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055_定員オーバー?

漠然と全体の筋を決めて、後は成り行きで肉付けするという執筆方法では

思わぬ展開に巡り会えたりします。 今回はそんなことが多かったですね。

まさかのネタがあれやこれやで復活したり、〇田のモノローグが入ったり。


5/23:おかしな改行になっていたので(おもむろ)にのルビを外しました。

柔道着を(まと)うのは本当に久しぶりになる。 そしてこの道場で取り組み合うのも。

だけど高梁に抑え込まれた記憶は無い。 てか、誰にも抑え込まれた記憶が無い。


俺の最大の得意技が寝技であり、帝山柔道部内では完全に無双状態だったからだ。


その俺が今、高梁に抑え込まれいと必死に抗っている、フリをしている。 何で?


『 はい、蒼君はもっと苦しそうな表情をして下さい! 高梁君はサディスティック

  な笑みを浮かべて貰えますか? いえ、もう少し(くら)(よろこ)びを(にじ)ませて下さい!』


サディスティックとか昏い悦びとか、沢瀬も難しいことを言う。 高梁は素人だぞ。

てか、プロでも結構難しそうな注文じゃね? そういうマニアックな表情なんか?


「 あの・・・沢瀬さん? ちょっとおかしな方向に向かっていそうなんだけど?」


「 問題ありませんよ酒辺さん。 今のシーンは私の趣味で撮っているだけです。

  編集作業を済ませた完成品は、きちんと柔道部のPR動画になっていますから 」


そう、今月半ばから本格解禁になる新入部員勧誘用のPR動画を撮影しているのだ。


・・・・・・・・・


そんな動画撮影で高梁に無理な注文を要求する、沢瀬は相変わらずの困ったさん。


「 沢瀬さんって、こんな人だったかな?」 って感じに高梁も驚いている。


確かに普段の沢瀬は地味子を演じている。 でも体育祭や帝山祭を覚えていたら、

極めてアクティブに自身の欲求を追求する、蛮族の女王こそ本性だろうと判る筈。


・・・・・・・・・


ちなみに現時点で公認されている勧誘方法は、部活掲示板へのポスター貼付(ちょうふ)のみ。

ソレに関しては、去年の大阪府高校柔道選手権大会で撮った写真を使用している。


結構ね、格好良かったよ。 俺以外の皆は。 俺だけどう見ても可愛いだけなの?

おかしいよね? 獰猛な笑みを浮かべていた場面なのに、無邪気に笑ってるのよ?

『 加工はしていませんよ 』 と沢瀬は言ってたし、中根に聞いても同意するんよ。


・・・諦めて受け入れるしかない。 アレが現実なんだと。


まるで玩具を与えられた仔犬の笑顔? あんな顔で抑え込まれた最強君に同情ね。


・・・・・・・・・


俺たちから離れた処で撮影されている帝山№1決定戦に目を遣る。 昂輝対中根。

俺と高梁の馴れ合い・じゃれ合いとはまるで違った、本物の迫力。 THE・柔道。


・・・・・・真剣な表情を見ているだけで胸がざわつく。 もう忘れた筈なのに。


・・・本当に、忘れてしまった筈なのに。


・・・・・・・・・


その熱戦が、二人を囲む多くのスマホで撮影されている。 完成動画が楽しみだ。

上手くいったら去年を超える、多くの入部希望者を期待出来るのではなかろうか?


・・・・・・・・・


折角強豪校の一角を占めるようになったのだ。 次は後継者の育成が必須になる。

その為にはより多くの新人を確保して、互いに切磋琢磨して貰う必要が有るのだ。




   ◇ ◇ ◇




「 可哀想だとは思いますけど、入部希望者をかなり絞り込む必要がありますね 」


打って変わって映画研究部部長の沢瀬から出た言葉は、まさかの削減発言だった。

大会で十分な実績を残し乍らも、部員確保に奔走する柔道部との圧倒的な温度差。


「 ふ~ん、えらいことになっちゃってるんだねぇ?」 資料を確認し乍ら呟く。


今年は勧誘活動を行わない予定だったが、それなのに準備期間中の問い合わせが

50件を超えるという異常事態になっているらしいのだ。 もし全員が入部したら

部室がパンク状態になり、のんびりと昼寝が出来ないという緊急事態が発生する。


「 でもクラブ規定だと、正当な理由が無い限りは入部を制限出来ない筈だよね?

