マッサージ行くのって、ちょっと恥ずかしいよね
見てね。
毎日投稿はやめるかもしんないっす。まだだいぶ早いけど。
新作に期待しててね。あと数日分は大丈夫だから
「あのさ、おじさん魔王なんだっけ?」
「いや、そうなんすよ」
俺は、信じられないくらいふかふかなベッドの上。
天国かな、いや、死んでないわ。なんつって。
いや、天国ですよ。これマジで天国ですよ!!
「結構、固いね〜〜」
「いや、頑固親父ですから、なんつって」
「おじさん、おもしろ〜〜い」
って、
「おい、なんやねんこれっ!!!」
僕はベッドから起き上がる。
「あれ、おじさんいいの?」
ベッドから下りると、彼女との身長差も歴然となる。
また勇者が来たと思って玉座で待っていたら、つけまアイシャドウ、その他諸々の化学薬品まみれの女が来て、「マッサージをしてくれる」だと。
いや、もう少しやってもらえばよかったかな?
「キミ、勇者じゃないの?」
まあ、女性の勇者というのを見たことはないけど、今は多様性の時代という。
魔王の時代が終わって、多様性の時代が訪れたのだ。
「私、勇者なんかじゃないよ〜。そっちの人」
僕はこのサイエンス女の指さす方向を見てみると、確かにいつもよく見かける鎧を着た兄ちゃんが、背中曲げながらぼっと立っていた。
「そのさ、勇者と戦う前と戦ってからの二回やってあげれば、おじさんも喜ぶかなって思ったんだよ」
「あ、終わったあともやってくれるの?」
それは、非常に嬉しい。
最近は、寝ても疲れが取れない。寝るよりは、先程のマッサージをやってもらう方がよっぽど疲れが取れるだろう。
だがしかし、こんな女なのだ。
この、外見棺桶半身浴女にマッサージをしてもらっているところを見られたら、「魔王ってこんな感じの女の子が好きなんだ、なんか意外」とか言われることになってしまう。
「その、キミは、戦いたいの?」
僕は勇者に尋ねる。
「あ、俺彼女についてきただけなんで、別に、大丈夫ですよ、どっちでも」
しかし、やってもらうならせっかくだから戦っておきたい、とも思わなくもない。
しかし、やはりこの顔面ねじれ女にマッサージをやってもらうとなると、「うわ、こういうのが好きってちょっと引くわ〜」と正統派女子に嫌われてしまう可能性がある。
がしかし、この抗えない老化による痛み。
なんとかしなければいけない。
「・・・・・クソ、どうすれば、僕は、どうすればいいんだ!!!!」
天使)腰も肩も限界なんだし、やってもらいなよ!
悪魔)おいおい、そんなことしてもらっていいのか?あんな女を好きだと勘違い
される屈辱はデカいぞ!!
天魔)おいおい、腰も肩も限界なのは事実じゃないか。そんなことを言うなら、キミがどうにかしてくれよ。
悪魔)は?なんで俺がそんなことをしなければいけないんだよ。こいつの体の問題だろ?
悪使)じゃあ、俺がやってやる。どうなっても知らんぞ!!
TE◯GA) ペチャペチャペチャペチャペチャペチャ!!!
天使)でも、体は限界なんじゃないの?名誉なんかいいから、やってもらうべきだよ。
悪魔)は?お前は黙れや、ボケゴミ。お前の下心はスケスケなんだよ。若ければいいんだろ?
天魔)そうだそうだ!!若けりゃいいんだろ?俺は違う。嫌だ。
TE◯GA)ペチャペチャペチャペチャペチャ、ペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャ!!!
「あの、お願いします!!」
僕は、再びベッドに寝転んだ。
「じゃあ、先に俺と戦ってもらって」
ああ、そうだ。ちゃちゃっと済まそう。
「僕魔王だよ、はい、人間なんかくたばっちまえ!!」
僕は勇者の足の骨を折った。
「痛い!!!!」
「お願いします!!」
すぐにベッドに滑り込む。
「じゃあ、行くよ。それにしても、本当に固いね、おじさん」
「いやいや、若い子にそうやって言ってもらえるなんてね、嬉しいよ」
「別に、褒めてないし〜〜」
そうして、僕は全身くまなくほぐしてもらった。
あ、もう全然違うわ。
天使の羽生えるとかそんなレベルじゃないわこれ。
「おじさん、体の調子どう?」
「いや、ありがとうね。もう、元気だよ」
勇者が立ち上がる。
そして、顔面デストラクション女と一緒に帰っていった。
それにしても、実に素晴らしい。
こんなに快適なのは、一体いつぶりだろうか。
僕は、なんとなくその場でシャドーボクシングをしてみた。
ビュッ、ビュッビュッ、フュっフュ、
明らかに、体のキレがいい。
「よし、これで魔王のお仕事頑張っちゃうぞ!!!!」
天使)おい、だっせえぞこいつ。一人だからってシャドーボクシングして、だっせええwww
悪魔)本当に、クソだせえ!!!何やってんだよ、おっさんがよお。
天魔)ギャハハハ、調子乗りすぎだろ!!ギャルにマッサージしてもらって、そんなに嬉しかったのかよ!!
悪使)どうせ、明日には筋肉痛で動けなくなってるだろ!!ざまあみろ!!
TE◯GA)ぺぺっぺぺぺぺチャペチャペチャペチャペチャ、ペッペペチャ、ペチャペチャ、ぺぺぺぺぺ、ペッペチャペチャペチャwwww
日本国憲法)第十条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。
〔基本的人権〕
天使)おい、誰か見てるかもよ、いいのか?おい、ほら、やってみろよ!!
日本国憲法)第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
おい、お前らうるさいねん!!
僕はこれでいいんだって。別に、久しぶりに調子いいんだから、いいじゃん!!
邪魔しないでくれよ。
そういって、僕は寝室に戻った。
部屋には相変わらずセバスが掃除をして待機していた。
「どうだい?就職の方は、」
するとセバスは、「いや、それはそのですね、」と手をスリスリとし始めた。
ああ、こりゃあかん。
「あの、僕これから寝るんだけど、ちゃんと就職の準備してよね。じゃあ、おやすみ」
「あ、ちょっと!!」
とりあえず、朝起きたら激痛が走る、なんてことがありませんように。
また見てね




