第五十五話 特訓の前に (前編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
「ようこそ俺の作った最高傑作『変化する世界』へ!」
白夜が誇らしげにそう言うと、それを聞いて夜空達やラファエル達はようやく放心状態から回復し全員白夜の方を見ていた。
そしてそのまま話さない状況が少し続いてその空気が耐えられなくなったのか水姫が話し出した。
「あ、あの先輩ここはなんなんですか?あ、一応言っときますけど名称を聞いてるわけではないですからね?」
水姫が少し真面目に聞くと、白夜は少し悔しそうに話し出した。
「えぇ~詰まんないじゃん少しは遊ばせろよ~まぁいいけど、でさぁ何の話してたんだっけ?」
白夜がそう聞くと夜空達は少し不機嫌そうに顔を歪めながら話し出した。
「先輩ふざけていい時と悪い時がありますよ?」
「ん、兄さん今はふざける時じゃない」
「白夜今回はさすがにダメよ?」
夜空達三人が不機嫌そうにそう言うと、白夜は少し怯えたよよにそれでいて誤魔化すように話し出いした。
「ハハハ、も、もちろん冗談だよちゃんと何聞かれたか覚えてますよ確かえ~っと、ほら、あれだよねあれここが何なのか?てきな事だっかよな?確か」
白夜がそう自信無さげに言うと、夜空達は少し呆れたように話し出した。
「はぁ~先輩そんなにビクビクしなくていいですよ~、私達だってふざけないで普通に聞いてくれればちゃんと話しますよ~」
「ん、さすがにそんなに怯えると失礼」
「まぁー気持ちは分からなくは無いけどねぇーでも、そんな風に怯えられるとさすがに傷つくわねー」
「ホントですよねぇ~まったく先輩にはデリカシーってものが無いんですから!はぁ~でもさすがにもう慣れましたからいいですけどねぇ~、あぁ後さっき私が聞いたのはここは何なんですか?と聞いたんですよ今度こそ忘れないでくださいねぇ~せ・ん・ぱ・い!」
夜空達が少し説教ぽくそう言った。
そして最後に水姫がウィンクしながらもう一度白夜に質問し直した。
そして白夜はウィンクに若干引きながらもちゃんと話し出した。
「あぁ確かにそう言う質問だったなぁ今思い出したわ~で、答えなんだけどぉここの説明すんのはいいんだけどさぁ何時までも入り口にいても仕方ないしさぁ中入ってからでもいいか?正直そっちの方が説明も楽だし」
白夜が確認するようにそう聞くと、夜空達は少し考えてから答えた。
そして白夜達と一緒に居るはずのラファエル達はと言うと、自分達の主の白夜の言った事に逆らう気が無いようで全員無言で頷いていた、白夜もその様子を確認しているためラファエル達にはそこまで気にすることは無かった。
「そうですねぇ~まぁ入るのはいいんですけど先輩、ここ変な仕掛けとかしてないですよね?」
水姫が少し不安そうにそう聞くと、白夜はそれはそれは清々しい笑顔で答えた。
「ハハハ何言ってんだよここには仕掛けなんてしてないよ?他の所にはいろいろと仕掛けして有るけどな!」
白夜は笑いながらそう言うと、聞いていた夜空達は顔を少し引きつらせながらもここには仕掛けが無いと聞き安心したように一息ついていた。
その様子を確認して白夜はもう一度質問したのだった。
「さてじゃぁもう一度言うけど、何時までも此処に居ても仕方ないからさっさと中に入ろうここの説明するにしても中に入った方が説明しやすいしって事でどうする?入る?入らない?」
白夜が首をかしげながらそう聞くと、夜空達は今回はすぐに答えた。
「まぁ変な仕掛けとかは無いようですし説明もその方が理解しやすそうなので私は入りますよ~少し面白そうですし」
水姫はそう笑顔で楽しそうに言った。
「ん、私も別に入らない理由がないしかまわない」
夜空はいつも通り無表情だったがちゃんと答えた。
「そうねぇー私はものすご不安なんだけどでも私だけはいらないのもねぇーと言う事で仕方ないけど入るわよ」
智理は嫌そうにそう言った。
そしてそれを聞いた白夜は少し笑いながら話し出した。
「さてじゃぁ入るって決まった事だしさっさと行くぞ~」
白夜はそう言うとものすごく楽しそうにさっさと部屋に入って行ったのだった。
そして夜空達は白夜のその様子に少し呆れたように少し笑い合いながら白夜の後を追って行った。そしてラファエル達は白夜の後ろを付いて行く夜空達の更に後ろに付いて行ったのだった。
そして白夜達全員は部屋の中央の台座のような物の近くに着いた。
白夜は到着したと同時に後ろに振り返り夜空達やラファエル達が全員いるのを確認すると、台座に触れたそれと同時に白夜達が入って来たドアが一人でに閉じその後ドアは跡形もなく消えたのだった。
そして夜空達は後ろでドアが閉じた時の音で振り返り先ほどまであったドアが跡形もなくなってることに気が付き白夜の方に勢いよく振り返り話し出した。
