表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女装剤(ある女騎士の事情)  作者: 嬉々ゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/80

第39-7話(メーべの章)プチメーベ、またやらかす

今回はメーべの分身体、プチメーベがまたまた大暴走!


メーべの思考をダイレクトに受信するプチメーベは、

とうとうコンフィの元へ再突撃。


さらにその裏では、

フリージアがある計画のために早起きして奮闘中……。


しかしその努力は、

思わぬ形で悲劇へと変わるのでした。




 ・⋯━☞大廊下南端☜━⋯・


 ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ


「ただいまーなの~~~!」


「こらっ! プチメーベ! 勝手なことしちゃ

 ダメですなのっ!」


「!……ごみんちゃですの……」

 しゅん……



 まさか、プチメーベが、直接コンフィに

 会いに行ってしまうなんて、

 思いもしなかったメーべ。


 でも、プチメーベはメーべの分身体。

 メーべの思考はダイレクトに、

 プチメーベに伝わってしまうので、

 プチメーベには罪は無いのだが……


 だがこの時、メーべは、

 迂闊な事を喋ってしまう。



「あぁあ……ツンデレ萌女神令嬢アン様には

 見られたくなかったのですのにの~~~」


「でも、ママも見たい会いたいって

 思ったんですの?」


「!!…それは、ちょっと思ったんですの……」


「うぅん! ちょっとじゃないですの!

 すん~~~ごい思ったんですの!」


「ああもお! はいはいなの!

 プチメーベには、嘘はつけないですなの!」


「~~~!!」

 ぷんぷん!



 どうやら、プチメーベが暴走したのは、

 メーべにも原因があるようだった……



「はぁ……直接会いたいなの……」


 ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ


「あ”っ!!」



 ・⋯━☞女騎士学部教室☜━⋯・


「あれれ? 妖精さんがいなくなっちゃい

 ましたわねぇ?」


「そ……そうですわねぇ……(汗)」


 ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ


「「「「あ”あ”っ!!」」」」



 また突然、コンフィの目と鼻の先に、

 プチメーベが現れた!!



「きゃあ!! よ、妖精さん?!」


「また来たなのぉ~~~♡」

 ぴとっ!

 (今度はコンフィの胸にくっ付くプチメーベ)


「?!……ふぎゃあぁあぁああ=====!!」

『?!……くぁwせdrftgyふじこlp====!!』


「「「「きぁあああああ====!!」」」」

 (釣られて叫ぶアン様をお慕い申し上げ隊)



 何をしてんの?



   ••✼••ある日の夜••✼••


 ・⋯━☞女騎士学部寮厨房☜━⋯・



「これほどとは……手強いですわ……」



 フリージアは、女騎士學部寮厨房を借りて、

 侍女と一緒に、初めての料理に奮闘中~


 貴族令嬢がなぜ料理を?

 それは……



「フリージアお嬢様、ガジャイモは、もう少し

 小さくお切りになってくださませ」


「ふぅん わかってますわ!」


「フリージアお嬢様、ネギタマは、

 もっと薄く切らなくてはっ!」


「ああもん! わかってますもん!」


「…………(汗) 」



 フリージアは、日本時間でいう朝5時に起きて、

 侍女に手伝ってもらいながら、コンフィが

 起きるまでには、なんとか作ることができた。


 それは何かと訪ねられたら?

 ズバリ、お弁当ですわ。



「ああああーーーっ!

 もう、面倒ですわぁあああーーーー!!」


「フリージアお嬢様あっ!

 剣でお野菜を切るのは、おやめください!」



 何してんの?


 ………………

 …………

 ……



   ・⋯━☞女騎士学部寮☜━⋯・


 ・⋯━☞コンフィとフリージアの部屋☜━⋯・


「おはよう、リアって、

 どうしましたの?! その腕!!」


「あはっ! これは、そのぉ~~~

 まあ、お気になさらずに♪」


「……そうですか? って、なりませんわ!

 まさか一人で大変な訓練でもしたの?!」


「大丈夫ですってばぁ! アンお姉様ん♡」


「………………そうですか?」


「…………(汗)」



 フリージアの両腕は、

 ぐるぐる巻きの包帯だらけだった。

 フリージアは朝早くから慣れない料理をした。

 なら、指先に絆創膏……なら、分かるが、

 両腕に包帯とは、いったいどんな風に

 料理をすれば、こうなるのか?