  部室がパンク状態になるなら、空き部屋を都合してくれることになってるし?」


ここでいう正当な理由とは、例えば映研部なら映画に興味が無いとか、他部員への

迷惑行為が予想されるといった、客観的に見てマイナスとなる評価が必要になる。


部を私物化して休憩室に改造、快適性保持の為の選り好みなんか許されないのだ。


・・・・・・・・・


何だろう? 例えるなら公的査察を前に狼狽える私利私欲(まみ)れの特殊法人役員会?


・・・・・・うん、深く考えない方がいいかも知んない。


取り敢えずは部員の大幅増加で予想される、具体的な問題事例を推測してみよう。


・・・推測してみた・・・・・・確かに、マズいと思う。


私物を置く場所が無くなるとか、仲良しクラブ状態を維持したいというのでは正当

な理由にはなり得ない。 俺たちが勝手にサロン化している現状の方が異常なのだ。


ましてや俺の快適な昼寝スペースを確保したいなんて、理由として不当に過ぎる。


・・・過ぎるんだけど、サロンでなくなった映研部には在籍する意味は無いよな?


・・・・・・・・・


そうなる様なら・・・生徒会室を休憩処に改造すればいいかも? 構わないよね?

生徒会室の改造が無理な場合でも、財団代表執務室を学園内に作ることも出来る。

なんといっても、学園理事会から必要な協力は惜しまないと約束されているのだ。


・・・・・・・・・


最悪でも完全な幽霊部員に成ればいい。 そんな結論に至った俺は緊急部会を気楽

に過ごすことにした。 そんなのんびりモードの俺と裏腹に会議は白熱している。


誰だって、気分次第で好き勝手が出来る快適空間を維持したいのだ。 多分だけど。




   ◇ ◇ ◇




「 伊藤先輩に第二映研部を立ち上げて頂き、そちらで引き取って貰いましょう 」

「 仁宮ちゃん、それは無理よ。 第一か第二かの自由選択権は侵害出来ないわ 」


しれっと伊藤の排除を試みる仁宮さん。 彼女は本当に伊藤に厳しいなぁ、何で?

そんで五十嵐が正論で返す。 正論はらしくないけど、相手思いはらしい反応だ。


・・・でもさ、五十嵐も何気に伊藤をディスってはないだろうか?

だって侵害出来ない権利って、伊藤を選ばない権利ってことだろ?


・・・・・・・・・


二年連続ミスター帝山、イケメンなのに伊藤の扱いが酷いと思われる件。 余裕か

諦観か判らない笑みを浮かべている伊藤。 こいつ、一体何をやらかしたんだろ?


・・・・・・・・・


まさか・・・トイレで発情する変態性癖を、女子に知られてしまったのだろうか⁉


そう・・・アレは去年の帝山祭の夜だった。 伊藤がトイレで発情する変態性癖を

俺にカミングアウトしたのだ! 昂輝は二人きりになったからだと言ってたけど、

よくよく考えたら、教室を出てからトイレ迄ずっと俺たちは二人きりだったのだ!


