直って演技に
望んでもいい。 周りの行動をいちいち気にせず、自分のすべき事だけを考えろ!
・・・多分はそんな事を云われたのだろう。 と思う。
そういう訳で、水でも飲んで一息ついてみる事にした。
「 私もOGなんだけど、帝山学園ってさ・・・卒業してから良さが判るんだよね 」
そうやって気を取り直そうとしたら、何故だか唐突に昔話が始まった。
「 写真スタジオでバイトをしてた時の話なんだけど、色んな学校を見る機会が
あってね・・・そしたらはっきりと判るのよ。 帝山はいい先生が多かった。
というか、いい先生しか居なかったなって。 帝山ってさ、設備の充実ぶり
ばかりが注目されがちだけど、実は教職員の質も最高なんだよ。 知ってた?」
友利さんの言葉を聞いて、先ず最初に担任の望月先生が脳裡に浮かんでしまった。
次いで望月先生の言動を先頭に、他の先生方の言動が次々と思い出されていった。
・・・・・・・・・
確かに望月先生以外は立派な先生ばかりだし、望月先生にしたって巷のニュースで
取り上げられる様な問題教師には程遠い善人だといっていい。 教師としては微妙
に感じられる点が多々あるというだけで、少なくとも法を犯す様な愚物ではない。
教育指導がやや稚拙というだけで、それ以外は寧ろ生徒想いのいい先生だと思う。
そして生徒想いという点では、他の先生方も劣るものでない。 その上で優秀な方
ばかりだ。 生徒の熱意にも我儘にも、最大限応えてくれる方たちばかりなのだ。
友利さんの言葉で、改めて思い知らされる事になった、恵まれているという事実。
美倉は言っていた。 帝山は教職員に最高水準の給料を用意することで、最高水準
の人材を確保しているのだと。 その言葉が事実だと友利さんは言っているのだ。
「 思い当たるふし大いに有り! って感じね。 で、そんな人生の手本に成って
くれそうな大人たちと比べて、この業界の大人たちって、皆酷いもんでしょ?
幾つになっても自分の夢ばかりを追っている様な、自己中心的なお子様ばかり」
肯定も否定もし辛い事を云ってくれる・・・僕の知る業界人は少な過ぎるからだ。
でもその最低限のサンプルが、友利さんの言葉を裏付けているという悲しい事実。
・・・海野社長の様な人が、珍しくない業界だと覚悟した方がいいかも知れない。
「 そんな人たちを相手にするんだから、ATHUSHI 君ももっと自己中心的に、
先ずは自分を優先するように、自分の利益の為に動かなくちゃあ駄目よ。
細かな処迄気付くのはいい事だけど、細かな処迄気にしていては神経が
持たないからね。 相手に合わせて適度にルーズに、そして少し慎重に 」
「 慎重に? ですか?」 「 そうよ、はっきりと判る失敗にだけは注意が必要 」
「 はっきりと判る失敗ですか?」 「 お子様な大人に嫌われたら面倒でしょ? 」
それは確かに面倒そうだ。 つまりは細部まで配慮して最高の結果を望むよりも、
肩の力を抜いて緊張を解き、大きな失敗をしない様に注意しろと云っているのだ。
得点を狙うよりも失点を避ける。 か、思っていたよりも保守的な世界なのかも?
「 いい大人が皆して剝き出しの欲望をぶつけ合う世界なのよ、ドロドロしてない
訳が無いじゃない? だから攻めるべき時でなければ、しっかり守るべきなの 」
つまりド新人の僕は、ド新人なりの仕事で十分だと、それ以上を望んで、悪目立ち
だけはするなと云われているのだろう。 気負わず、背伸びせず、マイペースで、
今の自分に出来るだけの仕事をすればいいのだと、そう、云われているのだろう。
少しばかり回りくどい伝え方だとも感じるけど、その程度は解かれという事かな?
