第二十四話 王国側の説明(中編)
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
それから一分ほど呆然としていた誠矢達だったが、徐々に皆正気に戻りだした。それを確認した誠矢が少しビビりながら質問した。
「あ、あのすみません。僕達にその魔族とか言うものと、た、戦えと言う事ですか?」
ビビりながらも誠矢は必死に違って欲しいと思いながら質問した。
それに対して宰相は何故そんな事を聞くのかよく分からない、と言う顔で返答した。
「?そうですが?それがどうかしたのですか?」
その宰相の返答に、誠矢の後ろで今まで黙って話を聞いていた竜弥がさすがに黙っていられずに叫んでしまった。
「おい⁉俺達は戦う力なんかないし!戦った事すらないんだぞ⁉そんな俺達に戦わせる気かよ‼俺達に死ねって言うのか!⁉」
その竜弥の言葉を聞いて他のクラスメイト達も次々に文句を言い出した。さすがにこれはまずい思った誠矢は慌てて止めに入った。
「皆ちょっと落ち着いてくれ!向こうにも何か考えがあるはずだ!だからそれを聞いてから皆で考えよう。これからどうするか!」
そう誠矢が必死に説得した。そのおかげで大半のクラスメイトは納得したが、それでも文句を言う奴もやはりいたが、しかしそれでも誠矢が必死に説得し、なんとか落ち着きを取り戻した。
そして全員が落ち着いたのを確認した誠矢は、気を取り直して質問した。
「それで申し訳ないのですが、僕もさすがに皆と同じように僕達では到底戦える気がしないのですが?そのあたりはどうすればいいのでしょうか」
誠矢が真剣な表情で探るようにそう質問すると、質問された宰相は自分達が何を質問されているかをようやく理解したようで、納得した様子で頷いた後に返答した。
「あぁ、なるほどそう言う事でしたか。それでしたら大丈夫です。皆さまはこちらの世界に来た時に、かなりの力を得ているはずですから」
自信満々にそう言う宰相の返答を聞いた誠矢はさらに質問した。
「その力と言うのはどう言った物なのでしょうか?」
その誠矢の質問を聞いて宰相はゆっくりと返答した。
「それでしたらこの後やる予定でいたステータス確認をしましょう。そうすれば一番早く理解して頂けるでしょう」
その答えを聞いた誠矢達のは反応は様々だった。ゲームや漫画やラノベなどを知っている人は嬉しそうに笑みを浮かべていたり、逆にそう言う物をあまり知らない人は何のことかよく分からないようで首をかしげていた。
それでも話を進めないといけないので誠矢は宰相と話し続けた。
「そのステータス?を見ればどのくらい強いのかわかるんですか?」
「はい、わかりますよ」
「あの、できれば見る前に平均とかを見せてもらえないでしょうか?」
「それは構いませんが、どうしてでしょうか?」
「自分達がどのくらい強いのか分からないと、僕達もさすがに勇気が出ませんので」
その誠矢の言葉を聞き宰相は納得した。
「なるほどわかりました。少々お待ちください、今用意させますので」
宰相はそう言うと近くに居た甲冑を着た騎士に話しかけた。そしてその騎士は何処かに行き、すぐに布で包まれた箱のようなものを持って戻ってきた。
その騎士が持ってきた布で包まれた箱を机に置いたのを確認した宰相は、何故か少し胸を張りながら誠矢達の方に振り返り話し出した。
「こちらの箱の中の物がステータスを計測して記憶する道具になります」
そう言いながら宰相は置いてある箱を開け中身を取り出した。
それはバスケットボールほどの大きさの水晶のようだった、それを宰相は丁寧に机の上に置いた。
それを確認してから誠矢は質問した。
「その道具を使わないとその、ステータスと言うのは見れないのですか?」
その質問にたいして宰相は笑顔で答えた。
「いえそう言うわけではないのですがこれを使わないと他の者に見せる時に色々と大変なのです、ですからこれを使って見ていただこうかと」
「?それではステータスを見るためだけならこれは必要ないと言う事ですか?」
「はいそう言う事です」
「なら何でそれで見なくてはならないのですか」
「それは先ほども言った通り私達も一緒に見るためです」
「なるほどわかりましたありがとうございます」
そう誠矢は頭を下げた。
「いえいえこの位の事ならお礼を言われるほどの事ではありませんので、それでは先ほども話した通り平均のステータスを出しますので少しお待ちください」
そう言い宰相は机の上の水晶をいじり始めたそしてすぐ振り返り話し出した。
「こちらがだいたい平均位のステータスの値になります」
そう言われ誠矢達は水晶を覗き込んだ。
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名前
種族 人間
属性 火
レベル1
HP300/300
MP100/100
物攻70
物防50
魔攻30
魔防40
敏捷20
知力35
スキル
洗濯3、料理2、採取3
ユニーク
無し
固有
無し
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そのステータスを見て誠矢達はこれがどのくらいなのかよく分からなかったなので誠矢は宰相に質問した。
「あのすみませんこのステータスはどのくらいの強さなのですか?」
その質問にたいして宰相はすぐに答えた。
「今表示されているステータスは、平民の成人したての平均でございますのでそこまで強くはございません」
「なるほどならこのステータスを超えていればこの世界でもある程度の強さはあると言う事ですかね」
「はい、そのはずですそれに今低くともレベルを上げれば生きていくのに困らないほどの力は手に入れられるはずです」
「なるほどわかりました、ありがとうございましたそれでこれはどのように使えばいいのでしょうか?」
そう誠矢は質問した。
「あぁそうでしたな忘れておりました、それの使い方はそれに手を置いてステータスと言えば表示されるはずでございます」
「分かりましたありがとうございます早速やってみます」
そう言い誠矢は水晶へと向かった。
周りに居た誰も誠矢が勝手に自分が一番最初に見ることを決めた事に対して文句を言う者は居なかった。
「それじゃぁ早速やってみるかな」
そう言い誠矢は水晶に手をかざしながら言われた言葉を口にした。
『ステータス』
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