・・・・・・・・・


トイレに入る迄の伊藤は、軽い無駄話で場を和ませようとする、いつも通りの伊藤

だったのだ! トイレに入った途端に豹変したのだ!! だから昂輝の推論は外れ。


いや、今となっては昂輝の推論なんかどうでもいい。 問題は伊藤の性癖が女子に

知られているかも知れないという事だ。 どんなルートで知られたのかという事だ。


・・・俺は昂輝にしか話していない。 つまり伊藤の性癖を知るのは、本人と俺と

昂輝の三人だけ。 情報を漏らすとしたらこの三人しかない。 昂輝の口の堅さは

折り紙付きだから可能性はゼロだろう。 可能性が最も高いと思われるのが俺だ。

俺自身が無自覚なだけで、実は寝言癖が有るという可能性だ。 ならば漏れ放題。


・・・・・・・・・


あと、極めて低いだろうけど伊藤本人が漏らす可能性。 自ら望んで歪んだ性癖を

披露する性格破綻者という可能性もゼロとは断言出来ない。 断言したい処だが、

トイレで発情する奴なのだ! 他にどんな変態性を有していても不思議ではない!


それ以外は、本当に気が利くいい奴なのになぁ。 背も高いし。 勿体ないよね?


・・・ということで容疑濃厚な俺の寝言癖と、希薄な伊藤の露出癖。 二つに一つ!


・・・・・・・・・


何か見落としている様な気がする? 気のせいかな? でも気になる? 決定的な

見落としがある様な気がするんよ? なんというかコレだけは駄目って可能性が?


・・・・・・ あった! コレだけは絶対に駄目だという可能性が残されていた!




