第十三話 初めてのダンジョン作り、の前に(前編)
また更新しました。読んでくれると嬉しいです。
「さぁ~と言うわけで、俺達の家兼ダンジョンのアイディア会議を始めたいと思います!はいはくしゅぅ~!」
いきなりハイテンションで現れた白夜に対して夜空達は。
「兄さん、テンション高い、うざい、後何がと言うわけなの?」
「まぁ先輩は基本変なので、別にどうこう言う必要はないと言うか、言うだけ無駄ですよね~」
「そうねー白夜は基本変だもんねー」
容赦の欠片もないリアクションをした。
「ひど!?まぁ変なテンションなのは認めるけどさぁ~あまりボロクソ言わないでほしいんですけど~」
「え~嫌ですよ~!先輩をいじるの楽しいんですから、それにそこまで傷ついてないでしょ?」
「うん?そりゃこのぐらいで傷つくわけないじゃん!これくらいで傷つくのは、よほど心の弱い奴くらいだろ。まぁこの話は、このぐらいにしてさっきの話!」
「あぁ~え~っと、確か私達の家兼ダンジョン作りでしたっけ?」
「そうだ!面白そうだろ⁉ダンジョン!今までに見た事の無いものを自分が作れる。しかも思ったままに!思った通りに!好き勝手作れるんだ‼最高じゃないか!そんな好奇心の沸き立つ話は向こうの世界にもなかった!最高の実験できるじゃないか!もうね、早くやりたくてやりたくてたまらないんだよ!と言う事で早く家作って!俺は早く自分だけのダンジョン作りたいの?分かったらさっさと家兼ダンジョンを作ってしまおう?と言う事で早く意見出せ」
白夜は興奮した様子で言いたい事を言いまくって満足してのか笑いながら意見を要求しだした。
その様子を見て夜空達三人は少し怯えたように一歩下がりながら答えた。
「兄さん、怖いから落ち着いて」
「そうですよ先輩、興味がもの凄くあるのは分かりましたから落ち着いてください、ホント怖いです」
「まぁ白夜のはいつもの病気みたいなものでしょ、一回発散させれば大丈夫なはずよ」
そんな三人の話を聞いて、少し落ち付きを取り戻した白夜は少し恥ずかしそうに話しなおした。
「あ~えっと、そのまぁさっきのは無かったことにしてください。と言う事で早速話し合いを始めよう、うんそうしよう!はい、と言う事で意見出してね~」
白夜は先ほどまで事をごまかすように、早口でそう言った。
それを聞いて夜空達は少し呆れたようにゆっくりと話し出した。
「はぁ、まぁいいけど兄さん。作るって言うけど、どんなことができるのか知らないと意見の出しようがない」
「そうですね~どのぐらいまでの事ができるのか、くらいは教えといてほしいですね~」
「そうねぇーそれくらいの事は知って措かないと意見の出しようが無いものね」
夜空達は少し困ったように首をかしげながらそう言った。
そして白夜は三人の話を聞いて少し驚いたように固まりながらゆっくりと話し出した。
「あ、その辺聞くの忘れてた………」
白夜が思わず負いう感じにそう言うと、それを聞いた夜空達は呆れたように白夜を見ていた。
「兄さん………」
「先輩………」
「白夜………」
そして全員に呆れた目で見られた白夜は。
「い、いや~ちょっと楽しみすぎて忘れちゃった( ̄∇ ̄;)ハッハッハ………すぐ聞いてきます!」
白夜は気まずそうにそう言うと、すごい勢いで能力の詳細を聞きに走り出した。
その様子を見て夜空達はのんきに見送っていた。
「ん、行ってらっしゃい」
「早く聞いてくださいね~先輩!」
「白夜ー遅くてもいいからちゃんと聞いてきてくるのよー」
みんなにそう言われながら白夜は慌てて聞きに行くのだった。
「はぁはぁはぁ、あの~すみ、ませんはぁ、はぁ~」
夜空達から離れ、女神たちに聞きに来た白夜は慌てすぎて息切れしながらも頑張って聞いていた。
それにルキアが少し不思議そうに首をかしげながら答えた。
「うん?どうしたの?そんな息を切らして?」
「あぁ、いやダンジョンを作る能力ってどの程度までできるのか聞くの忘れてたので」
「あ!教えるの忘れてたわねぇごめんね?」
ルキアは本当に申し訳なさそうに頭を下げながらそう言った。
「あぁそう言うの良いから教えてくれ」
「そうね、じゃぁ教えるわね。とは言ってもまぁ、そこまで教えることないんだけどねぇ~」
「うん?そうなのか?」
「えぇ、何せスキルとかそう言うものとしての能力ならかなり制限があるんだけどねぇ?貴方の場合ダンジョンの神様なわけだから基本的にないのよねぇ魔力さえあれば大抵の事は出来ちゃうわよ?何せ神だからね!」
ルキアはそう何故か自分の事のように胸を張り少し誇らしげにしながらそう言った。
しかし白夜はルキアのその態度を特に気にした様子も無く考え始めていたが、すぐに何かまとまったのか急に顔を上げるとゆっくりと質問を始めた。
「なるほど、なら俺の魔力はどのくらいなんだ?後普通の人間の魔力量は?本来のスキルのときはどの程度の制限がかかる?そしてスキルって何?」
そう白夜が一気に質問するとルキアは少し戸惑った様子でゆっくりと答えた。
「わ、分かったわ、先ずスキルについてね。スキルって言うのはまぁ簡単に言えばゲームとかに有るやつそのままよ、その人の才能とか使える技能とか生物的特徴とかそう言うやつよ。
次に本来のスキルのときの制限はダンジョンのコアを精製してそこに自分の魔力を上限1,000まで入れることができるだけ、それ以上は侵入者を倒したりして補給したり増やしたり、スキルのレベルが上がれば制限が解除されていく予定だったのよ、まぁ今となっては関係ないけどねぇ。
え~っと次は普通の人の魔力量についてだったわね。それについてなんだけれど、他の子達と一緒でもいいかしら?」
「うん?他の子達って夜空達か?」
「そうそう!その子達の事よ。あの子達にも聞かせといた方が良いでしょ?」
「あぁそうだな。そうした方が良いか、それじゃぁ行くからちゃんと説明しろよ?」
「えぇ、ちゃんとわかってるわフフフ」
そう言って白夜とルキアの二人は夜空達の所に向かって行った。
そして白夜とルキアの二人が話している間、存在感を完全になくしていたリュミエールは端の方でいじけていた。
「どうせ私は存在感無いですもんね、あぁ~小さいから目に入らないのか!それなら仕方ないですよねぇ~」
こんな事を白夜達が話し終わるまでの間一人でブツブツと言っていたのだった。
誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。




