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第百一話 特訓二日目 ダンジョン特訓 後 (5)

また更新しました。いつも読んでくれている人も、そうでない人も最後まで楽しんでくれたら嬉しいです。


ヘパイストス・閻魔side



 そしてヘパイストスと閻魔が休憩を始めてから二十分程経った時、ヘパイストスと閻魔の二人は休憩を終わらせて体を解し、武器等を装備して話し出した。


「さて、それでは準備は大丈夫か?」


 閻魔がねんのためそう確認すると、ヘパイストスは不服そうに答えた。


「…大丈夫…ちゃんと準備できてる…」


 ヘパイストスは不機嫌そうにそう言うと顔をそむけてしまった。

 その様子を見て閻魔は苦笑いを浮かべながらゆっくりと話し出した。


「ハハハ、機嫌を害してしまったのなら悪かった。だが別に我はお前を信用していない訳では無いのだ、ただねんのために確認しただけなのだ、だからそこまで怒らないでくれ」


 閻魔が困ったようにそう言うと、ヘパイストスはまだ少し納得でき無そうだったがゆっくりと話し出した。


「…ん、わかった…許す…」


 ヘパイストスが少し不機嫌そうだがそう言うと、閻魔は安心したように笑みを浮かべた。

 しかしすぐに頭を切り替えると、真剣な表情で話し出した。


「さて、それで行くか?」


 閻魔が真剣な表情でそう言うと、ヘパイストスは少しワクワクしたように話し出した。


「…うん、行こう…」


 ヘパイストスはそう言うと閻魔を置いて楽しそうに門の方へと向かって行った。

 それを見て閻魔は少し呆れたように苦笑いを浮かべながらヘパイストスの後をゆっくりと追って行った。


 そしてヘパイストスと閻魔の二人はまるで数本の木々が絡み合ってできたような門の前に着くと二人はお互いに顔を見合せ、同時に門を押し開けながら中に入って行った。

 その門を通った先は先ほどまでヘパイストスと閻魔が居た階層と同じく巨大の木々によってできた森だった。それを確認するとヘパイストスと閻魔の二人は先ほどの階層と同じように木に何か仕掛けがあるのではないかと思い、木々を警戒しながら周りを見回していた。

 しかしいくら見回していても特に変化がない事を確認した二人は、何時までもここに居ても仕方ないと思ったのか奥へと進もうとした時、森の奥からもの凄い叫び声が響いて来た。


グガァァァァァァァァ‼


 その叫び声は木々を揺らすほどの勢いで響き渡った。それを聞いたヘパイストスと閻魔の二人は叫び声の聞こえた方へと武器を構え待ち構えた。

 そして二人が構えてから数秒後木々を薙ぎ倒しながらそいつは現れた。

 そいつは軽自動車一台分の太さと、電車八両分の長さの巨大な蛇だった。更に全身がまるで植物で出来ているような見た目をしていた。

 ヘパイストスと閻魔の二人はその姿を確認したと同時に鑑定を使った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 無し


種族 エルダー・ウッドサーペント

属性 木


レベル65

HP86300/86300

MP39500/39500


物攻7400

物防13400

魔攻6800

魔防9300

敏捷21300

知力7200


スキル

鞭術4、牙術3、毒牙2、気配察知5、気配遮断3、敏捷強化2、嗅覚強化3、聴覚強化4、威圧3、木魔法3


ユニークスキル

無し


固有

擬態


称号

迷宮神の加護、森の支配者、第四階層守護者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ヘパイストスと閻魔の二人はそのステータスを見て表情を引きつらせた。何故ならそのステータスは自分達がここまでの間に十分なレベル上げをしていなければ倒す事すらできないであろう数値になっていたからだ。

 そしてそんな事を考えていた二人だったが、何かに気が付いたのか急に慌てたように後ろへと飛んだ。

 それと同時に先ほどまで二人が居た所の地面から先端が尖った竹が数十本突き出ていた。それを確認したヘパイストスと閻魔の二人はその攻撃をしてきたウッドサーペントを睨みつけた。


 しかしウッドサーペントは特に気にした様子も無くその場にただ立っていた。むしろ逆に二人に避けられたことが気に入らないようで、二人を睨みつけた。

 その瞬間ヘパイストスと閻魔の二人はまるで何かで縛り付けられたかのように動く事が出来なくなってしまい、二人は何とか動こうとしたがゆっくりとそれもほんの少ししか動く事が出来なかった。

