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第九十九話 特訓二日目 ダンジョン特訓 後 (3)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


白夜side



 準備を終えた白夜はそのまま湖に飛び込み、底の方にある扉を目指して潜って行った。

 そして扉の前に着いた白夜は扉に鍵がかかっていないか確認しだした。それから鍵がかかっていないのを確認した白夜は扉を押し開けた。

 そうすると中には水が無かったようで、水が一気に扉絵と流れ込み白夜はその流れに飲まれて扉の中へと入って行った。白夜が入ると扉は独りでに閉まり水が止まった。

 それを確認した白夜は深呼吸しながら周りを見回した。


「ゲッホ‼はぁ~すぅ~はぁ~、あぁ~ビックリした!でも考えてみりゃ当たり前なんだよなぁうん。さてっとそれでここはボス部屋なのかな?」


 白夜が体に着いた誇りをはらいながらそう言うと、まるでタイミングを見計らったように突然真上に太陽が現れた。

 それにより今までほとんど何も見えないような場所だったが、その突然現れた太陽によりその全容が明らかになった。そこには上と同じくらいの広さがあると思うほど広い砂漠が広がっていた。

 それを見て白夜は上とそこまで変わらないのを確認すると少しつまらなそうに空を見上げた時、白夜は何かを見つけたようで目を細めた。

 そして白夜が見つめていた方角からゆっくりと何かが飛んできた。それから少ししてさらに近付いて来たそれは太陽のように光輝いた鳥の群れだった。その数は見ただけで五十は軽く超えるほどだった。


 それを見た白夜はあまりの数に驚き目を見開いた。しかし、すぐに頭を切り替えて群れを観察し、その中でも一際光っている個体を見つけ鑑定した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 無し


種族 サンシャインバード・リーダー

属性 火・風


レベル75

HP6417500/6417500

MP8203200/8203200


物攻381300

物防272000

魔攻710500

魔防383000

敏捷3281500

知力703700


スキル

爪術6、視覚強化7、気配察知4、気配遮断3、羽格闘術3、隠蔽4、指揮7、集団強化3、火魔法7、風魔法5


ユニークスキル

無し


固有

発光、太陽光吸収


称号

迷宮神の加護、二階層守護者、群れの長

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 その鑑定結果を見た白夜は少し難ともいえない表情をしていたが、サンシャインバード達が目の前まで迫っていることに気が付くとすぐにその場から後ろへと飛び退いた。

 直後、先ほどまで白夜が居た所に数羽のサンシャインバードがまるで弾丸のように突っ込んで行った。

 その様子を見て白夜は少し引いたような表情で相手を見ながら、ただ後ろ向きに走って離れて行きながら相手を観察していた。


「う~ん?あいつらあの威力は確かにすごいけど、何と言うか…あれじゃぁ自分にもダメージ行くだろ?やっぱりしょせんは鳥って言う事か。はぁ~まぁ気にしても仕方ないな、にしても無駄に光ってて見にくいうえにあの数、少しめんどくさいなぁ。まぁそうも言ってられないし少しずつでも数を減らしてくか‼」


 白夜がそう気合を入れるようにそう言うと、アイテムボックスから短剣を二本取り出し両手に持ち全身の力を抜いたように腕をだらりと下げた。

 傍から見るとどう見ても隙だらけだった。そしてサンシャインバード達もその姿を見て隙だらけだと思い白夜に攻撃を仕掛けようとしたが、それより先に先ほど白夜が鑑定したリーダーの個体が群れの一番前で他のサンシャインバード達を止めるように翼を広げた。

 なぜリーダーだけが白夜を警戒することができたかと言うと、それはもうただの勘に近かった。生物としても感が、群れの長としての責任からくる感それは分からない、しかし生物としての本能が警告していたのだこのまま突っ込んではいけないと。


