第八十話 特訓開始!一日目 夜 (後編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
「フフフ、それじゃ始めましょうか明日の特訓メニュー当てゲーム‼」
「「わぁぁぁぁ~‼」」
智理が楽しそうにそう言うと、夜空と水姫も何故か盛り上がっていた。
その様子を見てラファエル達は驚いたようで固まっていた。
そして夜空達はラファエル達の様子を確認すると、やりすぎたかな?と言うように少し気まずそうにゆっくり話し始めた。
「あぁ~その、今のはその場の勢いでやってしまっただけだから気にしないでね?」
「ん、今の事はできれば忘れて欲しい」
「そうねぇー私も今のは少しテンション上がりすぎてたかな?って、思わなくも無いんで気にしないでね?」
夜空達がそう言うと、ラファエル達は少しの間顔を見合せると、代表してラファエルがゆっくりと話し出した。
「分かりました、できるだけ今の事は忘れるようにします」
ラファエルが少しかしこまりながらそう言うと、夜空達は安心したように息を吐きだしてから話し出した。
「ふぅ~納得してもらえてよかったです、それじゃぁ早速再開しますか」
「ん、でもどうやってあたりか決めるの?」
「そんなの簡単よ?全員の意見が出そろったら白夜に直接聞きに行くのよ!」
智理がなぜか胸を張りながら誇らしげにそう言うと、夜空と水姫やラファエル達は少し微妙な顔をしていた。
それを見て智理は思っていた反応と違ったようで、首をかしげながら少し不安気に話し出した。
「あ、あれ?どうしたの皆?何かまずかったかしら?」
智理が不安気にそう言うと、夜空と水姫は少し遠慮気味にゆっくりと話し出した。
「そうですねぇ~別にまずいわけではないんですけど、先輩に聞くんだったらわざわざクイズにする必要性がですね?あまり感じられないと言いますか…何と言いますか」
「ん、兄さんに聞くんだったら別にクイズする必要ない、と思う」
夜空と水姫が少し遠慮気味にそう言うと、智理は夜空達が微妙な表情をしていた理由が分かった、ため何かスッキリしたように話し出した。
「あぁ~そう言う事なら簡単よ?いきなり白夜に聞いたら詰まんないし何よりよく考えてみて?あの白夜が真正面から聞いてちゃんと教えてくれると思う?」
智理が首をかしげながらそう聞くと、夜空と水姫は少し考えてから少し驚いたように答えた。
「う~ん…あ!そうですね、先輩だったらまず間違いなく適当なこと言ってごまかすでしょうね~」
「ん、兄さんはひねくれてるから、まず正直には答えない」
夜空と水姫が少し呆れたようにそう言うと、智理は満足そうに笑いながら話し出した。
「フフフ、そうよ?ようやくわかったみたいね、真正面から聞いても教えてくれないんだったらクイズの答えとして聞けば白夜の事だから絶対教えてくれると思うのようねぇ~、特に私達がハズレていればそれこそ率先して教えてくれるわよ。まぁ答えてくれなければ私達の中に正解者が居たって事だから、それはそれでこっちの勝ちって事でしばらくはいじれるしねぇー」
智理がニヤニヤしながらそう言うと、夜空と水姫はそれを見て少し引いていたがすぐに切り替えて話し出した。
「あ~え~っと、まぁその話は措いとくとして、時間がもったいないですし私から予想を発表してもいいですか?」
水姫がそう話を強引に切り替えると、夜空と智理それにラファエル達は少し考えてから話し出した。
「う~んそうねぇー、私はかまわないわよ?誰が一番でも結果は変わらないしねぇ」
「ん、私も別にかまわない」
「そうですね、私達も特に問題ないので大丈夫です」
夜空と智理、さらにラファエル達がそう言うと、水姫は少し安心したように話し出した。
「ふぅ~、それじゃあ私から言いますねぇ~、私の予想では先輩の事だから今日のメニューの少し変えたみたいな感じだと思うんで、今度は武器を使っての組手だと思います!」
水姫が自分の予想を自信満々にそう言った。
それを聞いて夜空達とラファエル達は納得したように頷きながら話し出した。
「あぁ~確かに白夜ってそう言う感じの子とするわねぇー」
「ん、兄さんはめんどくさくなるとすぐに手を抜く」
「そうですか?結構理にかなってるような気がしたんですが?まぁ皆さまがそう言うんならそうなんでしょうね」
夜空と智理とラファエルが同意するようにそう言うと、水姫は同意された事を少し嬉しそうにしていた。
それから夜空達は少し夜空の予想について話していたが、すぐに次の発表に移った。
「さて、それじゃぁ次は誰が発表しますか?」
水姫がそう聞くと、夜空と智理とラファエルはお互いに顔を見合せていた。そして何か通じ合ったのかすぐに答えた。
「そうねぇ~とりあえず次は私で、その次は夜空、その後エルちゃん達って言う事でかまわないかしら?」
智理が代表してそう言うと、夜空と水姫は納得したように頷いていた。
しかしラファエル達は机の一か所で固まって何かを話していた。それから少しして話が終わったようでラファエルはゆっくりと話し出した。
「あの申し訳ないのですが、今回は時間もありませんし私が代表で答えますので、それでよろしいでしょうか?」
ラファエルが少し不安気にそう言うと、夜空達は少し考えるとすぐに話し出した。