   ◇ ◇ ◇




相変わらず面白い奴だ。 沢瀬に呼び出された映研部緊急会合の場で、俺はそんな

ことを考えている。 沢瀬の隣に座る馬鹿みたいに可愛らしい謎生物を眺めながら。


話を聞いているのかいないのか? 実に可愛らしい百面相を披露してくれている。


・・・本当に同じ高校生、同じ男子とは思えない可愛らしさだ。 見た目だけは。

中身は見た目とのギャップが激しい、純粋で素直で冷徹で底の知れない怪物だが。


・・・・・・・・・


その怪物を見るのは存外楽しい。 思考が読めなくて予想外の言動が見れるから。


本当にこいつの思考は読めない。 まるで何も考えていない子供かと思える程に。


それなのに絶対に敵にしてはいけないと感じさせる怖さが有る。 本当に面白い。


・・・・・・・・・


ところで、俺が映研部室に呼び出された理由。 緊急会合の議題。 そして目的。


会合の目的は至ってシンプルだ。 増え過ぎることが予想される新入部員を如何に

して抑制するか? 目的はシンプルだが実際に対応するとなると難しい。 現状が

対応を難しくさせている。 何でも有りで、来る者を拒まなかった現状が、新たに

加わりたいと希望する者を拒む道理を、拒めるだけの名分を失わせているからだ。


・・・・・・・・・


・・・それに関しては俺にも責任がある。 映研に畑造りを持ち込み、ゲーム狂い

を引き込んだ俺は明らかに戦犯のひとりだ。 しかもこいつには借りが出来る予定

まである。 こいつが私財を投じて創り上げた奨学金制度を遣わせて貰う予定が。


そのおかげで自分の事しか考えない、自分の欲求を満たすことにしか関心が無い、

そんな両親から早く独立する機会と資金が手に入る。 この借りは相当にデカい。


有効な意見の一つも提案したいところだが。 『 ・・・先輩は何かありますか?』


沢瀬に代わって場を仕切っていた仁宮が俺を指名した。 先ずは上級生全員の意見

を求めるという事か? 藤堂も伊藤も五十嵐も、性格通りの面白味にも有効性にも

乏しい意見だったが、俺だって似たり寄ったりになる。 条件が詰んでいるのだ。


「 映画作りにも畑造りにも体力が必要になる。 体力試験と称してキャンプを

  実施出来れば、かなりの数迄絞り込むことが可能だが、問題は整合性だな?」


だからこんな感じの有効性に乏しい意見しか思い付かない。 部内の誰もが映画を

作っている訳でなく、体力に優れている訳でもない。 つまり試験に正当性が無い。


『 それも無理が有るよね? 体力試験なんかあったら俺も江澄さんも失格だよ。

  そもそも試験で足切りしようと考えるのが無茶なんだ。 明確な基準が無い

  ままに集まった集団、ただ成行きで一つになっただけの寄せ集めなんだから 』


部員数の増加で最も不利益を受けるだろう本人が、他の誰より正当性に拘るのだ。

試験という能動的調整が出来ない以上、新入部員数の調整なんか出来る筈がない。


・・・・・・・・・


この場で唯一クラブ規約を変更出来得るこいつが、この場で最もルールの穴を突く

悪知恵に長けたこいつが、誰よりもルールに厳格で自己の利益を優先しないのだ。


『 増えるものは仕方ないよ。 制限が出来ない以上、最適な対応をするしかない 』


既に覚悟を決めているようだ。 こいつなりの考えが有るのだろうから、これ以上

口出しする必要は無いだろう。 こいつには生徒会室に逃げ込む手もあるからな。


・・・・・・・・・


となると最大の被害者は江澄か? この人見知りには辛い状況になるだろうが、

壁を造ってゲームエリアを隔離すればいいかも知れない? だが問題は沢瀬だ。


この手段を選ばない美倉狂いが、大人しく愛の巣の崩壊を見過ごすとは思えない。

あの優しそうな笑顔の奥に、間違いなく陰湿な企みが潜んでいる筈だ。 面白い!


この女も酷い我儘で・・・そして、相当に面白い。




   ◇ ◇ ◇




結局誰からも有効な提案が出されることは無かった。 当然といえば当然の結果。

来る者は拒まずだった基本方針を、正当な根拠もなく変えることは容易ではない。

実質私物化しているとはいえ、部活動は私物ではなくて学園の共有物なのだから。


ただ気になるのは沢瀬の沈黙。 腹案を用意せずに会議を開く馬鹿じゃ無いのに、

最後まで聞くことに徹しているのは、多分腹案そのものに問題が有るからだろう。


・・・・・・・・・


だから前以て討論させているのだ。 手詰まりである現状を皆に認識させる為に。

そうした上でえげつない腹案を認めさせようとしているのだ。 多分そんなとこ。



・・・・・・話し声が少なくなって来た。 いよいよ沢瀬が口を開く場面だろう。

そう思い沢瀬を見る。 それは俺だけでない。 昂輝に伊藤、山田迄が沢瀬に注目

する。 仁宮さんもコレを予想していたのだろう。 沢瀬に向かって相槌を打つ。




はあっ・・・一体、何を言い出すのやら。




   ◇ ◇ ◇




勧誘解禁初日の第二会議室、俺たちは入部希望者を集めての説明会を行っている。

ごく普通に希望者全員を集めて。 沢瀬オーラで威圧することも、機材を抱えての

校庭20周ランニングを強制することも無く、本当に何の制限を設けることも無く。


あの日沢瀬が口にしたのは、『 全員を集めて説明会を開きます 』 の一言だった。

誰もが意図を測りかねて困惑した。 そして入部資格の説明会だろうかと考えた。


・・・・・・・・・


だが実際にここで行われているのは、映画研究部としての活動内容の説明と、付帯

する二つの特別班の存在と活動内容。 それらを優しく丁寧に説明してるだけだ。


なんというかね・・・歓迎ムード一色なんだよ?


・・・・・・・・・


調教した後、忠実・安価な労働力として扱き使おうとでも考えているのだろうか?


等という、馬鹿げた光景が頭に浮かんだりする。


流石にソレだけは無いと考えたいのだが、他に歓迎する理由が思い付かないのだ。

何よりも沢瀬は初期の目標を忘れたり、諦めたりする様な軟弱な奴ではないのだ。


・・・絶対に裏がある! 何かを企んでいる!!


