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第八十四話 特訓二日目 ダンジョン特訓 (1)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


 そして白夜は一足先に表に出て、準備を始めていた。


「え~っと、まずは昨日造って措いた奴を造ってっと…」


 白夜はそう言うとポケットからコンソールを取り出して操作し始めた。

 そうすると少しして地震のように揺れ出した。そして揺れが収まると白夜の目の前に白銀でできた五つの門が現れた。

 その門の中心は何かの膜のようなものが揺れているだけで向こう側がどうなっているのかを確認する事はできないようになっていた。

 そして白夜は造ったばかりの門の周りを触ったりしながら確認して行き、納得がいくできだったのか満足そうに頷いていた。


「うん!うん!上出来‼上出来‼さて、それじゃぁ次は最低限の装備品を出して置けばいいかな、たぶん」


 白夜はそう言うと持ったままのコンソールを操作し出した。

 それから少しして白夜の目の前が光り出し、光が止んだ時綺麗に並べられた武器や防具、それにアクセサリーや携帯食料など、冒険に必要そうな物が現れた。

 それらは特に凝った装飾などはされてはいなかったが、一目で性能の良い物だとわかる物だった。

 白夜は目の前に現れた武器防具を一つずつ手に取り確認して行った。そして一通り確認し終えた白夜は満足そうに笑顔で頷いた。

 ちょうどその時居住エリアから夜空達が出て来た。

 そして出てきた夜空達は、昨日とは違いよく分からない門があり、何処かバザーのように武器防具やアクセサリーなどが並んでるのを確認すると、夜空と智理はもう慣れたのか疲れたように乾いた笑みを浮かべていたが、水姫は慌てたように白夜の方へと駆け寄り驚いたように話し出した。


