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第五十七話 特訓の前に (後編)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


 そして白夜達がラファエル達のステータス確認後に休み始めてから三十分後、白夜は座っていたが急に立ち上がり体をほぐしたりした後話し出した。


「う~っん!はぁ~…。さて!それじゃぁ休憩終わりにして、特訓のメニュー決めるぞ~!」


 白夜が少し声を大きくして全体に聞こえるようにそう言うと、それぞれで休んでいた夜空達やラファエル達は白夜の声を聴いて各々体をほぐしたりしてから元居た場所へと戻って行った。

 そして夜空達は元の場所に戻ると少し疲れたように白夜に話しかけた。


「兄さん、特訓のメニューを決めるのはいいけど、特訓の期間の間私達外に出れないんだよね?」


 夜空が首をかしげながらそう質問すると白夜は、夜空が何を聞きたいのか分からないのか首をかしげながら答えた。


「?そうだけど、お前は何が聞きたいんだ?」


 白夜がよく分からなそうにキョトン?としながらそう答えると、夜空は少し考えてから話し出した。


「私達が聞きたいのは特訓の期間の間の、私達の食事とかの場所はどうするのかを聞きたい」


 夜空が順を追って説明するようにそう言うと、白夜はそれを聞いてようやく理解できたようで頷きながら話し出した。


「あぁ~そう言う事ね!それなら大丈夫だ。この道場には、俺達が今居るところの他に横に居住スペース作ってあるからそこで生活することになる。ただ特訓の内容によっては帰れない可能性もあるんだけどねぇ~!まぁそのことは措いといて、一応こう言う事なんだけど納得できたか?」


 白夜は途中まで説明するのに夢中になっていたが夜空に質問されていたことを思い出したのようで、すぐに夜空に確認を取ったのだった。

 そしてそれを聞いていた夜空は少し考えてから答えた。


「ん、納得できた。それだけ聞ければ満足」


 夜空は本当に満足そうにそう言った。

 そしてそれを聞いて白夜も満足そうに頷いた後、他に質問が無いか一応確認することにしたのか周りを見回しながら話し出した。


「さてじゃぁ他に質問のある奴は居るか?」


 白夜は周りを見回しながらそう言うと、夜空達やラファエル達は顔を見合せて特に誰も質問が無いようなので全員首を横に振ったのだった。

 そしてそれを確認した白夜は本題に入ろうと話し出した。


「そうかじゃぁ本題に行くか、とりあえずラファエル達のステータスを確認した感じ俺達が最初から予定して通りなのでそこはいいとして、これからそのステータスに基づいて特訓のメニューを決めようと思っていたんだけど、武器や防具系のスキルはまだ誰の分も武器や防具も出来てないし、他の生産系も道具が無いからなぁ一応出そうと思えば出せるんけど、とりあえずは体術、気配察知、気配遮断、後は魔法系のスキルのレベル上げを基礎にやって行こうと思う、ここまでで何か質問ある奴いるか?」


 白夜がそう説明を一区切りして一応確認するように周りに聞くと、夜空達やラファエル達は少し考えて少ししてから水姫とラファエルが気になることが有ったのか手を挙げたのだった。

 そして白夜はそれを確認して一人ずつ聞いて行くことにしたようだった。


「お、二人いたか以外に居たなじゃぁここは珍しいしラファエルからにするか、と言う事でラファエル何か気になることが有るなら遠慮せずどんどん質問してくれ」


 白夜が少し楽しそうに笑いながらそう言うと、ラファエルは少し話しにくそうにしていたのだが主である白夜にそう言われたのですぐに話し出した。


「分かりました。それでは早速質問させてもらいます、少し疑問と言うほどではないのですが特訓はここ確か道場?でやると言う事でしたが、私達がここで本気でスキルなどの訓練をしてしまうとここが崩れるのではないかと思いましてその事についてお教えいただければと」


 ラファエルはそう言うと頭を下げていた。そしてその様子を見て白夜は少し顔をひきつらせていたが、すぐに顔を元に戻すとラファエルの質問に答えたのだった。


「あ、あぁその事だったら大丈夫だここはただの道場ではなく、俺の神としての全力を費やして作った物だから俺が絶対に壊れないと思いながら作ったからここは絶対に壊れないから大丈夫だ。もしここが壊れるとしたら俺が壊そうと思った時と、俺以上に強い神の攻撃位だから気にせずに全力で特訓してくれて大丈夫だぞ」


 白夜が子供の用な笑顔でそう言うと、ラファエルは少し顔を赤らめたがすぐに元の顔色に戻りすまし顔で話し出した。


「そう言う事だったのですね理解しました。私からの質問は以上です、お答えいただきありがとうございました」


 ラファエルはそう言うと姿勢を正していた。白夜はその様子を見て少し苦笑いをしていたがすぐに切り替えてもう一人の手を挙げていた水姫に質問する事にしたのだった。


「ふぅ~、さて!じゃぁ次だな水姫さっさと質問してくれ」


 白夜が疲れたようにそう言うと、水姫は少し顔を不服そうに歪めていたがすぐに切り替えて話し出した。


「はぁ~先輩はこれだからまぁもういいですけど、それじゃぁ質問なんですけど特訓って先輩も一緒にやるんですか?」


 水姫がそう聞いた瞬間夜空と智理は何かを思い出したのか顔を顔を青くさせて震え始めていた。

 そして白夜は水姫が何でそんな事を聞くのか分からないようで、首をかしげながら話し出した。


「?なんでそんな事を聞いたのか分からないけど、そりゃぁ俺もこの世界に来たばっかりだからな元の世界との小さい違和感の修正とかしたいし、それにやっぱり魔法使ってみたい!まぁでも俺が一緒に特訓するのは二週間だけなんだけどなぁ」