「ちょっ!先輩どう言う事ですか⁉ドア無くなってるんですけど⁉」
水姫は予想外の事に驚き白夜を問いただした。
「兄さん?これはどう言う事?」
夜空は白夜を少し睨みながらも冷静に質問していた。
「はぁ~嫌な予感はしていたのよねぇーそれで白夜、ちゃんと説明してくれるんでしょうね?」
智理は嫌な予感がしていただけに一番冷静に質問した。
そして白夜は夜空達の反応を見て楽しそうに笑いながら話し出した。
「ハハハハハ!いや、ごめんごめんちゃんと説明するよここは俺が迷宮神としての力を全力で使って創った特訓用の空間で名前はさっき言った通り『変化する世界』、そしてこの空間はこの台座に触りながらやりたいことを頭に思い浮かべればその通りに変化する場所だ。まぁやってみるとこんな感じだ」
白夜はそう言うと台座に触れ目を閉じた。それと同時に白夜達の居る部屋が急に地震でも起きたのかと思うほど大きく揺れたのだった。
そして揺れが収まった時白夜達の居る場所は先ほどまでいた場所とは完全に別の場所になっていた。
最初白夜達が居たのは何もない白い部屋だった、しかし今は日本の何処かの道場のような場所になっていた。夜空達はその事に驚き呆然としていた、しかし白夜は夜空達がそんな状況なのをたいして気にした様子も無く説明を続けたのだった。
「と、まぁこんな感じに台座に触れながら想像すればいいだけで便利だろ?これで各々に合った特訓場を用意してそれぞれで鍛えてもらう予定だ、まぁでも最初は全員一緒に基礎訓練をやってもらうから個人訓練はだいぶ後だけどなぁ、でさ話聞いてるか?」
白夜はそう言いながら夜空達の目の前で手を振ったりした。
そしてその結果夜空達は正気に戻り話し出した。
「っは!先輩なんですかこれ⁉特訓のためだけに何もの凄い物作ってるんですか⁉」
「ん!兄さん特訓のためとは言えこれはやりすぎ」
「そうねぇーまさかこれほどの物を特訓のためだけに創るなんて思わなかったわねぇ」
夜空達がそう言うと白夜は少し笑いながら話し出した。
「ハハハ、何言ってんだよ特訓に全力で挑んで、本番にも全力で挑むこれが出来なくちゃ意味がないじゃないか、あ!そうだもう一つ言い忘れてたことがあったわ」
白夜が思い出したようにそう言うと夜空達はもう呆れたように話し出した。
「はぁ~!まだ何かあるんですか⁉もう既にオーバーな規模になってるのにまだ何かあるんですか⁉」
「はぁ兄さんもう少し自重して」
「フフフまぁこれが白夜だしねぇーもうこっちが諦めるしかないのよやっぱり」
夜空達がそう言うと白夜は少し顔をしかめたが説明を続けた。
「え~これでも大分自重したのにまぁいいけど、っとそんな事より言い忘れてた事だけどここの時間外の約五倍だから外での一週間の訓練だからここでは一か月訓練できるぜやったね!得したね!」
白夜が少しテンション高めにそう言うとそれを聞いていた夜空達は驚いたような顔のまま固まっていた。
しかし、すぐに夜空達はプルプルと震えだし少しして話し出した。
「ちょ!先輩冗談じゃないですよ⁉一か月も先輩の特訓メニューをやるなんて嫌ですよ⁉」
「ん、私もさすがに兄さんの特訓を一か月もは嫌だ」
「そ、そうねぇわ、私もちょっとそれは嫌かなぁって思ったり?」
夜空達が心底嫌そうにそう言った。そしてラファエル達は何故夜空達がそこまで嫌がっているのかが理解できなくて首をかしげていた。
そして白夜は夜空達の反応を見て楽しそうに笑いながら話し出した。
「そんなに嫌がらなくてもいいじゃないか、別に取って食いやしないんだからさぁ、まぁそんなことは措いといてこれから特訓するのはいいんだがまずは延び延びになっていたラファエル達のステータス確認しようと思うんだけどどう思う?」
白夜がそう聞くと夜空達は何か諦めたように話し始めた。
「あぁこれ、断れない奴ですね~はぁ~、でなんでしたっけステータスの確認でしたっけいいんじゃないんだすか?私も気になりますし」
「ん、私もそれでいいと思う、私も気になるし」
「そうねぇー私も気になるからそれでいいわよぉーどうせ特訓に関しては拒否権無いみたいだしねぇ」
夜空達がそう言うと白夜は満足そうに頷いた後、白夜はラファエル達の方を向いて話し出した。
「さてじゃぁラファエルお前達もそれで問題ないか?」
白夜がそう聞くとラファエル達はすぐに答えた。
「かしこまりました、私達も異論ございません」
ラファエルがそう言った、そしてそれを確認した白夜はゆっくりと話し出した。
「よし!じゃぁステータスを表示してくれ」
白夜がそう言うと、ラファエル達は無言で頷き合い息をそろえて同時にステータスを表示させた。
『『『『『『『『ステータス』』』』』』』』
誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。