 もちろんコンフィは、フリージアが

 早起きして、自分のためにお弁当を

 作ってくれたことなど知る由もない。


 

 ・⋯━☞女騎士学部教室☜━⋯・


     ••✼••お昼••✼••


 カーン! コーン!

  カーン! コーン!

 (お昼を報せる鐘の音)



「はい! アンお姉様ん♡」

 (満面の笑みでお弁当を差し出すコンフィ)


「あら、これは?」


「お弁当ですわ アンお姉さまん♡」


「まあ! わたくしに?」


「はぁい♡」


「「「「わあ~~~!」」」」


「では、行きましょうか」


「えっ?」


「え?……って?」


「「「「…………?」」」」


「どうかしましたか? リア」


「あの……せっかくのお弁当なのですから、

 教室で、お食べましょう? アンお姉様ん♡」


「「「「ええええ~~~?!」」」」


「なんですか! あなたたち?」」」」


「だって、リア姉様? わたくしたちも、

 ご一緒にお昼食を食べたいですわ」


「そうですわ リア姉様!」


「なにを言い出しますの?!

 あなたたちは、食堂に行ってらっしゃいな!」


「「「「ええええ~~~?!」」」」


「クスクスクスクス……w

 ほら! 食堂へ行きますわよリア?」


「!!……はぁい」

 しゅん…



 フリージア、

 コンフィと二人きりでのお食事作戦失敗。



 ・⋯━☞大食堂☜━⋯・



 結局、コンフィたちは、大食堂へ。


「…………」

 (凹みっぱなしのフリージア)


「…………」

 (苦笑気味のコンフィ)


「「「「…………(汗)」」」」

 (二人の雰囲気に気が重い

  アン様をお慕い申し上げ隊)


「……………あはは(汗)」



 なんともいたたまれない気分だが、

 仕方ないので、フリージアが作ってくれた

 お弁当をせっかくだから頂くことにした。



「では、いただきますわね? リア」


「あ、はぁい……」



 フリージアは、せっかくコンフィと一緒に

 二人きりでお弁当が食べられると思って

 頑張って用意した二人分のお弁当……

 もう泣き出しそうなフリージアだった。

 (それほど?)


 コンフィが、蓋を開けてみると?



 

パカッ!…ㅇ〇((=(ぽん!)=))〇ㅇ


「「「「きゃぁああああああ~~!!」」」」



 なんと!

 フリージアが、わざわざ早起きしてまで、

 作ってくれたはずのお弁当の中には……

 なぜか、プチメーベが涅槃ポーズで寝ていた。

 しかも、お腹をパンパンに膨らませて。



「んばぁ~! お弁当~ご馳走様ですますのぉ~

 とぉ~~っても、美味しかったですのぉ~」


「…………は?」

 (目が点になり状況が呑み込めないフリージア)


「あら? 空っぽ?」


「あ、ほんとに」

 「……え?」

  「……あら?」

   「え? え?」

    「あれまあ?」

     「二人分も?」

      「すごいですわね…」


「……………え? 嘘?」

 (放心してサメの目で見下ろすフリージア)


「あ、でも私、たまご焼きは、

  お砂糖派なのですのぉ~げっぷ!」


「………………………………………はあ?」

 (眉間と、顎にシワ、

  こめかみに青筋が浮き上がるフリージア)


「……………(๑>ωσ๑)テヘペロなの」













 ………ぶっちぃ~ん!!


「くぁwせdrftgyふじこlp;@~~!」

『くぁwせdrftgyふじこlp;@~~!』

 (もはや、心の声も解読不能)


「ぎょわぁあああああ~!

  リア姉様が壊れましたですの~~!!

 助けてツンデレ萌女神令嬢アン様ぁ~!」


「リア、落ち着いてぇ! そんなに握ったら、

  プチメーベちゃんが潰れちゃう!」


「「「「きゃあああ~~~!!

  リア姉様ぁ~お気を確かにぃ~~!!!」」」」


 ドンガラガッシャン! ドンバンドンバン!!



 また、プチメーベは、やらかしました。

 この後、メーべの頭には、

 大きなタンコブがあったとか?

プチメーベ回は基本カオスになります。


メーべの思考がダダ漏れなので、

暴走すると止まりません。


そして今回の最大の被害者は、

間違いなくフリージアでした。


朝5時起きで頑張ったお弁当が

まさかの全消失……。


ちなみに作者的には、

最後の「テヘペロなの」が一番の破壊力だと思っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