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異世界に落ちたら愛を知った  作者: 青井空


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33/67

番外編 バーツの危機? にしてやる。そのうちな!

**聴聞会の後**


「バーツ! 猿族いるじゃん!」

「いねぇとは言ってねぇ」

「目を逸らしながら誤魔化したってダメ!」

「ツガイに嘘はつかねぇ」

「キリッとかっこいい顔してもダメ! 意図的に誤魔化すのは嘘と一緒!」

「ルルが……かっこいいとか……」


顔をにやにやさせて喜びながら、ルルに襲・い・掛・か・るバーツだった。


あれ? バーツを責めていたのに、なんで私の危機?


 


**日常の取り留めもない会話**


「そういえば、初めベッドから降りるのも危険って言ってたけど、全然危険じゃなかった! 嘘ついた!」

「危険はあった」

「え? どこに?」

「転ぶかもしれねぇ」

「全然危険じゃないよ! 怪我しても切り傷かすり傷。舐めておけば治る!」

「可愛いツガイが転んで怪我でもしたらどうするんだ? 危険だろ? ……けど、舐められたいのか」


顔をにやにやさせて喜びながら、ルルを舐・め・ま・く・る・(・全・身・)バーツだった。


あれ? バーツを責めていたのに、なんでまた私の危機?


 


**日常の取り留めもない会話――続き**


「水飲む危険は?」

「喉に詰まるかもしれねぇ」

「もうこの流れわかったよ。だから変える。本心を教えて」

「ずっと俺の巣に居させたかった。俺のツガイに給餌したかった」

「給餌?」

「俺のメスに、俺が取ってきた餌をやる。愛を伝える行為だ」


顔が真っ赤になる。


「……あとはな?」


耳元で、低い声が続く。


「毛づくろいも愛を伝える行為だ」


顔をにやにやさせて喜びながら、私の全・身・を・ま・た・舐・め・始・め・るバーツだった。


あれ? バーツを責めるために話の流れを変えたのに、なんでまた私の危機?


 


**作者からの質問**


作者:そういえば、ルルが開けられるような扉に変えたんですか?


バーツ:……なぜ変える必要がある。……なぜそんなことを聞く。


作者:そうルルに約束していたから聞いただけですが……。


バーツ:いつ作るかは約束してねぇ。あと1000000000年は作らねぇ! 出てけ!! 二度とくんな!


牙をむき出しで唸られて、爪で引っかかれそうになったので(何ならかすった)、作者退散。


……痛い。ルルにチクってやる。そのうち、ルルに怒られるといい。覚えてろ。作者はこの爪痕、忘れないからな!

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