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女装剤(ある女騎士の事情)  作者: 嬉々ゆう


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第71話 (コンフィの章)真性天然少女の暴走

今回は、コンフィの“天然っぷり”が大暴走!?


本人は至って真面目なのに、

なぜか周囲が大混乱――!


恋愛とは? 常識とは?

そんなものを知らない少女が巻き起こす、

ちょっぴり危険で、とびきり可愛い騒動をお楽しみください♪


  ・⋯━☞王都北門前☜━⋯・


 コンフィ絶体絶命!


 だが、その時!

 リアとメーべが助けに来てくれた!


 なんとか、ワイバーンは撃退!!

 でもその後、リアのタガが外れた暴走にて、

 コンフィはヌルベタ状態に?!


 そして、コンフィまでもが、

 ヴェティーンに怒られました。



 キーン! コーン! カーン!

「ぎゃんっ!」

 「きゃんっ!」

  「きゃいん!」


「まっ! なぁ~にをやっとるか、お前ら!!」


「おお、アン…僕という婚約者がいながら……」


「痛いですわぁ~~~(汗)」

「頭痛いですなのぉ~~~(汗)」

「どうして、わたしくまでぇ~~~?(汗)」


「ああ……アンビジョーネお嬢様……

 とうとう、脳みそにカビが生えましたか?」


「なにそれ、ひどっ!!」



 何はともあれ、危機は去ったのだった。



「ま、とにかくだ!

 よく、来てくれたな 感謝するぞ?」


「い、いえ! わたくしも1人の騎士ですから!」

 「騎士ですわ! あ、妖精ですわ!」


「私は、魔術師なのー!」

 「妖精ですなのー!」


「ま、う、うむ まあ、そうだな……」


「本当に……助かりましたわ!

 ありがとう リア! メーべ!」


「むふふふふへへへへへ♡」


「うふふふふふなのぉ~~~♡」


「まったくお前たちは、ブレないよなぁ?」


「あはは……(汗)

 あ、コナとモカも、ありがとう!

 本当に、助かりましたわ!」


「いえいえ! できる事をしただけよ!」

 「そうそう! どういたしましてよ!」


「うふふふ♪ ところで、この扉は……」


「「あ……(汗)」」



 コンフィの言うように、

 北門が、なんとまあ、哀れな姿に……


 聞くと、門番が通してくれなかったので、

 プチメーべが、魔力暴走爆発を起こして、

 破壊したんだとか?

 

 見ると、二人の門番が腰を抜かして震えていた。

 気の毒にまあ……(汗)


 シェンブリィが、門番たちを労る。



「お前たち、大丈夫か?」


「ああ、いえ、はい! 大丈夫であります!」

「はっ! 身に余る光栄です!」


「いや、怪我は無いようだな?

 念の為、救護班で診てもらえ

 交代をよこすから、それまで辛抱してくれ」


「「ありがとうございます!」」


「君、北門の護衛の交代を指示してくれ!」


「はっ!」

 タッタッタッタッ……



 シェンブリィは、護衛に北門の交代を

 指示するため、持ち場を離れた。


 そこへ、コンフィがシェンブリィに、

 話しかける。



「お優しいのですわね」

 「お優しいのね~」


「えっ? あ、いや……(照)」


「……どうかしましたか?」


「うん? いやぁ……あははっ(照)」


「……ふぅん?」

 (首をかしげて、不思議がるコンフィ)


「「「「はぁ…………(汗)」」」」

 


 コンフィの恋愛感に対して、

 あまりにも無知さに呆れる皆だった。


 これまでにも、何度とシェンブリィは、

 コンフィに対してアピールはしてきた。

 そう。

 「愛してるよアピール」

 である。

 なのに、コンフィにはまったく通じなかった。


 そして今でも、シェンブリィがコンフィに

 照れているのに、コンフィは全然気が付かない。


 これも、仕方がない事。

 コンフィは、元、

 ストローム騎士団副団長のドゥークだった。


 見た目もさる事ながら、内面も意固地で、

 褒める事が苦手だったので、堅物と思われて、

 近寄り難い存在だった。


 だが今では、見た目は悪役令嬢ながら、

 人当たりも柔らかく、とても優しい性格。

 実はコンフィは、ドゥークの頃から、

 それほど性格は変わってなどいなかった。


 ただ、周囲の人たちが、ドゥークに対して、

 勝手なイメージを押し付けていただけだった。


 ではなぜ、今の女の子コンフィは、

 ここまで人を惹きつけるのか?


