第39-7話(メーべの章)プチメーベ、またやらかす
今回はメーべの分身体、プチメーベがまたまた大暴走!
メーべの思考をダイレクトに受信するプチメーベは、
とうとうコンフィの元へ再突撃。
さらにその裏では、
フリージアがある計画のために早起きして奮闘中……。
しかしその努力は、
思わぬ形で悲劇へと変わるのでした。
・⋯━☞大廊下南端☜━⋯・
ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ
「ただいまーなの~~~!」
「こらっ! プチメーベ! 勝手なことしちゃ
ダメですなのっ!」
「!……ごみんちゃですの……」
しゅん……
まさか、プチメーベが、直接コンフィに
会いに行ってしまうなんて、
思いもしなかったメーべ。
でも、プチメーベはメーべの分身体。
メーべの思考はダイレクトに、
プチメーベに伝わってしまうので、
プチメーベには罪は無いのだが……
だがこの時、メーべは、
迂闊な事を喋ってしまう。
「あぁあ……ツンデレ萌女神令嬢アン様には
見られたくなかったのですのにの~~~」
「でも、ママも見たい会いたいって
思ったんですの?」
「!!…それは、ちょっと思ったんですの……」
「うぅん! ちょっとじゃないですの!
すん~~~ごい思ったんですの!」
「ああもお! はいはいなの!
プチメーベには、嘘はつけないですなの!」
「~~~!!」
ぷんぷん!
どうやら、プチメーベが暴走したのは、
メーべにも原因があるようだった……
「はぁ……直接会いたいなの……」
ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ
「あ”っ!!」
・⋯━☞女騎士学部教室☜━⋯・
「あれれ? 妖精さんがいなくなっちゃい
ましたわねぇ?」
「そ……そうですわねぇ……(汗)」
ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ
「「「「あ”あ”っ!!」」」」
また突然、コンフィの目と鼻の先に、
プチメーベが現れた!!
「きゃあ!! よ、妖精さん?!」
「また来たなのぉ~~~♡」
ぴとっ!
(今度はコンフィの胸にくっ付くプチメーベ)
「?!……ふぎゃあぁあぁああ=====!!」
『?!……くぁwせdrftgyふじこlp====!!』
「「「「きぁあああああ====!!」」」」
(釣られて叫ぶアン様をお慕い申し上げ隊)
何をしてんの?
••✼••ある日の夜••✼••
・⋯━☞女騎士学部寮厨房☜━⋯・
「これほどとは……手強いですわ……」
フリージアは、女騎士學部寮厨房を借りて、
侍女と一緒に、初めての料理に奮闘中~
貴族令嬢がなぜ料理を?
それは……
「フリージアお嬢様、ガジャイモは、もう少し
小さくお切りになってくださませ」
「ふぅん わかってますわ!」
「フリージアお嬢様、ネギタマは、
もっと薄く切らなくてはっ!」
「ああもん! わかってますもん!」
「…………(汗) 」
フリージアは、日本時間でいう朝5時に起きて、
侍女に手伝ってもらいながら、コンフィが
起きるまでには、なんとか作ることができた。
それは何かと訪ねられたら?
ズバリ、お弁当ですわ。
「ああああーーーっ!
もう、面倒ですわぁあああーーーー!!」
「フリージアお嬢様あっ!
剣でお野菜を切るのは、おやめください!」
何してんの?
………………
…………
……
・⋯━☞女騎士学部寮☜━⋯・
・⋯━☞コンフィとフリージアの部屋☜━⋯・
「おはよう、リアって、
どうしましたの?! その腕!!」
「あはっ! これは、そのぉ~~~
まあ、お気になさらずに♪」
「……そうですか? って、なりませんわ!
まさか一人で大変な訓練でもしたの?!」
「大丈夫ですってばぁ! アンお姉様ん♡」
「………………そうですか?」
「…………(汗)」
フリージアの両腕は、
ぐるぐる巻きの包帯だらけだった。
フリージアは朝早くから慣れない料理をした。
なら、指先に絆創膏……なら、分かるが、
両腕に包帯とは、いったいどんな風に
料理をすれば、こうなるのか?
