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第二十五話 王国側の説明(後編)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。



 『ステータス』


 誠矢がそう言うと水晶に誠矢のステータスが表示された。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 神城 誠矢


種族 ハイヒューマン

属性 聖、炎



レベル1


HP8000/8000

MP5000/5000

物攻1500

物防2000

魔攻1800

魔防1200

敏捷2300

知力1600


スキル

鑑定1、剣術1、状態異常耐性1、火魔法1、聖魔法1


ユニーク

聖剣術1


固有

無し


称号

異世界人、勇者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 誠矢は自分のステータスを見て少し驚いたようだったが、すぐに嬉しそうに口元に笑みを浮かべて自分のステータス画面を見ていた。

 そしてそのステータスを見た他のクラスメイト達は誠矢のステータスの高さを見て興奮していた。

 いつも自分達の中心の誠矢が、さっき見せられたステータスよりも圧倒的に高い数値を見せてくれたことで彼らは自分達も誠矢よりは劣るかもしれないが、それでも他の奴よりはすごい数値なのではないか!うまくすれば誠矢よりも高いステータスなのではないのか!と思い、早く自分もステータスをみたい‼そう皆が思い水晶に群がって行った。

 しかし一人ずつしか見ることができないので水晶の前にはもの凄い列ができていた。

 その横では計り終えた誠矢が宰相と王様に捕まっていた。


 そしてその様子を白夜達は冷めた目で眺めながら誰にも気づかれないように話し合っていた。


「うっわぁ~!あいつら低くね?」


 白夜は自分達のステータスと比べて圧倒的に低い誠矢達を見てそういった。

 それを聞いて夜空達は同意と言った様子だったが、やれやれと言った様子で顔を横に振りながら話し出した


「はぁ~先輩?私達のステータスが異常なだけで、多分あれが異世界から召喚された人の平均なんですよ?」


「ん、私も低いとは思うけど、私達が異常なだけ」


「そうねー私達がすごいだけで、あの子達が普通なのよきっと」


 冷静に夜空達三人にそう言われ白夜は納得した。


「まぁ、そうなんだけどさぁ~?普通もう少し強いと思うじゃん?」


 白夜は少し不貞腐れたようにつまらなそうにそう言った。

 それを聞いて夜空達は少し苦笑いを浮かべていたが、すぐに切り替えると少し心配そうに水姫がゆっくりと話し出した。


「それは分かりますけど、と言うか先輩?私達のステータスどうするんですか?そのまま見せるんですか?それとも見せる前にもう行くんですか?」


 水姫がもっともな事を質問すると、白夜は少し首をかしげながらゆっくりと答えた。 


「うん?それならお前らは確か上級隠蔽持ってただろ?それで数値をまぁ…勇者君の三分の二くらいの数値にして見せといて、俺は何か神になったせいで自分の意思で他人に見せるステータスを変えられるから大丈夫だしな」


 白夜が若干能天気にそう言うと、少し不安を覚えたのか水姫は少し怯えたように話し出した。


「あ、あの先輩?結局見せてから行く、って事でいいんですか?」


「ん?あぁそう言う事だ。まぁ少しあいつらをいじってから行きたいから、少し遊んでから行こうかと思ってな」


 そう言うと白夜は夜空達三人の方に意地の悪そうな笑顔を向けた。

 その笑顔を向けられた三人は苦笑いを浮かべながら怯えたように質問した。


「あ、あの先輩~?」


「うん?なんだ?」


「い、いえねんのため遊ぶって何をするのかな~と思いまして?」


「何をするか、それを教えちゃったら面白くないだろ?」


「そこを何とか!教えてくださいよ~じゃないと私達までびっくりして何かあった時に反応が遅れちゃうかもしれないですか~」


「確かにそれは一理あるか、仕方ない面白みが減るけど教えてやるよ、ちょっとこっち来い」


 白夜にそう呼ばれ近づいた三人に、白夜は自分の考えを教えた。それを聞いた三人は先ほど白夜がしていたのと同じ意地の悪そうな笑顔をしてうなずいた。



 白夜達がそんな話をしている間もどんどん他のクラスメイトのステータスの計測は進んでおり、白夜を除いた夜空達三人は予定通りそこまで目立たない数値に偽装して表示したがばれることなく終わり、ついに白夜の番が来た。

 それを確認したクラスメイトは興味を失っていた。


「あぁ?最後はあいつかよどうでもいいな」


「そうだな、いでもよーあいつがどんなに低いのか見てやろうぜ!」


「お!いいな俺もやっぱり行く!」


 しかし中にはこのように白夜のステータスが低いと思いからかうために見に行く者もいた。しかし白夜は欠片も気にしていなかった、なぜなら家族でも友達でもない人間にどれだけ嫌われても白夜は何とも思わないからである。

 そして周りが何か騒がしいのも気にせず白夜は水晶に触れステータスを表示した。


 『ステータス』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 紅 白夜



種族 人間ヒューマン

属性 炎




レベル1

HP3000/3000

MP1000/1000

物攻500

物坊340

魔攻450

魔防300

敏捷180

知力800



スキル

火魔法1、鑑定1、剣術1


ユニーク

天才


固有

無し


称号

異世界人、天才

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


白夜のステータスが表示されそれを見ていたクラスメイト達や国王や宰相などのこの場にいる者のほとんどは笑っていた。なぜなら表示された白夜のステータスは自分達の中で一番低いうえに、全員共通して有った称号の勇者が白夜にだけなかったからである。

 しかし何人かの気付くことのできた者たちは白夜のステータスを見て違和感に気付いたのだ、他の勇者たちに比べれば確かに低いがこの世界の人間と比べれば決して低くはない絶妙すぎる数値なのだ、その事を理解している者たちは警戒して白夜を見た、見てしまった。その時白夜は笑っていた、周りの笑っている人間になど目もくれずに、警戒して白夜の事を観察していた者達の居る方を向きながらただ笑っていた、そして自分の口に人差し指を立てて喋るなとジェスチャーで伝えてきたのだ、その白夜の行動を見て警戒していた者達はさっきの笑顔が頭をよぎった、あの笑顔がもし面白いなどとは別の意味なのだとしたら、そう考えた時彼らはもう喋ることが出来なくなっていた。


 そしてその様子を見て白夜は満足したのか視線を自分の後ろに向けそちらに向けて下を向きながら歩き出した。その様子を見て、笑っていた者達は落ち込み後ろに下がるのだと思いさらにバカにした。

 その間も白夜は止まることなく歩き周りを囲んでいた人の群れを抜けてさらに十歩ほど進んだところで夜空達三人が白夜を待っていた、白夜は夜空達の所に着くと三人を連れてさらに十歩進んだ所で止まり振り返り後ろに居たクラスメイトや国王たちを一人ずつ見てから笑いだした。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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