 それはただ単に、

 「分からない」

 だけなのだった。


 人に対して、どう接して良いのか?

 部下たちや、リアやメーべに対して、

 どう褒めていいのかわからないのだ。

 なので、相手がほとんど女の子なため、

 どう褒めて良いのか分からないので、

 とりあえずは……

 頭を撫でてあげながら、

 「いい子いい子」

 してみたら、めちゃくちゃ喜んでくれた!


 なのでコンフィは、

 「これが正解なのか!」

 と、勘違いしてしまい、今に至る。


 根が単純なので、馬鹿の一つ覚えなのか、

 今でも、とにかく「いい子いい子」は、

 コンフィにとって

 「最も最適な褒め方!」

 なのである。



「アンお姉様ん♡

 とにかく、無事で良かったですわん♡」


「うふふふ ありがとうね! リア

 はいはい! いい子いい子~~~」

 (リアの頭をナデナデのコンフィ)


「ぐふふふへへへへへ♡」

 (コンフィに体を擦り寄せるリア)


「あ︎︎゛︎あ︎︎゛︎あ︎︎゛︎︎あ︎︎゛︎︎ーーーー!!

 私も! 私もツンデレ萌女神令嬢アン様を

 助けましたですなのーー!!」


「はいはい! ほら、メーべも!

 いい子いい子~~~」

 (メーべにも頭ナデナデのコンフィ)


「んふふふふふふなの~~~♡」

 (同じくコンフィに体を擦り寄せるメーべ)


「……………僕の婚約者なのに……(睨)」


「はは……まあ、諦めろシェン

 流石に、あれ(ヌルベタ)はできねぇよな?

 俺たち男には、どうしようもねぇよ!」


「んぐぐぐぐ……(睨)」

 


 悔しそうにリアとメーべを睨み、

 拳を固く握るシェンブリィ。

 相手が女の子なので、手出しできない。

 この時ほど、自分が男である事を恨んだ事は

 なかった、シェンブリィだった……。


 だが、コンフィは分かっていなかった。



「シェンブリィ王子も、いい子いい子

 して欲しいのですか?」


「「「「はあっ?!」」」」


「ま、おま、何を言って……(汗)」


「あ、あ、アン? そそそそ、それは、

 どどういう……意味なのかな?」


「ああ、いえ! ただぁ~~~……

 なんだか、シェンブリィ王子も、

 いい子いい子して欲しいのかなぁ……なんて

 思ったものですから」


「「「「?!……はぁ~~~?」」」」


「あ! わたくしは、構いませんのよ!

 シェンブリィ王子さえ良ければ、

 いい子いい子、してあげますわよ?」


「「「「はあああああああ~~~?!」」」」


「おいおい! そりゃあダメだろーがよ!!」


「そうですよ! アンビジョーネお嬢様?

 もう少し、場を弁えてくださいませ!!」


「あら、だったら、シェンブリィ王子と、

 二人っきりの時になら、よろしいのですか?」


「おおおおおおーーーー?!♡♡♡♡♡」

 (でたぁー!シェンブリィの♡5つ!!)


「「「「んなっ?!」」」」

 バタバタバタバタッ!

 

 一斉にコンフィを守るように取り囲む皆。


「「「「ちがぁあああああーーーーうっ!」」」」


「なっ?! な、なぜだ!!

 アンが良いと言うのなら構わないじゃないか!

 僕とアンとは、婚約者同士なのだから!!」


「まてまてぇ! バカかお前は!!

 婚約者といえども、《《まだ》》、婚約者だ!」


「ちょっ! バダーニャ様?!

 いくら魔女様とはいえ、王子の僕に対して、

 ︎︎゛バカ呼ばわり︎︎゛︎は、如何なものかと?!」


「そうだぜ! シェンよ!

 ヴェティーン様の言う通り、お前たちは、

 ︎︎゛《《まだ》》婚約者︎︎゛なんだよ!」


「なっ、なにを?! だ、黙れ!

 僕は……こ……僕は…………(汗)」

 (また婚約者だと言いかけたシェンブリィ)


「あ、あの……も、申し訳ありません

 シェンブリィ王子……

 わたくし、軽率でしたわ……

 不用意な発言をお許しください……(汗)」

 (リアとメーべをナデナデしながら、

  シェンブリィに謝罪するコンフィ)


「「「「はあっ?!」」」」


「ま、いやいや、ま、なぜそうなる?