・・・等とひとり静かに納得していたら、友利さんに含み笑顔を向けられていた。
何か考え違いをしていたのだろうかと、改めて思考を巡らせてみる。
そうやって考えていたら、友利さんは益々笑顔を強張らせていった。
暫く沈黙した後にその笑顔は崩れ、俯き加減に大きなため息を吐かれてしまった。
「 全く、コレだから、糞真面目な優等生君は困るんだよねぇ 」 とのことだった。
正直言って僕が何を、どの様に困らせたのかが解からなかった。
「 折角回りくどい話をしたのだから、きちんと質問や確認をして欲しかったわ 」
どうして、態々回りくどい話し方をしたのかも解からなかった。
◇ ◇ ◇
「 いい、相手の為人がはっきり解かる迄は、答えがあやふやな場合には質問を、
答えが判った場合でも確認をする事。 学校じゃ無いんだから相手の説明力
不足を誤解の言い訳になんか出来ないんだからね。 原因よりも結果が全て。
独善的な人が多いこの業界では、言い回しも独特な人が少なくないんだから 」
撮影準備が整う迄僕たちは控室で待機状態だった。 その時間を寛いで過ごす事が
出来なかった僕は、いつの間にか友利さんに説教される事になってしまっている。
初心者とはいえ一応はプロである僕が、あまりにも情けない姿を晒していたから、
プロとしての心構え、周囲の人への、仕事への携わり方をレクチャーされている。
周りの働きかけを待たずに、自分から積極的に動け! でも自分だけでは動くな!
動く前にはもっと周りを見ろ! 決して自分ひとりだけで答えを出そうとするな!
そういった、考えてみれば当然ともいえる叱責だった。 これが実社会というもの
だと、バイトの経験すら無かった僕が思い知った厳しい現実世界の基本的ルール。
・・・それに従って動けと。
完全に御膳立てされた学生社会のルールとは、異なるルールを覚えろという事だ。
「 すみません。 学生気分からの切替が全く出来てませんでした。
御指導有難う御座います。 これからも宜しくお願い致します 」
素直に謝る事にした。 そしたら『 謝罪迄も優等生なんだね 』と笑い飛ばされた。
『 それはそれで、ATSUSHI 君らしくていいんだけどね 』とのプラス評価と共に。
「 実際、普通の会社とかだったら、ATSUSHI 君の歳なら学生気分が残っていて
も当然だと思われるんだけどね、この業界って、ちょっとばかり特殊だから?
プロ意識バリバリな小学生も居る世界だから、そこんとこは注意が必要なの。
それにATSUSHI 君の歳でキャリア数年、というのが極々普通にある世界だし。
あと、ATSUSHI 君の場合は見た目が整い過ぎていて、新人っぽさが無いから 」
概ね納得出来る指摘なんだけど・・・最後の一つだけは首を傾げざるを得ない。
僕がどうにか出来る問題では無いし、そもそもが意図したものでも無いからだ。
「 何を着ても様になって、垢抜けていて、野暮ったさが微塵も感じられない。
それってこの世界では圧倒的な強みでもあるけど、誤解もされ易いのよね。
身長 200cm、体重 160kgのレスラーは強くて当然! とか思われる様に 」
「 はぁ? 何でレスラーなんです?」 「 プロレスが好きだからよ、悪い? 」
ここでプロレスの話か・・・海野社長と同様に、この人も自由過ぎる人なのかな?
頼りになるのは岩見さんだけ? いや、岩見さんだって少し怪しい処がある様な?
