第百三話 特訓二日目 夜 これからの準備
また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。
そして夜空達やラファエル達が猛スピードで攻略を始めた時、白夜は既に十五階層のボスを倒し休憩していた。
「ふぅ~、思いのほか強かったなぁこいつ。さてっと、これからどうすっかなぁ正直もう飽きて来たんだよなぁ~、うん!あれだ明日からの予定大幅に変えようどうせあいつ等だったらほっといてもある程度までは強くなるだろ‼でもそうすると明日から暇だなぁ~まぁそれは後で考えればいいか‼めんどくさいし!」
白夜は名案だ!と言うようにそう言うと座っていた十五階層のボス(超巨大なサイのような岩竜)の上から飛び降り、次の階層へと上って行き。
次の階層に入るとすぐにダンジョンの入口へと転移した。
そして転移した白夜はそのまま少し辺りを見回した後、何故か満足そうに頷くとポケットからコンソールを取り出すと操作を始めた。
しかし今までのようにすぐには終わらなかった。どうやら白夜は何か難しい事をやっているようで操作しにくそうにタブレット型コンソールで操作していたが、ついに我慢の限界が来たようで白夜はコンソールをぶん投げて消しながら叫んだ。
「だぁぁぁ‼使いにくい!持ち運びは便利だけどそれ以外が使いにくいわ‼画面小さいし、字小さいし、とにかく全部小さくて見にくい‼はぁ~仕方ない新しいの出すか」
散々叫んだ後白夜は死ぬほどめんどくさそうにしながら能力を発動した。すると白夜の目の前が光り出し、その光が収まると白夜の目の前には少しゴツイ感じのデスクトップパソコンが現れ、そして…落ちた。
ゴン‼バァン‼
そんな音と共に落ちたパソコンタイプのコンソールを見て白夜は少しの間呆然としていたが、すぐに正気に戻ると慌てながら壊れていないかの確認を始めた。
「うわ⁉ちょっ⁉え⁉これ大丈夫なんだよな‼え~っと…大丈夫みたいだな。ふぅ~焦ったわぁ~あ、でもよく考えてみればこんな見た目でも神の能力だから壊れる訳ないか…はぁ~慌てて損したわ。っと、それよりも作業進めちまうか…」
慌てていた白夜は落ち着き冷静になってそう言うと、作業を再開した。
その後の白夜は一言も喋る事無くただずっとカチャカチャとパソコンを操作し、作業に集中していた。
そしてそれから一時間程すると作業が終わったのか白夜は手を止めると、疲れたように後ろへと倒れこんだ。
「ぷはぁ~、ちかれたぁ~台座を使えばすぐに臨んだもの作れるけど細々とした内容を付けたい場合は直接操作しないといけないのがめんどくさいなぁ~…。はぁ~さてっとさっさと確定して、できた奴の確認したら後はのんびりとあいつらが帰って来るのを待つかな」
白夜はそう言うと体に反動をつけて飛び起き、パソコンの確定キーを押した。
それと同時に周りが大きく揺れ出した。白夜は今までもでかい物を創る時になると揺れていたのを覚えており特に驚く事も無く座って揺れが収まるのを待った。
それから数分程してようやく揺れが収まり、それを確認した白夜はゆっくりと立ち上がり周りを確認すると、そこは先ほどまでの白一色の場所とは完全に別物になっていた。
まず最初に今まで何もなかった居住区の後ろに綺麗に紅葉した山が出来ていた。その山には上から川が流れており、途中には滝もあり最後には少し遠くに創られた海に流れ着くようになっていた。
そして新たにできた山はその一つだけではなく他にも、居住区からかなり離れた所には岩山から始まって、雪山、火山、鉱山などがある程度の間隔を空けて並んで立っていた。しかも火山などの過酷な環境の山以外の山には遠くからだとかろうじて見える程度だが野生の動物もいるようだった。
山の他にも海や湖、そして辺り一面が草原になっていた。もちろんその海や草原などにも普通の動物がいた。
それを遠目に確認した白夜は満足そうに頷きながら話し出した。
「よし!まだ明日から何するか決めて無いけどこんだけ用意して措けばまぁ大丈夫だろ。他にも色々作ってあるしな!まぁそれでも足らなかったらその時はその時だな、つかめんどいから知らん!とりあえずちゃんとできてるか観に行くか、まずは近い山からだな」