 お前が謝る事では……」


「ですが、わたくし……

 こういう事はよく分からなくて……(汗)」

 (と、言いながらも二人をナデナデ)


「「「「……(汗)」」」」


「必ず、シェンブリィ王子にも、

 ナデナデして、さしあげますので……(汗)」


「本当かい?! あ、ゴホン!……(汗)」

 (めちゃくちゃ嬉しそうなシェンブリィ)


「「「「………………(汗)」」」」



 皆、コンフィは真性ど天然少女だと思った。

 

 そう! コンフィは、中身はオジサン!

 しかも、恋愛経験などは皆無!!

 いや、恋愛そのものが、よく分からない。

 

 なので、先程のワイバーン戦の後にも、

 フリージアにキスをされていたが、

 それが愛する者にする行為だとか、

 普通は無闇矢鱈とする行為ではないとか、

 まったく分からないのである。


 ただ、どう対応すれば良いのか分からなくて、

 困ってしまうのであった。

 ただ問題なのは、特にフリージアからは、

 頻繁にキスされているので、

 ただ単に「好き」という気持ちだけで、

 キスとはするもの?と勘違いしてしまっている。


 この頃はコンフィの方から、フリージアの頬に

 キスをすることが多々あるが、たまたま、

 シェンブリィや、ヴェティーンたちに、

 見られていないだけだったりする。


 もし、見られていたなら、きっと、

 止められていただろう。

 怒られていたかも?


 コンフィにとっての、「好き」とは、

 「仲の良い証」

 に、過ぎないのであった。


 そして、その後のこと………



  ・⋯━☞學園大廊下☜━⋯・


 コンフィたち女騎士学部たちで、

 教室へ向かって歩いている時のこと。



 コツ…コツ…コツ…コツ…

  パタパタパタパタ……

 ヒュン!……スポン!



 プチコンフィが、コンフィのスカートの中へ

 身を隠した瞬間だった!



「あっ! アンビジョーネ嬢!」


「はあい?」



 突然、後ろから男子生徒に声をかけられた。

 何事かと思い、話を聞いてみると……



「今、アンビジョーネ嬢のスカートの中に、

 虫が飛び込みましたよ!」


「ええっ?! や、やだぁ~~~!!

 ど、どこです?! どこですかぁ?!」

 パタパタパタッ!


「「「「∑( ̄□ ̄( ̄□ ̄( ̄□ ̄Ⅲ)?!」」」」


「「「「きゃあああああ~~~!!

 アンお姉様ああ~~~!」」」」

 (慌てて駆け寄る女騎士学部女子たち)


「え? なんです?」



 コンフィは、スカートの中に、

 虫が入ったと言われて、慌ててスカートを

 パタパタと捲って、おパンツが丸見え!



「こら! 男子たち!!

 アンお姉様ん♡に、なんて事を!!」


「「「「えええっ?!」」」」


「あ、リア? 怒らないで!

 彼らは、わたくしの為を思って……」


「アンお姉様ん♡! 男子の前で、

 スカートを捲ってはいけません!!」


「あら、そうなのですか?」


「「「「?!…………はぁ~~~(汗)」」」」



 と、こんな事があった。

 また、別の事でも……



 ・⋯━☞生徒会室☜━⋯・


「では、シェンブリィ王子

 わたくしは、教室へ戻りますわ」


「ああ、朝からご苦労さまだったね!」



 コンフィが、生徒会室から出ようと、

 ドアノブに手を伸ばした時だった。



 カチャ!……

「おいーーーっす!」

 グイッ!

「きゃあ!!」

「わっ?!」



 突然、扉がアロガンスに開かれ、

 慌てたコンフィは、ドアノブを固く掴んだまま

 引っ張られてしまい、アロガンスに

 ぶつかりそうになる!

 

 そんなコンフィにアロガンスは、

 慌てて両手で支えてあげるのだが……



 むにゅ!……

「ん?……むにゅう?」


「……あ」


「ん?……んん? なんだ?

 この、すんげぇ柔らかい感触のものは?」

 モミモミ……


「あ……あの……アロガンス公爵子息?」


「ん? おおー! アンビジョーネ嬢!