 白夜がそう言うと、先ほどまで青い顔をしていた夜空達は少し嬉しそうにしていたが、すぐに切り替えて真面目な顔で話し出した。


「そうなんですか先輩、それで残りの二週間は何をしているつもりなんですか?」


 水姫が少し心配そうにそう聞くと、白夜は少し考えてから答えた。


「う~ん?どうするかは一応決めてあるにはあるんだけど、その間お前らの特訓の監視が出来なくなるのがなぁ、サボられたら元も子もないしそこをどうしよかと今悩んでるところ」


 白夜がそう答えると、夜空達は少し嫌そうな顔をしていたがすぐに元に戻して話し出した。


「先輩、私達べつにサボったりしませんよ~だから先輩は気にせずに自分のやりたい事に集中してくれていいですよ」


「ん、兄さんは兄さんのやりたい事やってていい」


「そうねぇー白夜は自分の事に集中していていいのよ?」


 夜空達が少し必死気味にそう言うと、白夜は何で夜空達がここまで必死に言ってくるのか分からなかったようで驚いたような顔をしていた。

 そしてすぐに白夜は頭を切り替えて考え出したのだった。

 それから五分程経った時白夜は考えがまとまったのか話し出した。


「……考えていて分かったが、お前らさては俺の訓練がやなだけだな?」


 白夜が少し怒ったようにそう言うと、夜空達は顔を強張らせながら弁解しようと話し出した。


「い、いやぁそんなこと考えてないですよ~先輩の特訓は楽しいですよえぇホントに、ただその内容が尋常じゃないだけで」


「ん、兄さんとの特訓自体は問題ない、問題は兄さんの特訓内容が異常なだけ」


「そうよねぇーあの特訓内容はねぇもはや拷問とかのレベルだったしねぇー」


 夜空達三人がそう言うと、白夜はそこまでの事をした自覚がないのかキョトンとした表情で話し出した。


「うん?そんなにきつかったかなぁ~?ただ命綱無しで崖登ったり、光の入らない部屋で丸々一週間過ごしたり、二十時間組手を一か月続けたりしただけじゃんハハハハ、な?そんなにきつく無いだろ」


 白夜が笑顔でそう言うと、夜空達は少しイラついたように話し出した。


「それの何処がきつく無いって言うんですか‼普通死にますよ⁉」


「ん、私達は運がよかっただけ」


「そうねぇーそれに元々の身体能力もそこそこあったからねぇーでもあれは普通のひとだったら途中で死んでるわよ?白夜少しは自分が非常識だって事を理解しましょうね?」


 夜空達が一気にそう言うとさすがに白夜もに自分が間違っていたと思ったらしく先ほどとは違い少し大人しく話始めた。


「ま、まぁそうだなあれは少しやりすぎだったかもしれないな、とりあえずこの話はここまでにしてこれからの話しようぜ?な?」


 白夜が少し気まずそうにそう言うと、夜空達は少し呆れたように話し出した。


「はぁ~しかたないですねぇ確かに時間ももったいないですしねぇ~でもちゃんと反省してくださいね!」


「ん、私もこの話はまた今度でいい」


「そうねぇー私も白夜がちゃんと反省してくれるんだったらそれでいいわよー」


 夜空達三人がそう言うと、白夜は少し安心したように一息付いてから話し出した。


「ふぅ~、さてそれじゃ質問はもう終わりって事で、それじゃぁこれからの予定を言うぞとりあえずこれから一週間は全員体術を中心に組手をやってもらうこれに関しては悪いが俺から教えられることはない俺の体術は自己流だから型が無いだから教える事が出来ないので体で直接覚えてくれ、そして次の一週間は魔法を中心にやっていくここは俺も初めてだから探り探りでやっていくことになるからそのつもりでいてくれ、そしてそれ以降の内容はこの二週間の間に考えて置くので少し待ってくれ以上だ。それじゃぁ早速特訓を始めようと思う何か言いたい事はあるか?今なら聞くぞ?」


 白夜が一気に説明し最後に一応確認のためにそう聞いたのだった。

 そして白夜のその言葉を聞いて夜空達やラファエル達は少し考えた後、特に質問が無かったようでそのまま無言で首を横に振ったのだった。

 そしてそれを確認した白夜は満足そうに頷き話し出した。


「じゃぁ早速始める、とりあえず準備体操からだ!さぁ頑張ってやるぞ!」


 白夜はそう元気よく言うと夜空達を確認することなく準備体操を始めた。

 その様子を見ていた夜空達は少し呆れたように笑いながらも、すぐに白夜に習って準備体操を始めたのだった。

そしてラファエル達は夜空達が白夜に続いて準備体操を始めたのを確認してから少し慌てながらも準備運動を始めたのだった。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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