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第九十二話 特訓二日目 ダンジョン特訓 (8)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


白夜side



 そして夜空達やラファエル達がダンジョンで白夜の映像を見ていた時、白夜は支度を終わらせて自分用に創ったダンジョンへと入って行った。

 白夜がゲートを通って行くと、そこは壁が何故か少し光を発している洞窟だった。それを見て白夜は少し呆けたように息を吐きだしながら、興味深そうに話し出した。


「ほへぇ~こんな感じなのか…思ってたよりも明るいな。これ何で光ってるんだ、一応説明には魔力を吸収して光るって書いてあったけど…う~ん?わからんな、何かしらの化学反応か何か…って事かな?」


 白夜は一人でブツブツと考え事を始めてしまっていた。それから少しして何か満足したのか白夜は少しすっきりしたように一息ついて独り言を話しながら、歩き出した。


「ふぅ~、さて何時までもここにいても仕方ないし進むか。ふふふ!楽しみだなぁ、ランダムで創ったからどうなってるか俺でも分からないからな。それに、久々の一人を満喫しなくちゃな!これからは集団生活になるみたいだからなぁ、はぁ~めんどくさい…やっぱり一人の方が俺には合ってるんだよなぁ~…」


 白夜は一人になると考え事などを喋ってしまうタイプだったようで、一人で洞窟を進みながらずっと話続けたのだった。


 それから少し経った時、白夜はちょうど少し広い広間の有る分岐で何かの影を確認したようで、少し警戒しながら進んで行った。

 そして白夜がちょうど分岐の入り口に着いたと同時に先ほどの影の姿が完全に見えて来たのだった。

 それを確認すると同時に白夜はすぐに見えた影の中でも一番強そうな個体に神眼の能力の一つの、鑑定を使ったのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 無し


種族 ブラックゴブリン

属性 闇


レベル65


HP37000/37000

MP15030/15030


物攻8500

物防6100

魔攻4080

魔防3900

敏捷17500

知力5700


スキル

格闘術8、視覚強化5、気配察知3、気配遮断4、闇魔法2、集団強化3


ユニークスキル

無し


固有

無し


称号

迷宮神の加護、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 その鑑定結果を見て白夜は少しがっかりしたような表情で溜息を吐きながら進みだした。

 そして分岐の所にいたブッラクゴブリン達は無警戒に歩いてくる白夜を見てバカにするように指をさして笑い出した。


「ギャ?」


「グギャ!」


「グギャギャギャ!」


「「「「グギャギャギャギャギャ‼」」」」


 その下品な笑い声を聞いて白夜は眉間にしわを寄せて溜息を吐きながら嫌そうに話し出した。


「はぁ~、ゴブリンと言えばこんな感じだとは思ってはいたけが、知力がそこそこ高くても言葉は話せないか…。まぁいい、とりあえずステータスだけは夜空達に迫るからな、とりあえずは警戒…する必要も無いかこいつらじゃぁなぁ~」


 白夜は落胆したようにそう言いながら肩を落としながらも足を止めずに進んで行った。

 それを見てブラックゴブリン達は白夜が諦めたと思ったようで、先ほどよりも楽しそうに気持ち悪い笑みを浮かべながら白夜に襲い掛かろうと走り寄って行った。

 白夜は考え無しに突っ込んでくるブラックゴブリン達を見て死ぬほどつまらなそうに欠伸をしていた。

 ブラックゴブリン達はそんな白夜のようすに気が付かないまま白夜へと突っ込んで行った。


 そしてブラックゴブリン達は白夜までもう少しの所まで近寄ると、一斉に白夜へと飛びかかった。

 しかしゴブリン達が飛び上がった時には白夜はもうその場に居なかったのだった。

 その事に驚いたゴブリン達は慌てて周りを見回そうとしたが、次の瞬間ゴブリン達のの目には何故か首のない自分の体が映っていたのだった。

 そのままゴブリン達の首は驚いたような表情のまま地面へと落ち、彼らの意識は完全に消えた。


 白夜はその様子をつまらなそうに欠伸をしながらただ眺めていた。

 何が起きたのか、それは単純に白夜はゴブリン達が飛び掛かってくるのを視認すると同時に、まるで軽く踏み出すかのようにして足に力を入れ、相手に認識すら出来なスピードで一気に相手の後ろへと走り抜けたのだ。そしてその時についでとばかりに腰に差していた短刀でゴブリン達の首を切り飛ばしていったのだ、これらすべてを相手が飛び上がり、地面に落ちるまでの間にやったのだった。


