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女装剤(ある女騎士の事情)  作者: 嬉々ゆう


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第39-1話(メーべの章)バレましたなの

今回のお話は、

魔術師志望の少女「メーべ」の視点のお話です。

彼女が學園で見つけた、

とある“女神のように美しい存在”。

その出会いが、

彼女の人生を大きく狂わせてしまうのでした。

ちょっと変わった少女の、

とある研究のはじまりです。



 ・⋯━☞學園中庭☜━⋯・



 私の名前は、

 メーべ・キユン・ベルドランデ


 魔術師志望の、麗しき乙女ですわ。(自称)

 私が學園に居るのは、空間魔法を学ぶため。

 とはいえ、在学中は空間魔法を学ぶことは

 できないことは知っていますですわ。

 なぜ、空間魔法を授業で教えないのですか。

 それはあまりにも難解すぎて、教官でさえ

 空間魔法を教えられるレベルの

 魔術師教官が居ない、

 というのが現実らしいですわの。


 ならば、先ずはこの學園を、

 卒業してからですねなの、

 學院生になるしかないのですわなの。

 學院生になれば、魔法の研究がやりたい放題。

 しかも!

 魔法の研究ができるばかりではなく、

 男爵位まで頂けて、

 お給料まで頂けますですなの。

 無駄に学生生活を過ごして卒業して、

 その後はしたくもない

 政略結婚をさせられるくらいなら、

 私は學院生になる事を選びますですの!

 必ず學院生になってみせますですわなの。

 また試験を受けることになりますけれども、

 魔法の研究のためなら私、

 頑張れますですわなのー。

 

 ですのです私ハッキリ言いましてですねなの、

 他の学生たちには興味がありませんのですの。

 だからですねわの、

 私からはお話しかけることなど、

 余程のことがない限りはですねなの、

 全くありませんですわねなの。

 

 そう。この日まではですわねなの。



   ••✼••入学試験の日••✼••


 ・⋯━☞学園正門前ひろば☜━⋯・


「「「「ザワザワ……」」」」


「………」

 トットットット……!

 (さっさと校舎へ入ろうと急ぎ足)


「!……」

 トットットッ…トトッ!

 (異様な雰囲気に気づき止まる)


 コツン!…コツン!…コツン!…コツン!…


「「「「ザワザワザワザワ……」」」」


 コツン!…コツン!…コツン!…コツン!…


「へぁはっ!!……(振)」

 (体の芯から震える程に美しさを感じた!)



 その時、その場所で初めて見ましたのですの。

 この世の者ではない程の美しい(二回目)人

 ですなの!

 私、ここまで人を見て、

 興奮したのは初めてですの。

 その、美しさ、

 可憐さ、

 清らかさ、

 可愛らしさ、

 艶やかさ、

 華やかさ、

 綺麗さ、

 美しさ(三回目)


 その日から、私の學園でのお勉強と、

 研究の他の目的が、

 できてしまいましたのですわの!

 そう。

 嗚呼貴女、美しい美しい(五回目)貴女を、

 追いかけ研究することが、

 私の生き甲斐ですの。

 (研究とは?)



  ••✼••一週間後の放課後••✼••


 ・⋯━☞魔術師学部教室☜━⋯・



 私、とても、とても、とても、

 頑張りましたわのですなの。

 そして、あのお美しい(六回目)御方の

 研究結果を永久に残すため、

 「情報を魔力化し永久保存」できる魔導具、

 「メモ盤」を開発いたしましたのですのなの。


 あと、もう一つ。

 あの御方が特定の御場所を通る時を正確に計る

 ためにも、

 「時具ときぐ

 も作りましたわですの。

 これさえあれば、あの御方がどこを通るかさえ

 把握していれば、必ずあの御方を見ることが

 できますですのなの。


 そして、私決めましたのですの。

 あの御方の事を、

 「ツンデレ萌女神令嬢アン様」と、御呼びすると

 決めましたのですの。


   

    ••✼••数週間後••✼••


  ・⋯━☞學園大廊下☜━⋯・



 私は今、ツンデレ萌女神令嬢アン様が御通りに

 なられる「大廊下」に居ますのですの。

 今、私の開発した時具とメモ盤を、

 確認いたしましたらですわね、

 あと、ふた時の百二十分の一ほどで

 来るなのですのなのね。


 ほら! ほら!ほら!ほら!ほら!