 今日も、色っぺぇ……な……あ?」

 モミモミ……モミモミ……


「あの……そこは、わたくしの胸なのですが?」


「は?……え?……これは··········なに?」

 モミモミ……モミモミ……



 アロガンスは状況を理解していない。

 だが、その手は正直なもので、

 揉んで気持ちが良かったものだから、

 どうにも止まらなかった……


 そして、一拍おいて……



「あ? ああああああああーーーー!!

 すっ、すまない! アンビジョーネ嬢!!」


「いえ、別に構いませんわ!」


「「「「……?」」」」

 


 周囲からは、ちょうど見えない位置なので、

 アロガンスがコンフィに、

 何をしているのか誰にも見えていない。



「わ、わざとじゃないんだ!!

 って、え?!……構わないのか?」


「ええ、特に何も問題ありませんわ」


「そ、そうなのか? では……」

 モミモミ……モミモミ……



 おいおい! 何を言うかアンビジョーネ嬢!!

 それでは、完全に痴女だぞー!!


 もう、アロガンスも、訳が分からず、

 もう欲望のままに手が……

 

 そこへ、後からやって来たメーべに……



「おはよーなのー!

 って!! なにやってるですなのーー!!」


「「「「はあ?!」」」」

 (メーべの声に驚き、やっと二人を見る皆)


「い、いや! これは、違うんだっ!!」

 モミモミ……モミモミ……



 と、言うものの、アロガンスの手は、

 もう、どうにも止まらない!

 初めての感触に、理性よりも欲望が勝つ!!



「こらあーー!! 僕の婚約者の胸に、

 なんて事をするんだーー!!

 僕だって、まだなのにーー!!」


「はっ?! お、俺はなんて事を……(焦)」

 モミモミ……モミモミ……

 


 やっと、正気に戻るアロガンス。

 だが、アロガンスの意志とは裏腹に、

 欲望に支配された手はもう止まらない……



 モミモミ……モミモミ……


「ま! いつまで、やってんだこら!!」

 パカーーン!!

「あだっ!!」

 パッ……



 ヴェティーンに頭を小突かれて、

 やっと手を離すアロガンス。



「なんて事をするんだ!

 アロガンス・セル・ブルワー!!

 アンは、僕の婚約者なのだから、

 アンの胸を揉んでいいのは、僕だけだぁー!」


「なんだおい?! フルネームで呼ぶな!」

 (そこじゃない)


「こらこら! ま、お前も何を口走っとるか!」

 パカーーン!

「ぎゃっ!!」


「…………(焦)」

 (ただ、オロオロするコンフィ)



 また、素っ頓狂な事を言い出して、

 ヴェティーンに頭を小突かれる、

 シェンブリィ。


 そして、見るに見かねて、コンフィに、

 説明してあげるバダーニャ。



「コンちゃん? こんな時はね、

 ︎︎゛きゃー!なにすんのエッチ!︎︎゛︎︎

 って言って、頬を引っぱたくのが普通だぞ?」


「あら、そうでしたの? では……

 きやーなにすんのーえっちー(棒読み)」

 ぺちん……


「……え?」

 (頬を抑えキョトンのアロガンス)


「「「「はあ?……」」」」



 しぃ──────ん……



 皆の頭の上には、「・・・・」だった。



「……え? なんです? ダメでした?

 今の、間違ってましたか?」


「違うよ! こうするんだよ! よく見てろ!

 歯を食いしばれアロガンス!!」

 (アロガンスの前に立ち言い放つバダーニャ)


「……へ?」


「きゃあー! なにすんのーエッチぃ!!」

 ブォン! パチィ~~~ン!!

「ぎゃあはっ!!」

 バターーン!


「「「「?!……(焦)」」」」



 バダーニャの大振り平手打ち攻撃が、

 アロガンスの左頬に炸裂っ!!

 アロガンスは、勢い余って吹っ飛び、

 ひっくり返ってしまう。



「いっでぇ~~~!

 ひっでぇーよ! バダーニャ様ぁ!!」


「どうだ! 見たか?」


「え、え、ええ、ええええ~~~(汗)

 でも、アロガンス公爵子息は、何も悪いことを

 していませんでしたのに、そこまでは……(焦)」


「悪いことをしたんだよコイツはあっ!!」


「そ、そうなのですか?

