第八十一話 特訓二日目 朝 (前編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
そして翌日の朝六時、白夜は自分の部屋でゆっくりと起き上がっていた。
「くぅわぁ~~~………眠い、なんで俺早起きしてるんだっけか?…まぁいいか」
そう言うと白夜はゆっくりと起き上がり、まだ寝ぼけているようでフラフラしながら洗面所に顔を洗いに向かって行った。
そして白夜が洗面所に着くと、そこには先に起きていた夜空が顔を洗っているところだった。
しかし白夜はまだ少し寝ぼけているのか、特に気にした様子も無く五つ有る洗面台の中で夜空の右隣の洗面台のまで行くと、普通に顔を洗い始めた。
夜空は急に現れた白夜に驚き、少しの間顔にタオルを当てたまま固まっていた。しかし、白夜が何事も無かったかのように顔を洗ってるのを見て正気に戻ったようで、慌ててすぐにタオルで顔を拭き終えると、すぐに白夜の方へと振り向きゆっくりと話し出した。
「兄さん、今日は早いね?どうしたの?」
夜空は少し首をかしげながらそう言った。
しかし白夜は顔を洗っている最中だったため返事が出来ずとりあえず手でちょっと待て!と、つたえた。
夜空はそれを見て、白夜が顔を洗ってる最中なのに気が付き少し慌てながら謝った。
「あ⁉ごめんなさい、まだ洗ってる最中だった」
夜空は申し訳なさそうにさう言いながら頭を下げた。
白夜はすぐに顔をタオルで拭くと、夜空の方へと振り向き少し呆れたように話し出した。
「はぁ~、まぁいいからとりあえず頭上げろって、話ずらいし」
白夜がめんどくさそうにそう言うと、夜空はすぐに頭を上げて話し出した。
「ん、わかった。それでさっきの事なんだけど、何で今日はこんなに早起きなの?」
夜空が首をかしげながらそう聞くと、白夜は今思い出したと言うように話し出した。
「あぁ~!そう言えばそんな事さっき言ってたなぁ、まぁ別に特にこれと言った理由なんて無いんんだけどな!今日の特訓のメニューも決めてあるし特にやる事も無いんだよねぇ、正直この後全員が起きてくるまで超暇!」
白夜は何故かもの凄い笑顔でそう言い切った。
それを聞いて夜空は思わず呆けてしまっていた。しかしすぐに正気に戻ると少し楽しそうに話し出した。
「ん!良かった、何か悪いものでも食べたのかと思った。それと暇なのはどうでもいい」
夜空が少し安心したようにそう言うと、白夜は少し顔をしかめながら話し出した。
「おい、それは少し失礼じゃないか?まぁどうでもいいって言うのはいいとして、悪いものを食べるって…ここ俺が能力で創った物しかないんだから変な物なんてあるわけ無いだろ?まったく、俺がそんな危ないものを創るわけ無いだろ?」
白夜は口元に楽しそうな笑みを浮かべながらそう言った。
夜空はそれを見て納得のいかなそうにゆっくりと話し出した。
「兄さん、今までの自分の行動を思い出してみて?どう考えても信用できない」
夜空が少し責めるようにそう言うと、白夜は少し考えてから話し出した。
「う~ん……、特に思い浮かばないんだが?何か俺変な物創ったか?覚えが全くないんだが?」
白夜は本当に思い当たらないようで首をかしげながらそう言った。
それを見て夜空は呆れたように溜息御吐きながら話し出した。
「はぁ~兄さん、今まで料理を作ろうとして何を作ったか覚えてる?」
夜空が呆れたようにそう聞くと、白夜は少し考えてから話し出した。
「う~ん、確かカレーを作ろうとしたら何故か劇毒が出来ちゃったんだよねぇ~」
白夜がのんきにとんでもない事を言うと、夜空は更に呆れたように話し出した。
「はぁ~そんな物を作っといて良く危ないものを作っていないなんて言えたね?」
夜空が少し責めるように睨みながらそう言うと、白夜は気まずそうに目を逸らしながら答えた。
「ハハハ、いやぁ~それを言われると何も言えないんだけどさぁ~、でもここここの料理を作ってるのは俺が作ってる訳じゃ無いんだからさぁ、大丈夫だよ!たぶん、きっと‼」
白夜が何故か自信満々にそう言った、夜空はそれを見て諦めたように話し出した。