「ちょ!ちょっと先輩‼なんですかこれ⁉何か昨日とぜんぜん違うんですけど⁉」


 水姫が白夜にぶつかりそうなほど近寄りながらそう言うと、白夜は水姫の勢いに少しのけぞりながら話し出した。


「お、おう、とりあえず落ち着け、そして離れろ!近い!」


 白夜が少し水姫を押しながらそう言いうと、水姫はようやく自分が白夜に近づいていたこと意気が付き、慌てて距離を取り顔を真っ赤にしながら話し出した。


「え、あ、あの、すみませんでした…ちょっと、驚きすぎました…」


 水姫が恥ずかしそうにそう言うと、白夜は苦笑いを浮かべながらゆっくりと話し出した。


「あぁ、まぁ分かってくれればいいよ。それよりもさっきの質問だけど、あそこに門が見えるだろ?」


 白夜は自分の後ろに在る四{・・}つの門を指でさしながらそう言った。

 水姫は白夜の指をたどって門を見て、少し首をかしげていた。

 それを見て白夜は少しニヤリ!と、楽しそうに笑いながら説明を続けた。


「ハハハ!まぁあれだけじゃぁ分かんないか、あれが今日お前たちが入るダンジョンだ!どうだ?結構いい感じだろ?」


 白夜が楽しそうに笑いながらそう言うと、水姫はようやく納得したように頷きながら話し出した。


「あぁ!あれがそうなんですか~!でもあれ、門だけですよね?」


 水姫は門だけなのが気になったようで、門の方を指さしながらそう聞いた。

 白夜はそれを聞いてイタズラっぽく笑いながら話し出した。


「フフフ!まぁ普通に見たらそう見えるよな、けどあれは簡単に言えば転移装置なんだよ、あれに入ると俺の用意したダンジョンに送られるようになってるんだよ」


 白夜が自慢するように胸を張りながらそう言うと、水姫は少し驚いたように目を見開いていた。

 そして二人が話してる間に着いた夜空と智理は、途中から白夜の話を聞き少し呆れたようにため息を吐きながら話し出した。


「兄さん、なにいばってるの?そう言うの良いからさっさと説明して?」


「そうねぇー白夜が話してる間に日が暮れちゃうわよ?それに、もうエルちゃん達も来ちゃったみたいだし」


 智理がそう言いながら振り返った。

 白夜はそれを追うように視線を向ければ居住エリアからラファエル達がちょうど出てくるところだった。

 それを確認すると白夜はすぐに気持ちを切り替えて、話し出した。


「おぉ本当に来てた⁉ってそれどころじゃないな、とりあえず残りの説明はあいつらもそろってからやるからちょっと待ってくれ」


 白夜がそう言うと、夜空達もそうした方が良いのは理解してるので黙ってうなずいて大人しく待ち始めたのだった。


 それからすぐにラファエル達が到着した。

 それを確認した白夜はねんのため全員いるか確認してから話し出した。


「え~っと、ちゃんと全員いるよな?うん!いるな、それじゃぁ今日の特訓の説明を始めるぞ‼あそこに門が見えるな?あれの右からさっき見せた組み合わせの順番の通りに入って行ってくれ、ダンジョンの内容を組み合わせに合わせて創ってあるからな、間違っても違う門に入らないようにな?その場合はさすがに死なないと保証できない」


 白夜が真剣な表情でそう言うと、夜空とラファエル達は少し冷や汗を掻きながらも顔を引き締め真剣な表情で頷いた。

 白夜はそれを確認すると今度は、用意して置いた武器や防具などの方を向きながら説明を始めた。


「よし、じゃぁ次はここに置いてある物についての説明をかなまぁとりあえず武器と防具に関してはさっき説明した品質以外、特に説明しなくちゃいけない事は無いんで各自で持って見て一番使いやすいのを使ってくれ」


 白夜が武器や防具を指さしながらそう言うと、夜空達とラファエル達は先ほどと同じようにただ頷くのだった。

 それを確認して白夜は次の説明に移った。


「んで次は、このアクセサリーだな。この指輪はまぁ分かりやすく言えばアイテムボックスみたいなものだ」


 白夜はそう言いながら何処にでも有りそうな武骨なデザインの指環を持ってそう言った。

 それを聞き夜空達とラファエル達は少し驚いたように目を見開いていた。

 しかし白夜はそんな夜空達やラファエル達を完全に無視して、説明を続けた。


「それで次にこの指輪は『転移の指環』だ、危ないと思ったらこれでここに帰ってこい。そして帰って来た後回復したらまたダンジョンに入って来て良いからな?今日は基本これしかやらないからそのつもりで。後はだいたいステータス強化系だな。その他にも色々と必要そうな物を用意して置いた、自分達で必要だと思うものを勝手に持って行ってくれ。あぁ最後にスキルは好きに使ってかまわないけど、魔法は使用禁止な?あれ使うと簡単になっちゃうからな」


 白夜がそう一気に説明すると、それを聞いて夜空達やラファエル達は少し考えてから話し出した。


「先輩少し質問なのですけど~、何で魔法を使っちゃダメなんですか?」


「ん、私も気になってた」


「そうねぇー私も理由が聞きたいわねぇー」


 夜空達三人がそう言うと、ラファエルもそれに続くように話し出した。


「僭越ながら、私もその事について理由をお聞かせいただければと…」


 夜空達とラファエルがそう聞くと、白夜は少し考えてから答えた。


「う~ん?そうだなぁ~まぁ理由は単純にそれじゃぁ特訓にならないからだな、だって身体能力だけでも化け物並みなのに、そのうえ魔法まで使ったらただの蹂躙になって特訓にならねぇからだ!分かったか?」


 白夜は少しめんどくさそうにしながらそう言った。

 そして夜空達とラファエル達はその説明を聞き納得が言ったようで頷いていた。

 それを確認すると白夜はゆっくりと話し出した。


「さて、それじゃぁ説明はこれで終りだ!お前達は準備を始めて、準備が終わった奴らからどんどんダンジョンに入って行ってかまわない!話は以上だ‼」


 白夜がそう合図すると、夜空達やラファエル達は組み合わせの人間同士で固まって装備をそろえて行った。

 それから少しして夜空達やラファエル達は全員が準備を終えたようで、どんどん門を通ってダンジョンに入って行った。

 白夜はそれを確認すると、イタズラっぽい笑顔で一人で話し出した。


「アハハハ‼いや全然気づかなかったなぁ~あいつら‼さてと、それじゃぁ俺も準備するかねぇ~」


 白夜はそう言うと自分も置いてあった武器や防具を適当に選んで装備した。

 そして装備し終わるとコンソールを操作しだした。すると今まで四つしかなかった門の横にもう一つ門が現れた。

 それを確認した白夜は楽しそうに笑みを浮かべながら、その門に入って行った。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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