・・・・・・・・・
そうか、つまりはそんな人たちと、上手く付き合うしかないのだと云われたのだ。
うん、郷に入れば郷に従え。 今教えられた通りに、この先輩に従うことにした。
だから云われている通りに、自分だけで答えを出したりせずに質問する事にした。
「 それでは、新人っぽさの無い僕としては、どうすれば最善だと思われますか?」
「 決まってるじゃない! 撮影に入る前に『 右も左も分からない新人ですので、
宜しく御指導お願います!』とスタッフ全員にお願いすればいいだけでしょ?」
・・・当たり前過ぎる回答を頂戴した。
でも、この回答を貰わないままに撮影に臨んだら、多分僕は、この当然なお願いを
口にすることは無かったと思う。 スタッフさんの邪魔にならない様に、監督さん
の指示通りに、監督さんのイメージ通りに、ただ演じる事ばかりを考えたと思う。
ただ只管に、神経をすり減らし乍らに。
・・・・・・・・・
郷に入れば郷に従え・・・長く伝わる言葉は正しいと思った。
そして水を飲んだ。 一息ついた後は早速行動する事にした。
海野社長に電話しようとスマホを手にする。 メールだと即答性の無い人だから。
目的は相手役が誰で、どんな経歴の持ち主か? どう付き合えばいいかの確認だ。
「 滋さんへの電話だったら必要無いわよ。 どうせ相手が誰か? って話でしょ?」
友利さんに止められた。 止められた事に首を傾げ乍ら、確認してみる。
「 予備知識無しで臨むのは相手に失礼なのでは? 失敗にも繋がりかねないし?」
「 ATSUSHI 君の目の前に居る私が、相手を知ってるから、私に聞けばいいのよ 」
一瞬、何を云われたかを反芻した。 理解すると共に声が出た。
「 はあ⁉ 友利さん、最初は『 私も知らない 』って言ってたじゃないですか!」
「 言ったわよ。 ただの意地悪で・・・というのは冗談で、あの糞ルーズな
滋さんと、付き合っていけるかどうかを試させて貰ったの。 ごめんね~ 」
「 」 言葉が出なかった。 さっきまで、どれ程不安に思っていたか!
声を荒げそうになったが何とか留まる事が出来た。 こんな人だと思う事にした。
それに不安に思うだけで、積極的に動かなかったのは僕の失態なのだと理解して。
「 ・・・納得しました。 それで相手は誰で、どんな経歴の持ち主なんですか?」
だけど、言葉が少し刺々しくなってしまった事は、大目に見て貰いたいと思った。
◇ ◇ ◇
嬉しい事に相手は美倉だった。 正直ほっとした。 しかも僕がこの仕事に慣れる
迄は、可能な限り共演相手は美倉が務めてくれるとの事だった。 本当に朗報だ。
僕が美倉という大魚を釣り出す為の、餌だと思われている事くらいは重々承知だ。
そんな情けない事情を理解し乍らも、慣れる迄美倉が相手というのは助かるのだ。
気心が知れた美倉が相手だと、気疲れしないからだ。 それが本当に助かるのだ。
それ以上に美倉との共演は嬉しいし、他の男が相手をする処も観たくは無いのだ。
特に先日のアイドルみたいな・・・自意識過剰なダイコン野郎との共演なんかは。
・・・・・・・・・
ところで今日の仕事だけど、高級ベッドの CM らしいのだ。
・・・・・・・・・
美倉とベッドの組合せ・・・正直言って悪い予感しかしない。
本番撮影中であろうが・・・爆睡する未来しか予想出来ない。
流石にそんな事は無い! と、沢瀬に確認したら『 大いにあり得ますね 』だった。
『 例えそうなったとしても、蒼君の寝顔に不満を覚える人類は存在しませんよ 』
との言葉に込められた圧倒的な自信。 大物過ぎて付いていけないと思わされた。
そして、そんな不安を抱え乍らに撮影が始まる事となった。
シンプルな CM だった。 友利さん曰く、CM はシンプルで分かり易い事が大切
なんだとか。 短い時間で正しくメッセージを伝えるにはソレが一番重要らしい。
まぁ、例外もあるらしいけど、分かり易さ重視というのは納得出来る話だと思う。
そういう事で、今回の CM の話。
CM 冒頭はベッドで眠る美倉と、珈琲を淹れる僕との二画面構成でスタートする。
そして珈琲を手に持った僕が、ベッドルームに入ってからは一画面に切り替わり、
第二パートの、眠っている美倉を僕のキスで目覚めさせるシーンへと繋がるのだ。
だけど本当にキスをする訳ではない。 寸前に美倉が目を覚ますという筋書きだ。
がっかり顔の僕と、爽やか笑顔の美倉の対比。 そうしてナレーションが流れる。
『 爽やかな朝の目覚めをもたらす極上の眠りをあなたに・・・モリモトベッド 』
・・・と、なる筈だった。 筈だったけど、熟睡中の美倉は目を覚まさないのだ。
でもカットの声が掛からないのだ。 当然カメラは止まらない。 撮影は継続中。
僕の勝手な判断で、キスの動作を止める訳にはいかないのだ!!!
