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ししおどしの使い方を知ってる人はどのぐらいいるのだろうか

宇治山「ここが庭園か」

ヴェンチャーネ「そうよ」

ヴェンチャーネはリモコンボタンを押して、門を閉めた。

宇治山「それで先に行ってくれ。」

ヴェンチャーネ「わかってるよ」

ヴェンチャーネは先に歩いた。

宇治山「こっち......え?そんな狭い場所通るの?」

ヴェンチャーネ「ここは本来回り道なんだけど、ここがショートカットになるのよ、本当なら少し傾斜があってその傾斜に沿うような形でグルグルと道があるけど、毎回そこ通るのって面倒だと思わない?」

宇治山「確かに毎回は疲れるわ。」

ヴェンチャーネ「だからこの近道はしっかりと覚えておいた方がいいわ。」

宇治山「でも、似たような景色だから、覚えることが難しいわ。」

ヴェンチャーネ「あ、ここを少し左に曲がると庭園内を回る川があるから、そこをちょっとしたミニボートでゆっくりと回ることも出来るわ。今度庭園を川から眺めるっていうのも楽しいとは思わない?」

宇治山「それは楽しそうだけど濡れないか?」

ヴェンチャーネ「あーそれはそうね、一応カッパも備え付けでボートにセッティングされているけどね、後シートベルトもあるそうよ。」

宇治山「なんか、滝とかから落ちるタイプのボートな気がするんだけど、遊園地にあるタイプの。」

ヴェンチャーネ「流石にそれはないから安心なさい、滝なら別にあるけど。」

宇治山「やっぱり滝はあるのか。」

ヴェンチャーネ「あとししおどしもあるわ」

宇治山「ししおどしって風情あるよなぁ」

ヴェンチャーネ「ししおどしってあなたの世界だと、確か鹿を脅かす道具って聞いたわよ」

宇治山「えっ、それ初耳。」

ヴェンチャーネ「あなたの世界の知識をあなたよりも私の方が詳しいってもうどっちが転生者か分からないわよ。」

宇治山「これだと、ヴェンチャーネはいくつもの世界を渡り歩いてきた転生者って感じになるね。」

ヴェンチャーネ「まぁ私は転生者ということではないんだけどね。」

宇治山「それは分かるよ」

ヴェンチャーネ「私、いつもここ来てるから、流石にもう見慣れてしまったのよ、和風も十分見慣れてしまって、もはや風情も何も感じることが出来なくなったわ」

宇治山「和風ばかりを摂取してしまってるんだろう、和風ばかりだと、大変だと思うわ。」

ヴェンチャーネ「でも、ジャラニャスからそんなことを聞いたことはないわ」

宇治山「多分もう慣れてるからだろ、見慣れてるから風情を感じなくなるのはいわゆる和風の中だるみと聞いたことがある、この中だるみを抜けて新しい事へと成長出来る事が出来ると思うぞ。」

ヴェンチャーネ「なるほど、私が思っていたより奥が深いのね」

宇治山「うんうん」(よく知らないから適当に答えただけなんだけどなぁ)

ヴェンチャーネ「今度ジャラニャスにその辺を聞いてみるわ」

宇治山「大丈夫じゃないか?ジャラニャスにわざわざ聞く必要なさそうだけど。」(ヴェンチャーネを脅すやつだ、適当言ったら何か怒られるような気がするんだけど、何か脅されそうな気配がするわ)

ヴェンチャーネ「何か冷や汗かいてない?」(あぁ、多分適当言ってたんだな、別に私はいいから言わなくてもいいかな)

宇治山「かいてないぞ」(ばれてないよなー?そうだよなー?安心できるかー?)

ヴェンチャーネ「うーん、わかったわ」

(二人のなんか書きましたけど、結局この話し合いは二人の考えとか、それでも出来ないというか、なんというか、この話し合いは意味なし伏線では無いです、結局ジャラニャスには話しません。)

ヴェンチャーネ「もうそろそろ着くわ。」

宇治山「そろそろかぁ」

ヴェンチャーネ「あそこだわ。」

目の前にはイメージ通りの和風屋敷が広がっている。

宇治山「周りの庭園も合わさって、雰囲気はいいな。」

ヴェンチャーネ「ここにも、インターホンがあるから押すわね。」

ヴェンチャーネはインターホンを押した

ヴェンチャーネ「ジャラニャスー、着いたわよー。」

ドアが空いた、すると中から女子が出てきた。

ジャラニャス「なにー?ヴェンチャーネー?......ってその男だれ?まさかヴェンチャーネ、ついに彼氏が出来て、未だに彼氏がいない私に対して自慢しに来たの?性格悪いね。」

宇治山「......うわ。」

ヴェンチャーネ「違うわよー、こいつは、この間転生した転生者なのよ、隣の家に引っ越したわ、隣の家っていっても、裏の方に回らないといけないけどね、後でしばいていい?」

ジャラニャス「シバくのはだめよ、裏って、結構距離あったでしょ、歩き疲れとかしてない?」

宇治山「あれ?意外と優しい?」

ジャラニャス「意外とってなによ?まさかヴェンチャーネ、何か変な入れ知恵とかしてないかしら?」

ヴェンチャーネ「いやー、してないわよー、私があなたに脅されたって事しか話してないわよー。」

ジャラニャス「そういうのを入れ知恵っていうのよ、余計なことはしないでくれるかしら。」

宇治山「ええっと......確か親友的な感じだと思ってたけど、なんか親友の証的なのがあるって聞いていたんだけどなんかそうでもなさそう......」

ジャラニャス「親友の証?あぁ、あれについてね。私たちはちゃんと親友よ」

そういいつつ、ジャラニャスはヴェンチャーネに根性焼きをしている。

ヴェンチャーネ「ええ、とても仲がいいわ、あの時他にも色々話をしたでしょう、ここに来るまでの間に。」

ヴェンチャーネはジャラニャスの足を両足ともに踏んでいる。

宇治山「あぁ、仲がいいね。」

宇治山はとりあえずその場をごまかすことにした。

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