↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/217

第八十七話 特訓二日目 ダンジョン特訓 (3)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


智理・ティターニア・玉藻side



 智理・ティターニア・玉藻の三人は特に話し合う事も無く各々自分で必要だと思うものを適当に持ち、全員の準備が終わり集まったのを確認するとお互いに顔を見合せて頷き合いゲートを通り抜けて行った。

 そして智理達がゲートを通り抜けるとそこは濃い霧に覆われた岩場だった。

 それを確認すると智理は何故か周りをキョロキョロと見ていた。智理のその様子を見てティターニアや玉藻は何をしてるのか不思議に思ったようで、ゆっくりと質問した。


「あの、すみません。智理様は先ほどから何をしてらっしゃるのでしょうか?」


 玉藻が少し遠慮気味にそう聞くと、智理は周りを見回していたのを止めてゆっくりと話し出した。


「うん?あぁちょっと探してたのよ、あの白夜の事だから入り口に何か仕掛けか何かを設置してないかなぁ~っと、思ってねぇ~」


 智理が少し楽しそうにそう言った丁度その時、上からテレビの画面のようなものが降りて来た。

 それを見て智理はやっぱりねぇ~!と、言うように笑みを浮かべて頷いていた。しかし智理は慣れているから大丈夫だったが、ティターニアや玉藻は慣れていないため驚いたように目を見開き固まっていた。

 そして三人の様子をお構いなしに画面は降りきり、ちょうど目線の高さで止まり映像が再生され出した。


『ども~!元気してる?それとも、もしかして慌てて入り口でろくに確認もせずに奥に行っちゃった?それだったらご愁傷様‼ハハハハハ‼』


 映像が始まるとそこに映った白夜が死ぬほどムカつく顔でバカにするように話していた。

 その映像を見て驚き固まっていた、ティターニアや玉藻はようやく正気に戻ったのだった。しかし智理はその映像を見て怒ったようで何か文句を言おうとしたタイミングで、映像は更に話し出した。


『あ、それとこの映像は録画だから何か言っても意味ないからね~!むしろ自分がバカみたいになるから止めといた方が良いよ?』


 白夜がニヤニヤしながらそう言うと、それを見て智理は文句を言いそうになったのをグッ!と堪えていた。その様子を見てティターニアと玉藻は何とも言えない微妙な表情をしていた。

 しかし映像の白夜は録画のためそんな様子はお構いなしに話を進めた。


『さてっと、それじゃぁ無駄話はここまでにして本題だ。今回のダンジョンの説明なんだがその前に…その~なんて言うか…すんませんした‼いきなり謝られて混乱してるだろうけどまず理由を説明させてくれ、組み分けした後に気が付いたんだけど…その~ほら今回のお前達の組の理由、魔法っていったじゃん?それなのに今回魔法使えないってルールにしてたからそのことに対する謝罪だ』


 映像の白夜が謝りながらそう説明すると、智理達はいきなり謝罪されたことに驚いていたが理由を聞き納得したように頷いていた。

 そして映像の白夜はまるでそれを確認したかのように、智理達が頷いてから話を再開した。


『そう言う訳で今回は魔法は使えないんだけど、今回の課題の目標には特に問題ないと思い特に何か優遇すると言う事は無いんでそれだけは覚えておいてくれ。少しだけ何かしようかとも考えたんだがこれと言って特に思い浮かばなかったしそれに、今回のダンジョンの目的は弱点の克服だから都合がいいと思ったからそう言うのは無しにした。それで本題のダンジョンの説明だ、今回のお前たちの弱点は魔法のステータスは確かに高い、それにテクニックもある、だがお前らは単純に物理攻撃が弱いだから接近された時のためにそこを補うだけの攻撃力か技術をできるだけ身に着けて欲しい。と言う事でこのダンジョンは物理攻撃が効きにくい魔物を中心に配置してある、他はそこみたいな岩場から林なんかも用意してあるから存分に楽しんでくれ!それじゃぁ幸運を祈る‼』