◇ ◇ ◇
「 あーはははっはぁ! 美倉にベッドの CM なんかやらせちゃあ駄目だわ~!」
五十嵐が大笑いし乍ら、俺の背中をバンバンと叩いて来る。 ちょっとだけ痛い。
基本的に人の失敗を笑う奴ではないけど、今回の失敗はツボに嵌まった様なのだ。
俺が CM 撮影で失敗したのだけど、その内容が如何にも俺らしいものだと云って、
笑いが止まらない状態なのだ。 五十嵐程では無いけど、他の連中にも大受け中。
昂輝なんかは口を手で押さえて、俯くことで隠そうとしているが肩が震えている。
必死で笑いを噛み殺そうとしているのだ。 そこ迄しなくていいからもう笑えよ。
・・・・・・・・・
週末恒例となった、映研全体ミーティングの場で、俺の失敗が笑われているのだ。
映研なのに映画以外の雑談がメインで、全体なのに山田も手島君も不参加だけど。
ともかくそんな場で、俺が笑われる事になっているのだ。
そんなに笑われる様な事をやらかしたのか? という話になるけど微妙だと思う。
ベッドに入って熟睡するという、至極当たり前な事をやってしまっただけなのだ。
ただ、CM 撮影中だったというのが、少し問題になるだけで。
そう・・・少しだけだ。 本当に少し問題になるだけなのだ。
何故ならリテイクが無かったのだから。 撮り直し無しの一発OKだったのだから。
・・・・・・・・・
寝顔がもの凄く可愛いから、コレを没にするのは勿体無い! なんて話になって。
最後に流れるナレーションを変える事になった。
『 恋人のキスよりも、あなたを虜にするのは極上の眠り・・・モリモトベッド 』
・・・とか何とか。
本当にそんなんで良いのか? 適当過ぎないか? クライアントは納得するのか?
と思ったのは・・・目を覚ましたのは、撮影が終了してから 2時間後の事だった。
スタッフは当然撤収済み。 兵庫県にあるモリモトベッド本社工場内製品展示会場
に残っていたのは俺と沢瀬と伊藤と友利姉さん。 それと御機嫌なおっさんの 5人。
その御機嫌なおっさん、俺は初対面だったけど撮影を見に来た社長さんとのこと。
CM の変更も御機嫌おっさんの意向が強く働いたらしい。 寝顔フェチなのかな?
・・・・・・・・・
なんてことはもう済んだ事。 今となっては本当にどうでもいい事。 結果が全て。
ノーリテイクの一発OKという結果が全てなのだ。 キスの後、微笑み乍ら俺の頬
を指つんするという、アドリブを考えた伊藤以外の誰にも迷惑を掛けず、初期案
以上の結果だと御機嫌おっさん、もとい、社長さんが喜んだ結果が全てなのだ。
結果として実害ゼロで済んだので、ミスはミスで無くなったのだ。
・・・うん、そういう事でいいんじゃないかな? 多分だけどね。
製品展示会場 :内に撮影用セットを用意して、ソレをそのまま展示する予定。
俺と沢瀬と :移動用の姉ちゃん号に合わせて、帰路で 4人になる様にです。
真面目な常識人伊藤は元々書き難いキャラだったけど、今回は特に書き難かった。
ホント、何でかな? 基本的に悩む事が無い作者とは性格が違い過ぎるからかな?
とにかく体調不良だけが原因と思えない程、多くの時間が掛かってしまいました。
・・・それはそうと、本話は殆ど伊藤がメインなのにタイトルだけは蒼がメイン。
伊藤メインに相応しいタイトルへの変更も考慮したけど、面倒なので止めました。




