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空き部屋の声、1986年の女  作者: ひまえび
第六章――「灰の東京、母と復員兵」

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第2話(前編1)――「配給通帳のない親子」

焼け跡の東京で、尚人と順子は最初の夜を越した。尚人は大沢源蔵の現場で働き口を得て、順子はお兼と村井静江のつながりを得た。だが、屋根と火と働き口だけでは暮らしは続かない。1946年の東京で米や味噌を受け取るには、配給通帳が必要である。二人はこの時代に戸籍も住民としての記録も持たない。人前では母と息子として振る舞い、二人だけになれば本来の言葉遣いに戻る。その危うい使い分けのまま、順子はお兼に連れられて町会の世話役を訪ねる。

 (1946年2月、東京・新橋近くの焼け跡)


 仮小屋の朝は、外より少し暗かった。


 屋根のトタンは夜の冷えを吸い、内側に細かな水滴をつけていた。隙間から入る風が、その水滴を揺らす。壁に打ちつけた半端板の間から、白い朝の光が細く差し込み、床板の上に灰色の線を落としていた。


 尚人は、背中の痛みで目を覚ました。


 床板は地面から少し浮かせてあるが、薄い板とむしろだけでは冷えを止められない。肩はこわばり、腰に重さが残っている。昨夜は眠ったというより、寒さに体を丸めて時間を過ごしただけだった。


 入口に近い炭火は、ほとんど消えていた。灰の中に赤い点がわずかに残り、時折、細い煙が上がる。その煙には湿った木の匂いが混じっていた。喉に入ると少し痛い。


 隅では、順子が起きていた。


 もんぺの膝に尚人の軍服を置き、昨日直した肩の縫い目を確かめている。針は布に刺したまま、落とさないようにしていた。村井静江から手に入れた針である。二本しかない。失くせば、服を直すことも難しくなる。


 順子は、尚人が起きたことに気づくと、周りを見た。


 仮小屋には他にも人がいる。壁際に、昨日からいた男が一人、むしろにくるまって寝ていた。入口近くでは、年配の男が咳をしている。まだ声を出せる場所ではなかった。


 順子は母親の顔になった。


「尚人、起きたのね。手を見せなさい」


 尚人は少し間を置いてから、息子の声で答えた。


「大丈夫だ、母さん」


「大丈夫かどうかは、見てから言うものよ」


 近くの年配の男が、咳の合間に笑った。


「朝から母さんに叱られてるのか。復員さんも形無しだな」


 尚人は苦笑いだけを返し、手を出した。


 順子は小さな器に水を入れ、石鹸のかけらを少しだけ濡らした。石鹸はすぐ減る。全体を泡立てるような使い方はできない。傷の周りだけをなぞり、煤と泥を落とす。水はたちまち黒くなった。


 指の節に細かな傷がある。親指の付け根には、瓦で擦った赤い跡が残っていた。釘で引っかいたところもある。


 順子の指が、一度だけ止まった。


 それでも、声は母親のままだった。


「今日は軍手がいるわね」


「贅沢は言えない」


「手を駄目にしたら、働けなくなるでしょう」


 年配の男が横から言った。


「母さんの言う通りだ。手を切って膿んだら終わりだぞ。医者なんか、そう簡単に見つからねえ」


 尚人は頷いた。


「分かった。気をつける」


 その言い方で、順子の手がまた動いた。


 水を替える余裕はない。順子は黒くなった水を入口の外へ捨て、器を布で拭いた。小さな石鹸は、布に包んで懐へ戻す。動きに無駄がなかった。昨日一日で、この時代の物の重さを覚え始めていた。


 入口から、お兼が顔を出した。


「起きてるかい」


 順子はすぐに頭を下げた。


「おはようございます」


「挨拶はいいよ。寒いだろ。炭を少し足しな」


 お兼は、小さな炭を二つ持っていた。自分の小屋から分けてきたものらしい。年寄りの手は赤く荒れ、爪の間に煤が入っている。


 順子は受け取りながら言った。


「ありがとうございます。大事に使います」


「大事にしすぎて火を消すんじゃないよ。火は生き物みたいなもんだ。けちりすぎても死ぬ」


 お兼はそう言って、尚人の手を見た。


「復員さん、今日も源蔵のところへ行くんだろう」


「はい。昨日、明日も来いと言われました」


「なら行きな。若い男は、まず働いて顔を作るんだ」


 尚人は立ち上がった。


 その時、お兼は順子へ向き直った。


「母さんの方は、私と来な」


「どちらへでしょうか」


「町会の世話役だよ。あんたたち、このままここに転がっているわけにはいかないだろう。火のそばにいるだけなら誰も細かいことは言わない。けれど、米を受け取るとなると話が違う。配給通帳がいる」