 そしてその様子を見た白夜は笑みを浮かべながら感心したように話し出した。


「へぇ~、よく突っ込んでこなかったなぁ?大抵の奴は実力差も分からずに突っ込んでくるからな、さてそれじゃぁそっちから来ないなら…こっちから行こうッ!」


 白夜はそう言うと次の瞬間その音をたてる事無く場から消えた。

 その事にサンシャインバード達はパニックになり全員が別々の行動を取り出した。


「ガァァァァァ‼」


 しかしリーダーがそう叫ぶとサンシャインバード達はその場で一瞬固まりすぐに先ほどと同じようにまるで一つの生物のように統率の取れた動きに戻った。リーダーはそれを確認すると、白夜を探すように命令を出そうとした。

 しかしそんな余裕は次の瞬間無くなった。何故なら目の前に白夜が急に現れ、自分に向かって両手の件を突き刺そうとして来ていたからだった。

 リーダーは白夜を確認すると同時にすぐに回避行動に移ったためギリギリ回避ができた。


 そして白夜は回避されたのを確認したと同時に目標をリーダーから他の個体に変え、周りの敵を片っ端から切り殺していった。白夜はまるで空中を蹴るようにして他の個体の所へと行き、その場に居る個体を切り殺して行った。白夜はそれをただ繰り返した。

 しかしそれも長くは続かなかった。白夜が二十匹めを切り殺したところで不自然に白夜の周りには敵の姿が無くなっていた。


 しかし白夜は他のサンシャインバード達が何処に行ったのか分かっているようで、真上へと飛び上がって行った。


 そして残った仲間たちを連れ上空に逃げていたリーダーは、さすがに人間にはここまでは来れないだろうと思いそこで自分のスキル『太陽光吸収』で体力などを回復させていた。

 しかしその間にも白夜が猛スピードで下から上がって来ていた。


 それから少ししてリーダーを含めたサンシャインバード達三十羽が十分に休息を取れたため白夜の所へ向かおうとした時、サンシャインバード達の真上から白夜が話しかけた。


「うん?休息は終わりか?それなら続きを楽しもうぜ!まぁそうは言ってももうあきて来たし、さっさと終わらせようか?」


 白夜がそう言うと、言葉を理解したわけではないがサンシャインバード達は白夜が真上に居る事に驚きそれと同時に恐怖した人間でありながら自分達と同じ、いやそれ以上に空で自由に動いていることに、その根源的な恐怖のせいでリーダーも指示を出すことを忘れてしまった。

 そのため恐怖に突き動かされた他のサンシャインバード達は白夜に向かって攻撃を仕掛けて行った。

 それを見て白夜は落胆したような表情で向かって来る敵を全て手加減無しで一瞬で全てを切り殺した。


 仲間を全員殺されてリーダーはようやく正気に戻った。しかしその時には仲間和全員殺されており、白夜は返り血すら浴びずにその場に浮かんでいる。

 そして白夜は攻撃もしてこないでただ呆然としているリーダーの元に近寄り、反応が無いのを確認するとつまらなそうにその場で切り殺し、アイテムボックスに入れ話し出した。


「はぁ~、最後の最後で諦めやがってしらけさせんなよなまったく、はぁ~…まぁ仕方ないか。さて!切り替えていきますか‼まずは宝箱開けて、次に次の階層に移動だな‼」


 白夜は気分を切り替えてそう言うと、飛ぶのを止めて重力に従ってそのまま落ちて行った。

 そして地面に着いた白夜は部屋の真ん中にあった宝箱の前に行き、宝箱を開け中身を確認していた。

 その中身は龍を模った指環だった。それを見て白夜はよく分からないと言うように首をかしげながら話し出した。


「なんじゃこりゃ?何の効果があるのかわからんけど、まぁとりあえず着けとくか」


 白夜はそう言うとその指輪を右手の中指にはめた。しかし特に変化が起きる事は無かった。

 それを確認すると白夜は少しだけ期待していたようで、つまらなそうな表情をしながら次の階層に向かいながら話し出した。


「はぁ~さて、それじゃぁ次の階層に行きますか‼」


 白夜はそう言うと次の階層へと向かって行ったのだった。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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