 最後に白夜が笑顔で敬礼しながらそう言うと映像は消えた。

 それを確認して智理達は少し考えてから話し出した。


「う~んと、つまり今は魔法は使えなくて持っている武器だけで戦わないといけないって事ね…、ちょっときついかしらねぇーしかも相手は物理耐性があるみたいだしねぇー」


 智理が疲れたようにそう言うと、ティターニアと玉藻は少し考えながら話し出した。


「そうですね…とりあえず今ある武器を確認するのが先決でしょうか?」


「私もその意見には賛成です」


 ティターニアと玉藻が真剣な表情でそう提案すると、智理は少し見にくそうにティターニアと玉藻の方を見ながら話し出した。


「その前にちょっといいかしら?ここって見ての通り視界が悪いじゃない?」


 智理が少し楽しそうにそう聞くと、ティターニアと玉藻はよく分からないと言うように首をかしげていた。

 その様子を確認すると智理は優しく微笑みながら話し出した。


「フフフ、それでさっきからと言うよりは少し前からなんだけどね?何と言うか貴方達って口調が変わらないじゃない?だからここみたいに視界の悪いところ正直どっちがどっちだか分からないのよねぇーと言う事で何とかならない?」


 智理が少し困ったようにしながらそう言うと、ティターニアと玉藻は納得したように頷きながら話し出した。


「あぁ、そう言う事ですか…それならすぐに何とかなりますよ?ただ少し馴れ馴れしい感じになるかもしれませんがかまいませんか?」


 ティターニアが少し申し訳なさそうにそう言うと、智理はよくわからなそうに首をかしげながら話し出した。


「?よく分からないけど、別にかまわないわよ?むしろ気安くしてくれたほうが嬉しいわよ」


 智理が特に気にした様子も無くそう言うと、ティターニアと玉藻は安心したように息を吐き出してから話し出した。


「ふぅ~そう言う事だったこういう感じで話すね?いやぁ~あの話し方少し疲れてたんだよね!」


 ティターニアが少し無邪気な感じでそう言うと、それを見て玉藻は少し疲れたように溜息を吐きながら話し出した。


「はぁ~そうね、私はこんな感じであまり変化なんですけど、まぁもう少し気楽にやらせてもらいますよ?」


 玉藻があまり変わらない口調でそう言うと、智理は少し不満そうだったがすぐに切り替えて話し出した。


「さて、それじゃぁとりあえず全員の武器の確認しましょうか?そうじゃないとこれからの行動も決められないしねぇー」


 智理がのんきにそう言うと、ティターニアと玉藻は黙って頷いた。

 それを確認すると智理はまず最初に自分の装備について説明した。


「それじゃ私から言うわね?私の武器は一応向こうでも使ってたからこの薙刀よ‼ただ何故かこっちに来た時スキルになってなかったのよね?何でかしら?まぁそれはいいわよね、他には予備の武器としてアイテムボックスに針が三十本、小太刀を一本装備してるわ。ただ他にも壊れた時の予備として薙刀が五本、針が百本、小太刀を五本持ってきたわ、私が持ってきた武器はこれで全部よ」


 智理がそう言い説明を終わると、ティターニアと玉藻はゆっくりと自分達の武器の説明を始めた。


「それじゃ、次は私の武器の説明だね!私はメインにこの錫杖が一本、後は投げナイフが六本と普通のナイフが二本!それと私も予備としてアイテムボックスに錫杖が五本、投げナイフが三十本、ナイフが十本入ってるよ‼これで私が持ってきた武器は全部だよ‼」


 ティターニアが楽しそうにそう言うと、玉藻がゆっくりと話し出した。


「それでは次は私ですね、私はメインのこの鉄扇が一個、五十メートルワイヤーが一本、投げナイフが八本ですね、私も一応予備をアイテムボックスに鉄扇が五個、五十メートルワイヤーが四本、投げナイフが四十本入ってますね。ただ、ワイヤーは何となく使えそうなので持ってきただけなんであまり期待しないでください」


 玉藻は自信無さげにそう言った。

 智理は優しげに微笑みながら話し出した。


「フフフ、そんな事言っちゃだめよ?持ってるだけでもいざという時の手札が増えるからその分生き残れる可能性が増えるんだからね?それよりも今聞いた感じだと全員近距離武器っぽいわねぇーう~ん、それじゃぁとりあえずの隊列は玉藻・ティターニア・私の順番で行きましょうか?」


 智理が少し考えながらそう言うと、ティターニアと玉藻は何故その隊列なのか気になったようだったがあえて質問はしなかったのだった。

 智理は二人が何か聞きたそうにしてるを見て、少し考えていたがすぐに頭を切り替えて話し出した。


「さてそれじゃ、行きましょうか大分ここで時間使っちゃったしね?」


 智理が少し笑いながらそう言うと、ティターニアと玉藻は少し慌てて隊列を組みだした。

 そして隊列を組み終わったのを確認した智理はゆっくりと話し出した。


「さて、それじゃぁ出発!」


 智理が手を前に突き出し楽しそうに笑いながらそう言うと、ティターニアと玉藻の二人は苦笑いを浮かべながら進みだしたのだった。




誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。