白夜はそう言うと居住区にできた紅葉した山に入って行きちゃんとできているかを確認し始めた。
そして白夜は山に入ってすぐに何かを見つけたのか少し速足で気に近寄って行った。
「おぉ!これは松茸!味はシイタケみたいって話だけど、クンクンうん!やっぱり匂いはいい匂いだな‼これは他にも色々ありそうだな‼」
白夜は入って早々松茸を見つけられたのが嬉しかったようで、他にも何か山菜が無いか探しながら山を登って行った。
そしてそれから十分程で山の中腹まで来た白夜は今デカイ滝の前に居た。
白夜はその滝を見つけると、おぉぉ!と何か感動したように声を発していた。しかしすぐに切り替えると白夜は滝の裏へと進んで行った。そこには何故か洞窟があった、しかしそこまで深くは無いようで入って少し進むとすぐに行き止まりになっていた。しかしそれでも白夜は満足だったようで少し興奮したように話し出した。
「おぉぉぉ!いやぁやっぱり滝の後ろと言ったら洞窟だよな‼一応この部屋の外の山にも創って措いたけど観に行く暇なかったからな、まぁここより向こうの方がここより力を淹れて創ってあるから凄いんだけど、やっぱりちゃんとしてなくても滝の裏の洞窟ってのはテンション上がるわ‼」
その後白夜は十五分程テンションが上がって騒いでいたが、さすがに落ち着いてきたようで少し疲れたように息をしながら話し出した。
「すぅ~はぁ~、ちょっとテンション上がりすぎてたな周りに誰もいなくてよかったわ。本当に居なくてよかった、あいつら確実にからかって来るからな。さてっと、とりあえずここはこのぐらいにして次行くかえ~っと次は…鉱山に行くかなこれからそこそこ使う事になるだろうからな」
白夜はそう言うと滝の後ろから出て、鉱山に向かって走り出した。
鉱山までは数キロは離れていたが白夜が走って行けば手を抜いていたとしても、ものの数分で鉱山へと着く事が出来たのだった。
鉱山の前に着いた白夜は見上げながら少し楽しそうに話し出した。
「おぉぉ、鉱山って見た目ただの岩山だな。でも近寄ってみると坑道?とか言うのがあるから違いがちゃんと分かるな、っと無駄話はここまでにしてさっさと行かないとあいつらが戻ってきちまうな」
白夜は少し慌てたようにそう言うと、坑道へと入って行った。
白夜が入って行った坑道の中はまるで迷路のように入り組んでいた。そのため普通の人間だったなら地図が無ければ迷っていただろうが、今ここを探検している白夜は迷宮などの神である。
そのため白夜には迷路のようになっている建物などの構造が入った瞬間に頭の中に全て浮かんでくるので、白夜は迷うことなく坑道を探検していた。
そして白夜が探検を始めてから三十分程経った時白夜はちょうど採掘している現場に来ていた。
白夜の目の前では少しゴツイ感じの鉄でできたゴーレムがツルハシを使って鉱石を掘り起こし、何処かに運んで行っていた。
それを見て白夜は興味深々と言った感じで目をキラキラさせながら話し出した。
「へぇ~、自動で採掘するように設定したけどまさかこんな感じになっているとは、でもいいなこれ!ザ・ファンタジー!って感じがしていいねぇ~テンション上がるわ!」
白夜は楽しそうにそう言うとゴーレムたちの横を通り過ぎ。鉱石を運んで行くゴーレムの後に付いて行った。
それから数十分程経ちゴーレムの後ろを付いて行った白夜が少し飽き始めていた時進んでいる先に光がさしているのが見えた。それを見た白夜は少し嬉しそうに走り外に出るとそこには丈夫な石でできた鍛冶場があった。
それを見て白夜は何かに納得したように頷きながら話し出した。
「あぁ!そう言えば掘り出した鉱石はここへ運ばれるように設定したなぁ確か。完全に忘れてたわ、まぁいっか思い出した訳だしと言うよりもここで時間食いすぎた早く他の所も確認しないとあいつら返ってきちまう、う~ん仕方ない走ろう!」
白夜は少しめんどくさそうにそう言うと一気に走り出し、残りの場所を見て回ったのだった。
その結果、白夜が全ての場所を見終わったのは六時五十分程になったのだった。
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