 アロガンス公爵子息、いったい皆さんに、

 何をしてしまったのですか?」


「ええ?……」


「ま、ダメだこりゃ……(汗)」


「「「「はあ………………(汗)」」」」



 本気で、コンフィを心配する、

 生徒会会員たちだった……

 その後、アロガンスは、

 生徒会会員たちから、

 「袋叩きの刑」

 に処された。



 ~(アロガンス炒めちぅ)~


 ………………

 …………

 ……



 ボロッ……

「ほんっっっとぉーに! すまない!

 この通りだ! 許してくれ~~~(汗)」

 キュッ……キュッ……



 床に額を擦り付けての、

 土下座のアロガンス。

 なんだか、可哀想に見えてくる。



「むん! んんんん~~~(怒)」

 (アロガンスの頭を床に押し付けるメーべ)


「ちょちょっ! 頭をお上げくださいませ!

 メーべも、手を放してさしあげて?

 それにわたくし、別に怒ってなどは……(汗)」


「ダメなのお! コイツは国家反逆罪なのー!」


「「「「いやいやいやいや……(汗)」」」」


「皆様、どうかアロガンス様を、

 許してあげてくださいませ!」


「まっ?! 何を言ってるか!

 アンビジョーネ嬢!

 コイツがお前に、いったい何をしたか

 理解していないのか?!」


「えっと……何かありましたか?」


「「「「ぅおおおおーーーい!!」」」」


「ま、さっき、アロガンスがお前の胸を、

 ま、掴んでいただろう!?」


「ああ~~~! わたくしを支えてくれた?」


「「「「ちがぁーーーーーう!!」」」」


「ま、そうじゃないだろう!!

 コイツはなあ! ま、欲望のままに!

 お前の胸を、も……」


「……???」

 (しゅん……となり、首を傾げるコンフィ)


「……はぁ~~~もお! ま、いいわい!

 ま、本当に、分かっていないようだな?

 どうせ、今のお前に話したとて理解できまい」


「えっとぉ~~~申し訳ありません(汗)」

 (なぜか、アロガンスに平謝り)


「……へ?」

 


 土下座の姿勢のまま、

 首を傾げるアロガンス。

 自分に非があると理解しているからだ。

 なのに、コンフィはアロガンスに謝罪する。

 更に、訳が分からないアロガンス。


 皆にフルボッコされたので、ボロボロである。

 だがコンフィは、その理由が分からず、

 ただただアロガンスに、

 申し訳ない気持ちでいっぱいなのだった。



「本当に……本当に、申し訳ありません……

 わたくし、何も分からなくて……すんすん(泣)」


「「「「ええっ?!」」」」

 


 自分のせいで、アロガンスが、

 酷い目に遭ったと思うコンフィ。

 それが辛くて悲しくて泣いてしまうのだ。

 もう自分を責める事しかできなかった。



「え? え? え?」

 (もう、訳が分からないアロガンス)


「コンちゃん……」


「ま、あのなぁ……はぁ~~~

 ま、これは、難しい問題だなぁ?

 ビゼット・アン・バリヤージュ夫人は、アンに、

 こんな事柄までは、ま、教えなかったのか?」


「やはり、こういうのは時間をかけて、

 理解するものだろう?

 私は、いつでも受け入れ準備はできてるがな!」


「「「「ええっ?!」」」」


「ま、やめろ! 話がややこしくなる!」


「はっはっはっ! 年の功ってやつだな!

 それより、ここにライナー嬢が居なくて、

 幸いだったよなあ? なあ、アンちゃん?」


「……???」


「まったくだ! ま、もし、アイツが居たなら、

 ま、今頃はアロガンスは、生きてはいまい」


「ひぃいぃいぃ~~~(焦)」



 リアならやりかねないと、本気でビビる、

 アロガンスだった……


 リアは、たまたま教室に用事があると言って、

 先に他のメンバーたちと共に、

 教室へ行っていたのだった。


 それよりも、コンフィのこの過ぎた無知を……

 いや、無知だけではない気がするけれども、

 なんとかしなければ……と、

 頭を悩ます生徒会会員たちだった。



第71話をお読みいただき、ありがとうございます!


今回はギャグ全開回でしたが、

コンフィの“何も分からない”という部分が、

改めて浮き彫りになった回でもありました。


この無知は、可愛さでもあり、

同時に少し危うさも含んでいます。


今後、この部分がどう変化していくのか――

温かく見守っていただけると嬉しいです!


次回も、どうぞよろしくお願いいたします♪

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