「はぁ、まぁ兄さんにこれ以上言っても仕方ない、どうせ変わらないし諦める。それよりもみんなが起きるまで何する?」
夜空が話をそう切り替えると、白夜は少し考えてから話し出した。
「あ~そうだなぁ~……、とりあえずもっかい寝るかなぁ」
白夜は疲れたようにそう言った。
夜空はそれを聞き少し呆れたように話し出した。
「せっかく早起きしたのにまた寝るの?もったいない、何かしよう?」
夜空がそう提案すると、白夜は死ぬほどめんどくさそうに顔を歪めながら話し出した。
「えぇ~嫌だよ、めんどくさいし、疲れるし」
白夜が疲れたようにそう言うと、夜空は呆れたように話し出した。
「はぁ、そんな子供が学校に来たくない時の言い訳みたいな事、良くもここまで堂々と言えたね?兄さん」
夜空が睨みながらそう言うと、白夜はさすがに今のは自分でも思うところがあったようで、気まずそうに視線を逸らしながら話し出した。
「いや~ハハハ、ごめんなさい!今のはちょっと自分でもないかなぁ~って思いましたです」
白夜が少し語尾が可笑しくなりながらそう言うと、夜空は少し笑いながら話し出した。
「ん、わかってくれればいい、それよりもとりあえず食堂行こ?どうせ起きたら皆そこに集まるんだし」
夜空が首をかしげながらそう提案すると、白夜は少し考えてから話し出した。
「う~ん、そうだなそうした方が良いか、何時までもここにいても仕方ないしな!それじゃぁ行くか」
白夜はそう言うと夜空がついて来てるかも確認せずに食堂に向かい出した。
それを見て夜空は呆れたように溜息を吐きながらも、口元に楽しそうに笑みを浮かべて白夜を追いかけて行った。
白夜と夜空は食堂に着くと、とりあえず適当な席に座りだらけていた。
それから少しして白夜がじっとしているのに飽き始めていた。ちょうどその時食堂の入り口から智理と水姫が入って来た。
そして智理と水姫は自分達より先に白夜が起きていた事に驚き固まっていた。
その様子を見て白夜は楽しそうに笑いながら話し出した。
「ハハハハハ!何かたまってんの?早くこっち来れば?というか暇だから何か話せ」
白夜が楽しそうにそう言うと、智理と水姫はようやく正気に戻ったようで少し慌てたように白夜に話しかけて行った。
「ちょ、ちょっと!先輩⁉どうして先輩が私達よりも早起きしてるんですか⁉」
「そうねぇー正直私もビックリよ!今日は槍でも降るのかしらねぇ~」
水姫と智理が少し慌てたようにそう言うと、白夜は楽しそうに笑いながら話し出した。
「ふ~んそう言う態度をとるんだ、ならこっちにも考えがあるよ?」
白夜が笑顔でそう言うと、水姫と智理はすぐにしまった!というように顔を青くしてゆっくりと話し出した。
「あ、あの、先輩?何をする気なんですか?」
「そ、そうねぇー、私も何をする気なのか、す、少し気になるわねぇー」
水姫と智理が顔を引きつらせながらそう言うと、白夜は更に口元に楽しそうに笑みを浮かべて話し出した。
「うん?別に特別な事なんてしなよ?ただ、今日の二人の特訓メニューを少し難易度上げようかなぁ~って思ってるだけでさ、さっき槍が降るかもとか言ってたからそれを採用しようかなぁ~とかしか思ってないよ?」
白夜が楽しそうにそう言うと、水姫と智理は顔を恐怖に引きつらせてすぐに謝りだした。
「先輩!本当にすみませんでした!ですからそれだけはかんべんしてください!」
「私からも謝るわ!ごめんんさい!今後は気を付けるから今回は許してください!」
水姫と智理が必死にそう言うと、白夜は二人を楽しそうに眺めていたが、すぐに満足そうに頷いてから話し出した。
「うん、いいよ?今回は許してやるよ?ただし今後は気を付けろよ?」
白夜がにやけながらそう言うと、水姫と智理の二人は必死に頷いていた。
そしてその間一言も喋っていなかった夜空は、その様子を見てただただ呆れていた。
それから白夜達四人は特にすることも無く、ラファエル達が来るまでただ喋っていたのだった。
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