 その様子を見てウッドサーペントは楽しんでいるのか口角を上げていた。その様子を何とか顔だけはウッドサーペントに向けていたヘパイストスと閻魔は見てしまった。

 そのウッドサーペントの蔑むような笑みに二人は怒り、その怒りに任せて全身に力を入れた二人は力任せに拘束を振り切り、ウッドサーペントに向かって一気に距離詰めて左右から挟み込むように鎚と槌で攻撃した。

 そしてまさか二人が拘束を解くとは思っていなかったようで呆然としてしまい、隙を作ってしまいヘパイストスと閻魔の二人の攻撃をまともに受けてしまった。


 グギャァァァァァァァァ⁉


 ウッドサーペントはそう情けない絶叫を上げながらのたうち回った。

 その様子をヘパイストスと閻魔の二人は巻き込まれないように離れた位置からそれを見ながら話し合っていた。


「…何であいつ…あんなに痛がってるの?…」


 ヘパイストスが不思議そうに首をかしげながらそう聞くと、閻魔は槌を肩に担ぎながら答えた。


「ふむ、おそらくあいつは今までまともにダメージを受ける事も無く生きて来たのであろう、そのためこれほど激しく痛がっているのだろうが…いささかうるさくなってきたな」


 閻魔は最初は真面目に考察していたが、途中からウッドサーペントの絶叫がうざくなってきたのか不機嫌そうにウッドサーペントを睨みつけながらそう言った。

 それを聞いてヘパイストスも賛成と言うように頷きながら話し出した。


「…ん、確かにこれはうるさい…ちょっと黙らせて来る…」


 ヘパイストスはそう言うといまだにのたうち回っているウッドサーペントの元へと向かって走り出した。

 それを見て閻魔は少し呆れたように苦笑いを浮かべていたがさっさと倒す事には賛成なようで、少し楽しそうに笑みを浮かべながらヘパイストスの後を追って行った。


 そして二人はウッドサーペントの元に着くと左右に分かれ交互に鎚と槌で殴り合いキャッチボールのように左右に吹き飛ばし続けた。

 ヘパイストスと閻魔の二人が延々とそれを繰り返している間にもウッドサーペントは既に何度も気絶していいたが、その度にまた殴られ目を覚ませられまた気絶を繰り返していた。

 それから五十分程殴られ続けようやくウッドサーペントは死んだ。それを確認したヘパイストスと閻魔はとりあえずその死骸をアイテムボックスに入れ、新しく現れた宝箱の前に行き離しながら開けていた。


「ふぅ~さすがに疲れたなまさかここまで粘るとは」


 閻魔がうんざりしたようにそう言うと、ヘパイストスも賛成するように頷きながら話し出した。


「…ん、本当にしつこかった…打たれ弱いくせに無駄に丈夫だった…」


 ヘパイストスが疲れたようにそう言うと、閻魔は苦笑いを浮かべながら話し出した。


「ハハハ、まぁもう考えるのはやめよう疲れるだけだからな。それよりもこの宝箱を開けようではないか」


 閻魔が苦笑いを浮かべながらそう言うと、ヘパイストスも賛成のようでゆっくりと頷き宝獏の前まで移動すると宝箱を開けた。

 その開けた宝箱の中にはなんだかよく分からない本と鉱石が入っていた。

 それを確認したヘパイストスは鉱石を見て目をキラキラと輝かせて自分のアイテムボックスに入れて、本の方は閻魔に押し付けたのだった。

 押し付けられた閻魔は呆れたように苦笑いを浮かべながらその本をアイテムボックスに入れた。


 そしてやる事を終えた二人は新しく現れた扉を確認し、その扉の前で話し合っていた。


「さて、それではもう次の階層に行くか?」


 閻魔が確認のためにそう聞くと、ヘパイストスは自分の全身を確認して問題が無いのを確認すると答えた。


「…ん、問題ない…早く行こう」


 ヘパイストスはそう言うと扉を開け中の階段を昇って行った。

 それを見て閻魔は呆れたような笑みを浮かべながら後を追って行ったのだった。


誤字、脱字など気になる点が有りましたら教えてください。気に入ってくれた人が居たらブクマや評価よろしくお願いします。

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