もちろんコンフィは、フリージアが
早起きして、自分のためにお弁当を
作ってくれたことなど知る由もない。
・⋯━☞女騎士学部教室☜━⋯・
••✼••お昼••✼••
カーン! コーン!
カーン! コーン!
(お昼を報せる鐘の音)
「はい! アンお姉様ん♡」
(満面の笑みでお弁当を差し出すコンフィ)
「あら、これは?」
「お弁当ですわ アンお姉さまん♡」
「まあ! わたくしに?」
「はぁい♡」
「「「「わあ~~~!」」」」
「では、行きましょうか」
「えっ?」
「え?……って?」
「「「「…………?」」」」
「どうかしましたか? リア」
「あの……せっかくのお弁当なのですから、
教室で、お食べましょう? アンお姉様ん♡」
「「「「ええええ~~~?!」」」」
「なんですか! あなたたち?」」」」
「だって、リア姉様? わたくしたちも、
ご一緒にお昼食を食べたいですわ」
「そうですわ リア姉様!」
「なにを言い出しますの?!
あなたたちは、食堂に行ってらっしゃいな!」
「「「「ええええ~~~?!」」」」
「クスクスクスクス……w
ほら! 食堂へ行きますわよリア?」
「!!……はぁい」
しゅん…
フリージア、
コンフィと二人きりでのお食事作戦失敗。
・⋯━☞大食堂☜━⋯・
結局、コンフィたちは、大食堂へ。
「…………」
(凹みっぱなしのフリージア)
「…………」
(苦笑気味のコンフィ)
「「「「…………(汗)」」」」
(二人の雰囲気に気が重い
アン様をお慕い申し上げ隊)
「……………あはは(汗)」
なんともいたたまれない気分だが、
仕方ないので、フリージアが作ってくれた
お弁当をせっかくだから頂くことにした。
「では、いただきますわね? リア」
「あ、はぁい……」
フリージアは、せっかくコンフィと一緒に
二人きりでお弁当が食べられると思って
頑張って用意した二人分のお弁当……
もう泣き出しそうなフリージアだった。
(それほど?)
コンフィが、蓋を開けてみると?
パカッ!…ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ
「「「「きゃぁああああああ~~!!」」」」
なんと!
フリージアが、わざわざ早起きしてまで、
作ってくれたはずのお弁当の中には……
なぜか、プチメーベが涅槃ポーズで寝ていた。
しかも、お腹をパンパンに膨らませて。
「んばぁ~! お弁当~ご馳走様ですますのぉ~
とぉ~~っても、美味しかったですのぉ~」
「…………は?」
(目が点になり状況が呑み込めないフリージア)
「あら? 空っぽ?」
「あ、ほんとに」
「……え?」
「……あら?」
「え? え?」
「あれまあ?」
「二人分も?」
「すごいですわね…」
「……………え? 嘘?」
(放心してサメの目で見下ろすフリージア)
「あ、でも私、たまご焼きは、
お砂糖派なのですのぉ~げっぷ!」
「………………………………………はあ?」
(眉間と、顎にシワ、
こめかみに青筋が浮き上がるフリージア)
「……………(๑>ωσ๑)テヘペロなの」
………ぶっちぃ~ん!!
「くぁwせdrftgyふじこlp;@~~!」
『くぁwせdrftgyふじこlp;@~~!』
(もはや、心の声も解読不能)
「ぎょわぁあああああ~!
リア姉様が壊れましたですの~~!!
助けてツンデレ萌女神令嬢アン様ぁ~!」
「リア、落ち着いてぇ! そんなに握ったら、
プチメーベちゃんが潰れちゃう!」
「「「「きゃあああ~~~!!
リア姉様ぁ~お気を確かにぃ~~!!!」」」」
ドンガラガッシャン! ドンバンドンバン!!
また、プチメーベは、やらかしました。
この後、メーべの頭には、
大きなタンコブがあったとか?
プチメーベ回は基本カオスになります。
メーべの思考がダダ漏れなので、
暴走すると止まりません。
そして今回の最大の被害者は、
間違いなくフリージアでした。
朝5時起きで頑張ったお弁当が
まさかの全消失……。
ちなみに作者的には、
最後の「テヘペロなの」が一番の破壊力だと思っています。




