雑談って止まらない
宇治山「とりあえず200m程は進んだかな。」
ヴェンチャーネ「あっという間ね。」
宇治山「なんかこうやって雑談してるだけでも、いつの間にか来るわ。」
ヴェンチャーネ「そうね、それはそうとして、色々雑談したわね、ゆっくりともうスローな感じに見えるのだけど」
宇治山「そうだ、この世界にテレビ的なのがあるのなら、後でその番組とか見てみたいな。」
ヴェンチャーネ「ちゃんとテレビ的なのもあるわ、使用方法もそっちの方と似ているわ、ほぼ同じと言っていいわ、そっちの世界だってそれぞれの世界で、使用方法が会社ごとに違ったりするでしょう、そういう感じで、ちょっと仕様が変わっていたりすることもあるけど別に覚えたりするのは大丈夫だと思うわ。」
宇治山「そうか、こっちの世界でオススメの番組って何かあるのか?」
ヴェンチャーネ「そっちだと、85チャンネルの、[雑談ショータイム!12時間丸ごとトーク!]って番組があるわ」
宇治山「85って、まさかあのゲーム機みたいにボタンが沢山あるのか?」
ヴェンチャーネ「さすがにそれはないわ、ちょっと仕様が違うのはボタンを押してその後に確定ボタンを押せば変わるわ、それでチャンネル数が指定できるから、相当チャンネル数は多いわね、85チャンネルは人気の事務所が買い取ったやつよ。この世界だとテレビチャンネル自体は意外と簡単に買えるから、10万あれば十分買えるわ、それでその事務所の人間がトークをしてるのよ、12時間、それで24時間やってるの、前半12時間は事務所所属芸能人のトーク、後半12時間は事務所所属のスタッフや配信者のラジオ感覚のトークよ、因みに人気トークとかは後でまとめてDVDとかで収録されてるわ、特に一般スタッフノブリックの学生時代トークはよく収録されているわ。」
宇治山「そうなんだ、学生時代トークって青春なのかなぁ、一般スタッフでも、これだと名物スタッフだな。」
ヴェンチャーネ「そうよ、私のお気に入りよ、8巻の[人形屋敷に住んでた先生]はとても怖かったし、27巻の[ダムで知り合ったヨーマくん]は泣けたし、52巻の[ジャンケン王の屈辱]は最高に笑えたわ。」
宇治山「後で貸してくれ、それで聞きたいんだけど、初心者向けのものはないか?」
ヴェンチャーネ「初心者向けは、5巻で、音響スタッフのかヤブネがした[定規学という謎システム]、29巻で所属タレントがした、[匍匐前進山登りチャレンジ]の話、73巻で、番組ディレクターの話した[滑り王500連発地獄ショーを振り返る]がおすすめよ」
宇治山「そんなに出てるなんて、話す題材が多いんだね。」
ヴェンチャーネ「しかも、番組が12時間あるから、DVDも色々な話を12時間分収録しているわ。」
宇治山「12時間もかぁ」
ヴェンチャーネ「怖い話特集、面白い話特集、滑った話特集、感動する話特集なんかもあるわ。」
宇治山「本当に多いね」
ヴェンチャーネ「本当に人気だから、私も話を覚えようとして何個か暗記したのよ、いや全部暗記してるわ、お菓子にして。」
宇治山「そうなのか」
ヴェンチャーネ「1000巻が先日出たみたいで、何と一巻12時間だから、12000時間分もあるわ」
宇治山「何年分も続いているのかそれ」
ヴェンチャーネ「いや、12000時間だとまだ少ないわね、24に365をかけると、8760時間だから一年は経っているけど、二年は経っていないわね。」
宇治山「凄いな、本当に。」
ヴェンチャーネ「毎日やってるからね24時間分」
宇治山「そんなに働いて、ブラックじゃないのか?」
ヴェンチャーネ「毎回出てる人や担当スタッフが違うのよ、その事務所は所属タレントや、担当スタッフがあまりにも多いから、まだこんなにやって全員登場出来ていないみたいよ、特に新米タレントや新米スタッフが入ると、話すことを頼まれたりして新人の試練とされていて、新人スペシャルということで、何とその新人の話で続けた回がそれなりにあるのよ、DVDだと、なんと10巻分がそれに該当するのよ、いやー、滑る話が多かったわ。」
宇治山「120時間か、それでも長いな。」
ヴェンチャーネ「後で見てみる?プロデューサーの話す[パンチングマシンで0点を出した男]、[西から東へ歩く旅人][押し入れに隠された財宝]なんかあまりにも滑りすぎて出禁を言い渡されたらしいわ、この辺あまりにも寒すぎたのよ、でもそれが一周回って面白いってことで、基本出禁だけど、たまに出禁解除券で、登場して滑り倒すのが定番の流れになっているわ」
宇治山「扱いがひどい......」
ヴェンチャーネ「それでもこれが面白いのよ、ネット情報で知ったのだけれど、[流しそうめんで骨折]、[田んぼで肉を育てた友達]、[一言をくそ長く話す選手権]は滑らなくて受けたのに、それがかえって不評で未だにDVD化されてないみたいで、むしろプロデューサーの滑らなかった話すスペシャルとかでDVD化するんじゃないかって噂よ。」
宇治山「話だけで面白いとは思えないんだけどな」
ヴェンチャーネ「そうなのよね、タイトルがつまらないのだけど、中身が面白い、むしろ一周回ってしまったから、タイトルが一番面白くなる事もあるわ。」
宇治山「それでいいのかよ。」




