第二十六話 さようなら(笑)(前編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
いきなり白夜が笑い出した事にさすがにバカにしていたクラスメイト達や国王達も黙ってしまった。
そしてそれすらも気にしないで白夜は笑っていた、だがさすがに笑いつかれたのか深呼吸して落ち着いてから話し出した。
「すーはーすーはー、あ~笑った笑ったこんなに笑ったの何時ぶりだろういや~やっぱり人が自分の思った通りに人が動くのは楽しいわ~」
白夜の言っている事を聞いて夜空達三人は苦笑いしながら話していた。
「ね~今の先輩の言葉どう思う夜空」
水姫の質問に夜空はいつもどうり無表情で答えた。
「かなり性格悪そうに聞こえる、でもいつも通りだから気にしたら負け」
「そうなんだけど~と言うか~先輩の今の言葉を聞いた、相手のあの人達何が起きたか分からずにぼ~っとしちゃってるんですけど大丈夫なんですかね~」
「大丈夫なんじゃなかなーもっと言うとーどうでもいいんじゃないかなーと、思うんだよねー」
「あ、そう言われてみればそうですね~あの人達がどうなってもどうでもいいですもんね~」
「ん、正直興味もない」
夜空達三人がそんな話をしてる間に呆然としていたクラスメイト達や国王達も徐々に状況を理解し始めて、理解できたと同時に今度は怒りがわいてきたのか顔を赤くしながら怒鳴りだした。
「おい!お前最弱のくせに何偉そうにわらってやがんだよ!!」
「そうだ!そうだ!クソ根暗の分際で偉そうにしてんじゃねぇぞ!!」
「そうよ!大体なんで彼女達があんたの後ろに居るのよ!」
最後の女子の言葉を聞いた男子達はようやく白夜の後ろに自分達の担任であるはずの智理と、教室に居た一年生の夜空と水姫が居る事にその事に男子達は更に怒りだした。
「おい!お前!なんでお前みたいな奴が彼女達みたいな可愛い子達と一緒に居るんだよ!」
「そうだ!お前みたいなのは一人で寂しくボッチでもしてろ!」
などなど色々な事を言われてる張本人はと言うと、全く聞いてすらいなかったそれはもう喋っているのにすら気付いていないようだ。ただ関係のない事をごちゃごちゃ言ってるのは分かったようで白夜は不機嫌そうに話し出した。
「何言ってんのかよくわかんないけどお前ら少し黙れや」
白夜が少し睨みながら言うと周りで騒いでいたクラスメイト達や国王達もそこまで声は大きくないはずなのにまるで巨大な何かに睨まれたように喋る事も動く事も出来なくなっていた。
その様子を見て白夜は満足そうにうなずきながら話し出した。
「うんうん最初からそうしてればいいのに、まったく人が喋ろうとしてる時話しちゃダメって教えられなかったのかね本当まぁどうでもいいんだけどさ、じゃぁ~さっさと話しちゃいますか先ず皆さんに聞きたいんだけれど、思った通りに動いたって何のことか?とか、考え無かったのかな~?」
そう白夜が笑いながら質問してくるのを見てその笑顔を向けられたクラスメイト達や国王達は、背筋に今までに感じた事の無いような悪寒を感じた。そして彼らがその悪寒に身を任せて喋れずにいたら白夜がまた喋りだした、ただし今回はさっきとは違い笑顔などではなく無表情だった。
「ねぇこっちが質問してるんだからさっさと答えろや、そんな最低限の事も出来ないのかお前らは」
そう言われさすがに黙って居られなくなったのかクラスメイト隊の中でもステータスが高いおかげか他の奴に比べればまだましだったため喋る事が出来た誠矢が白夜に対して発言した。
「ちょ、ちょっといいかな?」
誠矢は少し怯えながら質問した。
「あ?誰か知らないけどいいよ、で?何か言いたい事でも?」
白夜は本当に誠矢の事を知らないようで首をかしげながら返事を返した。
そして誠矢はまさか白夜が自分の事を知らないと言うと思っておらず思わず呆然としてしまった。
「………」
「おい、話さないならこっちの話を優先してもらうぞ、其れとも話すならさっさと話せ」
そして白夜には呆然としている相手を気づかうような優しさは壊滅的に無いため、むしろいつまでも喋らない相手にイラつき始めて催促し始めた。
そしてそこまで言われてようやく元に戻った誠矢は話し出した。
「え、あえっとその君クラスメイトの顔覚えてないのかい?」
誠矢はあまりにもさっきの事があまりにも印象に残っていてしまったため本来言うはずだった事を忘れてつい今一番気になったことを聞いてしまったのだった。
そして白夜はそんな事かと言う拍子抜けしたような表情で答えた。
「はぁ~そんな事かあぁ全く覚えていないがそれがどうかしたか?」
その白夜の答えを聞いた誠矢はまさかこんなにあっさり認められた事と、本当に覚えていなかった事で何とも言えない表情になった、そしてそれと同時に本来言おうと思っていたことを思い出した。
「それじゃぁもう言いたい事はないな?」
白夜はもうこれ以上何もないだろうと思って聞いたわけではなくただ単に誠矢と話すこと自体にもう興味を無くしたので早く自分の話をしたいだけだった。
そして白夜にそんなことを言われた誠矢はまだ話したいことが有ったために慌てながら話し出した。
「ちょっちょと待ってまだ言いたいことあるから!」
そう言われ白夜は少し不機嫌そうに答えた。
「なんだよ、まだ何か言いたいことあるの?なら早めにしてくれる?」
「あぁ、なら言わせてもらうさっきからの君の言い方は何なのかな?なんでそんなに上から目線で相手をバカにするようなことを言うんだい?そんな言い方をしていたらさらに孤立しちゃうよ?」
誠矢は気になっていたことを言えて満足したように胸を張っていた。
しかしとうの質問された白夜は何を言っているのか分からないように首をかしげていた。
「?お前は何を言っているんだ?上から目線とかそう言うの関係無しに俺は事実を言っただけだろ?それで相手が怒るのだとしたら図星を衝かれたからそれをごまかすためだろ?そんなのまで気にしてたら何も言えなくなっちゃうでしょうが、気をつかってもらいたいんならそれ相応の人間になれそれも出来てないのに無条件で気をつかってもらえると思おうなボケが!」
白夜はよほどムカついたのか最後の方は口が悪くなってしまっていたがしかし本人は言い切ったと言うように満足げに胸を張っていた。
そして質問した誠矢は白夜のあまりの返しにまた呆然としてしまっていた。
「………」
「うん?こいつまた固まってやがる、まぁいいかそれじゃぁこっちの話を続けようか?」
白夜は呆然としている誠矢を放置して他のクラスメイト達や国王達の方を向き笑いながらにそう言った。
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