第三十五話 初めての眷族創造 (前編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
光が消えるとそこには八人の人影が謁見の間の中央で白夜に対して片膝をついて頭を下げていた。
それを確認した白夜は少し口元に笑みを浮かべながら現れた八人のようすを見ていた。
そして夜空達は白夜が光るのをまた、教えなかったためまた目がやられてまだ状況を理解できていなかった。
そして夜空達が落ち着くのを少し待ってから白夜が話し出そうとしたが、駄目だった時に後が怖いと思った白夜は一応念のために確認することにした。
「さて、もうだいぶ落ち着いたようだし話を始めても大丈夫か?」
そう白夜は夜空達の方を向きながら聞いた。
そして聞かれた夜空達はまだ目がちゃんと見えていないようで目をこすりながら何とか答えた。
「先輩~これが大丈夫に見えるなら病院に行った方が良いですよ~」
「ん、目がまだ痛い」
「ちょーっとこれは大丈夫じゃないわねーもう少し待ってねー」
夜空達の返事を聞いた白夜はもう少し待つことにした。
「わかったじゃぁ大丈夫になったら声をかけてくれ」
白夜はそう言うと玉座で腕を組んで目の前で頭を下げたまま動かない先ほど創ったばかりの眷族たちを見た。
そこには先ほど皆で話し合い、いろいろ決め自分達で創った者達が居た。それを見て白夜は早く彼らと話してみたいという衝動にかられたが、しかし夜空達一緒に考えたのだから一緒に話したり確認したりしないと何かずるした気がすると言う理由で白夜は何とか自分を抑えていた。
そして新たに白夜達に創られた者達は困惑していた、自分達が今ここにいる理由もわからない、だがそれよりも自分達が強いと理解できるが目の前の存在には全く勝てるイメージがわかなかったのだ、それこそ欠片もほんの少しもの勝機も思い浮かばない程の敗北感を生まれてすぐに味わっていたのだ。
だが、それと同時にその存在に仕えたいと思っていたのだ。
そしてそんな彼らの心情など知る由もない白夜はと言うと、夜空達を待つのに飽きて寝かかっていた。
「ふぁ~~~!眠い…でも……おきて……い…ないと…」
白夜がそんな状態になり始めたちょうどその時、夜空達はようやくちゃんと見えるようになっった。
そして夜空達は眠そうな白夜を見ると早速白夜に近づき思いっきり頬を叩いた。
「先輩~お~き~て~く~だ~さ~い」
水姫はそう言いながら楽しそうに白夜の両頬をビンタしていた。
それを見た夜空は一応止めた。
「水姫、それじゃぁ兄さん起きたくても起きれない」
夜空にそう言われてようやく水姫はビンタをやめた。
ようやく解放された白夜は若干涙目で頬を撫でながら話し出した。
「い、痛い、何故少し寝かかっただけでこんなめにあわなくてはならんのだ?」
そんな白夜の独り言のような質問に夜空達は少し笑いながら答えた。
「そんなの決まてるじゃないですか~私達に光る事をまた教えなかった罰ですよ!」
「ん、今回は兄さんが悪い」
「そうねーまぁ今回はあきらめて反省しなさい」
夜空達三人にそう言われて白夜は目を逸らしながら答えた。
「はははいや~わるいわるい教えなかったのは悪いと思ってるけどさ~さすがに何回もやってるから目を閉じてるだろうな~って思ってたんだよ、まぁもうその話は措いといてこいつらの話しようぜ?な?」
白夜がそう話を逸らそうとすると夜空達はあきれたように少し笑いながら答えた。
「まぁ、確かにこんな話をしていても仕方ないですしねぇ~私はいいですよ~」
「ん、私も大丈夫」
「私もいいわよー」
三人の答えを聞いて白夜は満足そうにうなずいて、ようやく本題に入ったのだった。
「さてようやく本題だな」
白夜はそう言いながら八人の眷族達を見ながら話し続けた。
「う~ん?さて本題とは言ったものの何を話していいやら、まぁそうだな端から順に立たせて行くのが良いかな?」
白夜がそう言うと近くで聞いていた夜空達が答えた。
「そうですね~まぁそれでいいんじゃないですか~一応能力とかの確認は別に今じゃなくても出来るわけですし」
「ん、私もそう思うでも一応これからについては説明しておいた方が良いと思う」
「そうねー私も夜空ちゃんの意見に賛成かしらねー後は、ここを案内しながら考えたんでいいんじゃないかしらー?」
「あ!後名前付けましょうよ!名無しだと可哀想ですし」
夜空達三人の意見を聞き白夜はその意見を採用することにした。
「そうだなじゃぁとりあえず端から順に立たせて一人ずつ名前を付けて行って、最後に全員立ったのを確認したら今後の説明って事でいいか?」
白夜は一応夜空達に最終確認をした。
それに対して夜空達はすぐに答えた。
「まぁそれでいいんじゃないですか?私はそれでいいと思いま~す」
「ん、私もそれで大丈夫」
「私もそれでいいわよー」
三人の答えを聞いて白夜は満足したようにうなずきながら視線を前の頭を下げたままの眷族達に向けた。
そしてゆっくりと話し出した。
「さて、たぶん聞こえていたと思うがそう言う事になったのでそうだな、こちらから見て左端の天使族の奴から右へ順番に呼ぶ自分の種族を言われたら立つように」
白夜がそう言うと眷族達は肩をビックと震わせた。
その様子を見た白夜は何か怖がらせるようなことをしただろうか?と悩んでいたが、それよりもさっさと予定を済ませることを優先したように話し出した。
「それじゃぁ一番左端の天使族のお前たて」
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