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翌日、とりあえずしなければならない洗濯や掃除、食事の用意を終わらせてからゲームにログインをした。
今はまだ暇だからって食っちゃ寝ばっかりしてないわ!!!
ま、ゲーム最優先だけど。
私は昨日までアビス・コードが拠点としていた海上都市「ガレオン」に戻った。
ここは周りを海に囲まれた都市で、漁業が盛んである。
ギルド案内所でクエストを探すと、だいたいが海の魔物退治か海産物の納品だ。
私は採取には不向きなので退治のクエストを探すと、クラーケンやシーサーペントのギルド向け討伐クエストがあった。現在の私はギルドに属していないので、とてもじゃないが一人では無理だ。他にはないかと探していると、
「姉さん!!このクラーケン討伐どうっすか??」
「あら、焼いたら美味そうね!!」
「イカか。イカ飯はイカがでかすぎてできないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラーケンを食べる方向で考えているんですか、あんたたちは!!
そう、ログアウト前に見かけたありえない名前のギルドの3人だった。
ここは中級の中ランクの街だ。始まりの町で燻っていたギルドが受けてもいいクエストではない。クラーケンのランクは70。中級の上ランクギルドでやっと倒せる魔物だ。中級の上ランクは70~99。100以上は上級になる。上級には限りがない。怖いくらいにだ。だから、自分の力量を誤る者が出てくる。
それで幾人のプレイヤーが再起不能になったことか。自分の力量を知ってこそのクエストであり討伐だ。
死んでは面白くない。ギリギリでも勝てる方が楽しいに決まっている。負けてたまるか!!
それなのにこの3人は自分たちの「力量以上」の獲物に手を出そうとしている。
ここは止めるべきなのだろうが、私は動かない。
一度失敗して学べばよい。再起不能になっても自業自得だ。親切は時に身を滅ぼしかねない。
私はこのゲームでそれをすでに学んでいる。
「あら、討伐したクラーケンはギルド案内所で捌いてくれるらしいわ」
「じゃ、そのあとはBBQですね!」
「では、一仕事するか」
とりあえず、この3人の動きを見ておこう。
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