 ほらあああーーー!!

 来ましたわですの!

 魔導具が示したのですの!


 

 そこへ、コンフィ率いる

 「アザミ女騎士団」が、

 ぞろぞろとやって来た。



 はぁあぁあぁあぁ~~~!

 なんと御美しい(七回目)ですの!!

 美しい(八回目)ですの!

 綺麗ですの! 美しい(九回目)ですの!!

 嗚呼…お慕い申し上げますですのぉ~~♡︎︎❤︎︎♡

 ツンデレ萌女神令嬢アン様ですの!

 ツンデレ萌女神令嬢アン様ですの!

 皆様、ご覧になられますなのでしょうか?

 ツンデレ萌女神令嬢アン様ですのお~~!!


 でも……邪魔な存在が居ますですわよなの。

 その名も、

 ナルシスト・キザメン・第一王子

 (勝手に呼んでる)

 シェンブリィ・アシュ・マイーヤですの。

 略して、「ナルキザ王子」ですわねなの。

 ツンデレ萌女神令嬢アン様の取り巻きも、

 そう言っていましたわのですわの。


 なんて憎らしぃナルキザ王子!


 よくも! よくもよくもよくもよくもよくも!

 ツンデレ萌女神令嬢アン様を、

 泣かせてくれましたですわねなの!

 貴方がどこをどう通るかもなのも、

 シッカリと把握しておりますですわよなの?

 ふふふんなの♪


 横にくっ付く、

 「脳筋愚息」も要注意ですわねなの。

 貴方もシッカリと、そうシッカリと!

 行動は把握済みですわよなの。

 私の二つの目と魔導具からは、絶対に、

 逃げられることはないですわよなの。


 でも、こんな完璧な私にも、(自画自賛)

 「墓穴を掘る」

 こともあるですなのよ。



「ちょっと、そこの貴女!」


「!?……んっ……んんっ……?!」

『ツンデレ萌女神令嬢アン様の取り巻き……

 フリージアさまっ! いつの間に!?』

 ドキィーーーーーン!!


「貴女、そこで何をしていらしたの?」


「~~~(焦)」


「そこの、貴女よ!」


「((((;゜;Д;゜;))))ブルブルカタカタブルブルカタカタ…」

『見てたのバレましたのですの!?』

 ドキドキドキドキドキドキッ……


「そんなに怯えなくても、大丈夫ですわ!

 貴女の事は、絶対に誰にも話さないから

 貴女も絶対に、そのメモの事は決して

 他の誰にも、お話しにならないように。

 …………………………いいですわね?」


「(; ゜ー゜)); 。_。)))コクコクコクコクコクコクコクコクコクコク(汗)」

『はいはいはいはいはいはいですわなの!』


「それから、できればでいいですから、

 そのアンお姉様情報と他に、

 ナルキザ王子とアロ様の情報も、

 我らアザミ女騎士団に、無償で!

 提供してくださるかしら?

 いぃ~~~ですわよねぇ~~?」


「∑(Ⅲ ̄□ ̄)!!!!……」

 ガラガラゴロゴロッ

  ピシャアーーーン!!

   ドドォーーーーン!!



 私の頭の上に、雷が落ちたのですの!

 


「アンお姉様をお守りするために、

 是非とも必要なものなのですわぁ~。

 とおっても素晴らしいものですわぁはい!

 ええ、もちろん! 強制は致しませんわよ?

 貴女のお気持ち次第ですわ…………ね?」

 

「(; ゜ー゜)); 。_。)))コクコクコクコクコクコクコクコクコクコクコク(汗)」

『命だけはお助けを~ですのぉお~~!!』


「うふふ 良かった!

 では、また、お会いしましょう?

 ご機嫌よぉ~~~♪」


「(; ゜ー゜)); 。_。)))はっはっはっはっはっ(汗)」

『ご機嫌ようですの! 過呼吸ですの(汗) 』

 


 私……學院生に、なれますかしらなのですの?



今回はメーべ視点のお話でした。

コンフィを見た瞬間に

完全に研究対象としてロックオンしてしまった

ちょっと危ない魔術師少女です。

しかも気づけば

アザミ女騎士団の情報係に……。

果たしてメーべは

無事に學院生になれるのでしょうか。

今後も彼女が

どこかで登場するかもしれません。

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