確信ともいえる予感に不安を感じていたが、何事もないままに最後の時を迎えた。


「 ・・・内容の説明は以上です。 長い時間お付き合い頂き有難うございました。

  それでは解散前に活動内容以外のお話もしておこうかと思います。 仁宮さん 」


沢瀬の声に合わせて仁宮さんが立ち上がる。 そして静かに会議室を出て行った。


「 これからは課外活動ともいえるお茶会の開始です。 映研部では常にお茶と

  お菓子が用意されていて、殆ど毎日のようにお茶会が行われているのですよ。

  それを本日お集まり頂いた皆さんにも、是非体験して頂こうかと考えました 」


暫くして仁宮さんを先頭に、手に手にトレーを持った映研部一同が入場して来た。

トレーに載っているのは珈琲だったり紅茶だったり、手作りのお菓子だったりだ。


「 事前アンケートに基づいて整理カードを色分けしてあります。 白が紅茶で

  赤が珈琲ですから間違えない様に配って下さいね。 新入生の皆さんも変更

  を希望される場合は遠慮なく申し出て下さい。 直ぐに淹れ直しますので 」


確かにお茶会の紹介も必要だな。 なんとなれば、お茶の時間こそが映研部の主題

と呼べるものなのだから。 考えてみたら本当におかしな部活だな。 帝山映研。


だけど、お茶会迄催すなんて完全に歓迎状態ではないか⁉ いいのか? それで?

・・・俺の前にも珈琲とお菓子が置かれた。 特別な日なのでお菓子も豪華版だ。


「 お茶会には殆どの場合で、私たちの手作りお菓子を用意しています。 お配り

  したうちのクッキーは私が、チョコレートは隣の蒼君が手作りしたものです 」


そうなのだ。 豪華特別版にするという事で、俺もチョコ作りを依頼されたのだ。

勿論試食済みなので味は折り紙付き。 見た目もオリジナリティが有って面白い。

そんなチョコを口に放り込む。 うん、美味しい! 沢瀬もチョコににっこりだ。


手作りと聞いて警戒していた一年生も、俺たちが美味しそうに食べたのを見て安心

したのだろう。 恐る恐るといった感じに、皆が食べ始めた。 美味しいでしょ?



そんな感じで和気あいあいとしたお茶会。 いい雰囲気だけどホントにいいのか⁉



・・・・・・・・・



そんなことを思った・・・場の緊張が(ほぐ)れて来た頃合い、徐に沢瀬の口が開いた。


「 蒼君の創作チョコは美味しいだけでなく、栄養価にも優れているのですよ。

  少しばかり珍しい材料を使っていまして、その材料は何かというと・・・ 」




   ◇ ◇ ◇




五十人近く集まった入部希望者だったが、実際に入部したのは僅か三人だった。

何でそんなに減ったのかはまるで判んないけど、案外それが普通かも知んない。

説明会で活動内容の地味さが周知された結果だろう。 商業映画とは違うのだ。


つまりは ”案ずるより産むが易し” という事だったのだ。


考えてみれば当然だった。 学生映画で超大作SF映画なんか作れる筈は無いのだ!

200億円ぐらいの予算なら用意出来ても、制作に必要な時間が確保出来ないのだ。


そんなことを口にした。 肯定したのは沢瀬と田辺とにやこたの四人で、五十嵐と

昂輝には大きなため息を吐かれた。 伊藤と山田は苦笑い。 何故か江澄さんには

酷く驚かれた。 用意出来る予算に驚かれた? 制作期間? どうでもいいけど?




部員数が増え過ぎなかった事よりも安心したのが、伊藤の性癖情報リーク事件だ。


伊藤が俺以外の奴を襲ったかも知れないという可能性は、本人により否定された。


それには安心したが、リーク原因は不明なままだ。 やはり俺の寝言だろうか?


・・・・・・・・・


そんな不安を昂輝が否定した。 にやこたたちの伊藤に対する当たりの厳しさは、

別の理由に()るものだと聞かされた。 その理由は俺が知らなくても問題無いと。


・・・・・・・・・


伊藤に聞いても同意されたから、考えることを止めにした。 多分俺には無縁な、

イケメンならではの誤解が原因だと思ったからだ。 チクショー、イケメン死ね!

トイレで発情 :028を参照。 蒼はまだこんなことを考えているんですよ。


その材料は  :049を参照。 ある意味最終手段かも?

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