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7/8

マッサージ行くのって、ちょっと恥ずかしいよね

見てね。

毎日投稿はやめるかもしんないっす。まだだいぶ早いけど。

新作に期待しててね。あと数日分は大丈夫だから

「あのさ、おじさん魔王なんだっけ?」


「いや、そうなんすよ」


 俺は、信じられないくらいふかふかなベッドの上。

 天国かな、いや、死んでないわ。なんつって。

 いや、天国ですよ。これマジで天国ですよ!!


「結構、固いね〜〜」


「いや、頑固親父ですから、なんつって」


「おじさん、おもしろ〜〜い」


 って、


「おい、なんやねんこれっ!!!」


 僕はベッドから起き上がる。


「あれ、おじさんいいの?」


 ベッドから下りると、彼女との身長差も歴然となる。

 また勇者が来たと思って玉座で待っていたら、つけまアイシャドウ、その他諸々の化学薬品まみれの女が来て、「マッサージをしてくれる」だと。

 いや、もう少しやってもらえばよかったかな?


「キミ、勇者じゃないの?」


 まあ、女性の勇者というのを見たことはないけど、今は多様性の時代という。

 魔王の時代が終わって、多様性の時代が訪れたのだ。


「私、勇者なんかじゃないよ〜。そっちの人」


 僕はこのサイエンス女の指さす方向を見てみると、確かにいつもよく見かける鎧を着た兄ちゃんが、背中曲げながらぼっと立っていた。


「そのさ、勇者と戦う前と戦ってからの二回やってあげれば、おじさんも喜ぶかなって思ったんだよ」


「あ、終わったあともやってくれるの?」


 それは、非常に嬉しい。

 最近は、寝ても疲れが取れない。寝るよりは、先程のマッサージをやってもらう方がよっぽど疲れが取れるだろう。

 だがしかし、こんな女なのだ。

 この、外見棺桶半身浴女にマッサージをしてもらっているところを見られたら、「魔王ってこんな感じの女の子が好きなんだ、なんか意外」とか言われることになってしまう。


「その、キミは、戦いたいの?」


 僕は勇者に尋ねる。


「あ、俺彼女についてきただけなんで、別に、大丈夫ですよ、どっちでも」


 しかし、やってもらうならせっかくだから戦っておきたい、とも思わなくもない。

 しかし、やはりこの顔面ねじれ女にマッサージをやってもらうとなると、「うわ、こういうのが好きってちょっと引くわ〜」と正統派女子に嫌われてしまう可能性がある。

 がしかし、この抗えない老化による痛み。

 なんとかしなければいけない。


「・・・・・クソ、どうすれば、僕は、どうすればいいんだ!!!!」


天使)腰も肩も限界なんだし、やってもらいなよ!


悪魔)おいおい、そんなことしてもらっていいのか?あんな女を好きだと勘違い

される屈辱はデカいぞ!!


天魔)おいおい、腰も肩も限界なのは事実じゃないか。そんなことを言うなら、キミがどうにかしてくれよ。


悪魔)は?なんで俺がそんなことをしなければいけないんだよ。こいつの体の問題だろ?


悪使)じゃあ、俺がやってやる。どうなっても知らんぞ!!


TE◯GA) ペチャペチャペチャペチャペチャペチャ!!!


天使)でも、体は限界なんじゃないの?名誉なんかいいから、やってもらうべきだよ。


悪魔)は?お前は黙れや、ボケゴミ。お前の下心はスケスケなんだよ。若ければいいんだろ?


天魔)そうだそうだ!!若けりゃいいんだろ?俺は違う。嫌だ。


TE◯GA)ペチャペチャペチャペチャペチャ、ペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャペチャ!!!




「あの、お願いします!!」


 僕は、再びベッドに寝転んだ。


「じゃあ、先に俺と戦ってもらって」


 ああ、そうだ。ちゃちゃっと済まそう。


「僕魔王だよ、はい、人間なんかくたばっちまえ!!」


 僕は勇者の足の骨を折った。


「痛い!!!!」


「お願いします!!」


 すぐにベッドに滑り込む。


「じゃあ、行くよ。それにしても、本当に固いね、おじさん」


「いやいや、若い子にそうやって言ってもらえるなんてね、嬉しいよ」


「別に、褒めてないし〜〜」


 そうして、僕は全身くまなくほぐしてもらった。

 あ、もう全然違うわ。

 天使の羽生えるとかそんなレベルじゃないわこれ。


「おじさん、体の調子どう?」


「いや、ありがとうね。もう、元気だよ」


 勇者が立ち上がる。

 そして、顔面デストラクション女と一緒に帰っていった。

 それにしても、実に素晴らしい。

 こんなに快適なのは、一体いつぶりだろうか。

 僕は、なんとなくその場でシャドーボクシングをしてみた。

 ビュッ、ビュッビュッ、フュっフュ、

 明らかに、体のキレがいい。


「よし、これで魔王のお仕事頑張っちゃうぞ!!!!」



天使)おい、だっせえぞこいつ。一人だからってシャドーボクシングして、だっせええwww


悪魔)本当に、クソだせえ!!!何やってんだよ、おっさんがよお。


天魔)ギャハハハ、調子乗りすぎだろ!!ギャルにマッサージしてもらって、そんなに嬉しかったのかよ!!


悪使)どうせ、明日には筋肉痛で動けなくなってるだろ!!ざまあみろ!!


TE◯GA)ぺぺっぺぺぺぺチャペチャペチャペチャペチャ、ペッペペチャ、ペチャペチャ、ぺぺぺぺぺ、ペッペチャペチャペチャwwww


日本国憲法)第十条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める。

〔基本的人権〕


天使)おい、誰か見てるかもよ、いいのか?おい、ほら、やってみろよ!!


日本国憲法)第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕

第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。







おい、お前らうるさいねん!!

僕はこれでいいんだって。別に、久しぶりに調子いいんだから、いいじゃん!!

邪魔しないでくれよ。

そういって、僕は寝室に戻った。


部屋には相変わらずセバスが掃除をして待機していた。


「どうだい?就職の方は、」


するとセバスは、「いや、それはそのですね、」と手をスリスリとし始めた。

ああ、こりゃあかん。


「あの、僕これから寝るんだけど、ちゃんと就職の準備してよね。じゃあ、おやすみ」

 

「あ、ちょっと!!」


とりあえず、朝起きたら激痛が走る、なんてことがありませんように。


また見てね

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