 しかしこれだけの事をやった白夜の顔には疲れた様子すら見られなかった。むしろ疲れるどころか白夜は何か不満があるかのように顔を歪めながら一人で話していた。


「はぁ~、もう少しやるかと思ったんだけどなぁ~…まさかあそこまで頭が悪かったとは、はぁ仕方ない次の敵に期待…しないでおこう、どう考えても一層はハズレだと思った方が良いからな!うん、さ~ってとじゃぁとりあえず進みますかねぇ~」


 白夜はそう言うと、一応転がっていたゴブリン達の死体をアイテムボックスに入れてから進みだそうとして止まった。

 何故ならここは分岐だったため、三本もの分かれ道が有ったのを見てから思い出したからだった。

 白夜は誰もいないのに少し恥ずかしそうに頭を掻きながら話していた。


「はぁ~、めんどくさいなぁ!どうしよう、本当に!めんどくさい…はぁ、仕方ないこういう時はやっぱり神頼みだ!俺も神だけど、まぁそこは気にしないって事でOK!って事で早速」


 白夜はそう言うとアイテムボックスから何故か槍を取り出した。

 そしてその槍を白夜は地面へと浅く突き立てた。その立てられた槍は徐々にユラユラと円を描くように揺れ出した。

 それを見て白夜は少しワクワクしたように、楽しそうに笑みを浮かばせながら見ていた。


 そしてついに立てられた槍は倒れた。その倒れた方向は右側の通路の方をさしていたのだった。

 それを確認した白夜は満足そうに頷くと槍を拾いアイテムボックスに入れ、先ほど槍が指した右側の通路の方へと視線を向けて、楽しそうに笑みを浮かべながら進みだした。


 それから少しして白夜は今、行き止まりに居た。しかしそこはただの行き止まりでは無く、そこの壁の目の前にはいかにも宝箱っといった感じの箱があった。

 白夜はそれを確認すると、最初は嬉しそうに笑みを浮かべながらそれを見ていた白夜だったが、少しして何故か急に機嫌が悪くなってきたようで顔を歪めていた。

 しかし白夜はこのまま此処に居ても仕方ないと思ったようで少し諦めたように溜息を吐きながら話し出した。


「はぁ~~、なんで運試ししたら行き止まりになるかなぁ、まぁ宝箱があるだけまだいいけどさ!はぁ~さて何時までもここにいても仕方ないしさっさと開けて戻るかぁ~」


 白夜はそう言うと、宝箱を開けようとしたが鍵が付いていたようで、白夜がどんなに力を入れても開くことは無かった。

 それから少しして白夜も鍵が付いていることに気が付いたようで、白夜は少しの間恥ずかしそうに顔を隠してうずくまっていた。

 しかし白夜はすぐに誰もいない事を思い出したようですぐに安心したように一息つきながら宝箱の前に座り込み、アイテムボックスからピッキングの道具を取り出し、鍵を開け始めた。


 白夜が鍵開けを始めてから五分程経った時、ついに開いたようで少し疲れたように一息つきながら箱を開けた。

 そして開けた宝箱の中には何かの本が入っていた。それを見た白夜はつまらなそうに掴み上げながら話し出した。


「チッ、本が一つかよまぁ何もないよりはましか。さて、それじゃぁ引き返すかなぁ~、はぁまた道の選び直し…めんどくさ…」


 白夜は心底嫌そうにそう言うと、持っていた本をアイテムボックスに入れてすぐに反転して、来た道を戻りだしたのだった。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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