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黄昏は悲しき堕天使達のシュプール  作者: Mr.M
四章 Recreation 7月

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62/136

第62話 静かに幕は下りる

翌朝。

全校集会で校長の勅使河原から

子供達の間で加熱している

怪談話に関して注意があった。

「近頃ぉ、

 学校で根も葉もない幽霊の話を

 耳にしまぁす。

 それだけならいいんですがぁ、

 先月お隣の連市で見つかった

 焼死体に関してもぉ、

 変な噂を耳にしていまぁす。

 君達は警察ではありましぇん。

 事件の捜査は警察に任せて

 勉学に励んでくださぁい。

 この世にぃ。

 幽霊なんていましぇ~ん。

 いいですかぁ、

 本当に恐ろしいのは、

 幽霊ではなくて人間ですよぉ」

根拠のない噂話に

注意を促すことには賛成だが、

俺にはどうしても、

校長の最後の言葉が引っかかった。

それでも。

校長の話が功を奏したのか、

怪談話は徐々に鳴りを潜めていった。

しかし。

それは単に、

子供が飽きやすい生き物。

それだけのことかもしれない。

その証拠に。

探偵団の中では、

すでにボス猿の調査は

過去のものとなっていた。

結局。

俺達はボス猿の悪事を

暴くことはできなかった。

そして。

ボス猿が葉山実果に

特別優しく接しているという

情報はあったものの、

2人の関係は、

あくまで教師と生徒の域を出ず、

葉山の彼氏が

ボス猿ではないかという

俺の邪推も、

空振りに終わっていた。

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