「そうですねぇ~良いんじゃないでしょうか?正直全員の予想を言っていたら時間が掛かるだけですしね~」
「ん、私も別にかまわない、時間は短い方が良い」
「そうねぇー私も別にいいわよ?どうせだったら、一人一人の予想に意見を言っていたら時間が掛かっちゃうからそう言うのは白夜に任せて後回しにしちゃいましょうか?」
智理がそう聞くと、水姫は楽しそうに笑顔で話し出した。
「あ!それいいですね‼じゃぁそうしましょうか‼」
「それじゃぁそう言う事で、再開しましょうか?」
智理が少し首をかしげながらそう言うと、夜空と水姫とラファエルは少し考えてから答えた。
「そうですねぇ~そうしましょう!」
「ん、私もそれでいい」
「私達も問題ありません」
夜空達がそう言うと、智理は楽しそうに笑みを浮かべながら話し出した。
「それじゃぁ私から、私の予想では明日の組手はここの機能を使って山とかを創ってそこでの組手だと思うわ!何せ今日やったのはそこそこの広さの有る建物の中での戦いであって、他の場所ではまた色々変化があると思うからそれを見ようとするんじゃないか、というのが私の予想よ!」
智理が自信満々にそう言った。
それを見て夜空達は苦笑いしていたが、すぐに切り替えて夜空が発表し出した。
「それじゃぁ次は私、私の予想では明日の特訓は崖の上とかの不安定な場所での戦闘訓練じゃないかと思う。平面での戦いは今日のでもある程度は分かったけど、そうじゃない場所でのは分からなかった。だから兄さんならそうすると思う」
夜空がいつもどうり冷静にそう言った。
それを聞いて水姫や智理やラファエル達はなるほど、と納得したように頷いていた。
そして最後のラファエルの番がやって来た。
「最後は私ですね、それでは発表させていただきます。私の予想では明日は普通の山や平原などではなく、沼地や砂漠などの特殊な場所での特訓だと思います。普通の場所でしたら今日の先程の組手である程度まで戦えるのは分かるので、明日はまだ把握しきれていない特殊な場所なのではないかと思います」
ラファエルが少し自信を持ってそう言った。
それを聞いて夜空達は納得できたようで頷いていたが、すぐに切り替えて話し出した。
「さて、それじゃぁ全員の予想が出そろったところで、白夜の所に答え合わせに行くわよ‼」
智理は全員の予想が出たのを確認すると、楽しそうに白夜の方へと向かい出した。
それを見て夜空達は少し遅れて智理の後を追うようにして付いて行った。
そして夜空達が白夜の所に着くと、ちょうど食休み中だったようでイスに寄りかかって思いっきりくつろいでるところだった。
智理はそれをまったく気にすることなく話しかけた。
「白夜ー‼ちょっといい?」
智理が楽しそうにそう言うと、白夜はゆっくりと話し出した。
「う~ん?何かよ~う?」
白夜が少し間延びしながらそう言うと、智理は楽しそうに話し出した。
「うん、少しだけだからいい?さっきちょっと遊びやっててそれの答え合わせに協力してくれない?」
智理がそう言うと、白夜は姿勢を正して首をかしげながら話し出した。
「まぁ別にいいけど、何を答えればいいんだ?」
白夜がそう聞くと、智理はゆっくりと説明を始めた。
そして智理が説明が終わると、白夜はゆっくりと話し出した。
「ふ~ん、まぁいいよ暇だったし!と言いたいところなんだけど、今日はもう遅いし…それに、答えは明日のお楽しみって事で!それと、明日に響かないように早めに寝ろよ?じゃぁ俺は先に寝るから」
白夜は楽しそうな笑顔でそう言うと智理やその後ろに居た夜空達を置いて先に自分の部屋へと向かって行った。
それを見て夜空達は少し疲れたように溜息を吐きながら話し出した。
「はぁ~!仕方ないわね、白夜がああ言うんだし明日の楽しみにしときましょうか?」
「そうですね~、先輩が居ないんだったら気にするだけ無駄ですしね~」
「ん、それより兄さんの言うとうり早くご飯食べて寝よう、兄さんが明日に響くって言ってた、と言う事は明日は死ぬほどハードだと思うから」
最後に夜空がそう言うと、それまで話を聞いていた智理や水姫は顔を真っ青にして慌てたように寝る準備を始めた。
その様子を見て混乱していたラファエル達はとりあえず近くに残っていた夜空へ話しかけた。
「あの少しよろしいですか?何故皆さまそんなに慌てているのでしょうか?」
ラファエルがそう聞くと、夜空は少し考えたから答えた。
「……ん、前に兄さんにみんなで特訓してもらった時同じことを言われた、そしてその次の日は地獄なんて言う表現が生ぬるいほどの事をやらされた。それがトラウマになっている、ちな道内容は……」
内容はあまり大声では言えない事の様で夜空はその部分だけラファエル達の耳元によって話した。
そしてそれを聞いたラファエル達は、先ほどの智理と水姫と同じように顔を真っ青にして慌てて寝る準備を始めた。
夜空はその様子を見て少し楽しそうに口元に笑みを浮かべていたが、すぐに自分も準備を始めたのだった。
そして白夜はその様子を陰に隠れて見ていた。
「うんうん、その調子で明日も頑張ってくれよ?」
白夜は一人でそう言うと、自分の部屋へと向かって行ったのだった。
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