 尚人は、その言葉を聞いて足を止めた。


 配給通帳。


 この時代で、食糧を得るための現実の入口である。働けば芋半分や薄い汁はもらえる。だが、暮らしを続けるには米や味噌が必要になる。それは金だけでは動かない。町会、配給所、通帳。そういう仕組みに入らなければならない。


 順子は落ち着いて聞いた。


「私たちには、焼けてしまって何も残っていません」


 お兼は目を細めた。


「そう言うしかないだろうね。だが、言うだけじゃ通らない。どこから来た。誰の家だ。誰が知っている。そう聞かれる」


「はい」


「村井静江を頼れ。昨日、話はついたんだろう」


「少しだけですが」


「少しでいい。この町では、まったく知らない者より、誰かが一度見た者の方がましなんだ」


 お兼は、仮小屋の外を顎で示した。


「源蔵にも話はしておく。息子が働いているなら、母さんをすぐ追い出すような真似はしないだろう。だが、配給は別だ。あれは腹の数の話だからね」


 尚人は順子を見た。


 人前では、息子として言わなければならない。


「母さん、一人で大丈夫か」


 順子は答えた。


「お兼さんがついてくださるから大丈夫よ。尚人は親方のところへ行きなさい。働き口を失ったら、それこそ困るわ」


 言い方は母のものだった。だが、尚人には別の意味も分かった。


 自分は町会へ行く。尚人さんは現場で信用を作ってください。


 そう言っている。


 尚人は頷いた。


「分かった」


 お兼が笑った。


「いい親子だね。まあ、いい親子ほど苦労も多いんだがね」


 順子は笑みを作った。


「この子だけが戻りましたから」


 その一言は、昨日より自然だった。


 ◇ ◇ ◇


 仮小屋を出ると、朝の風が顔に刺さった。


 焼け跡の地面は、夜の湿り気を含んで黒くなっていた。足元の灰は乾いているように見えて、踏むと中が湿っている。ところどころに水たまりがあり、空の色を鈍く映していた。


 尚人は源蔵の現場へ向かい、順子はお兼と反対方向へ歩いた。


 通りへ出る前、人目が一瞬切れた。


 順子は声を落とした。


「尚人さん、町会で何か聞かれたら、昨日決めた通りに話します」


「ああ。夫は倉田佑馬。戦争で死亡。家は焼失。俺は内地の部隊から復員。横須賀から親戚の村井を頼って来た」


「はい」


「復員証明を聞かれたら、荷物と一緒に失ったことにするしかない。細かい部隊名は出すな。出せば調べられる」


「分かっています」


「村井静江には、余計なことを頼みすぎるな。最初から重い保証を求めると逃げられる。昨日会った親戚筋の者として、顔を見た、と言ってもらえれば十分だ」


「承知しました」


 順子は、そこで尚人の手を見た。


「現場では無理をしすぎないでください」


「無理をしないと始まらない」


「それは分かっています。でも、尚人さんが倒れたら、私はこの時代で立つ場所を失います」


 言い方は抑えていた。だが、そこには部下としての心配だけではないものがあった。


 尚人は少しだけ声を和らげた。


「倒れない。俺は現場を取る。お前は町会と静江を押さえろ」


「はい」


 足音が近づいた。


 順子はすぐに母親の顔へ戻った。


「尚人、襟を立てなさい。風邪を引くわ」


「分かった、母さん」


 荷を背負った男が横を通り過ぎた。二人を一度見ただけで、何も言わなかった。


 尚人は源蔵の現場へ向かい、順子はお兼を追って歩き出した。


 ◇ ◇ ◇


 町会の世話役は、焼け残った土蔵の横にいた。


 土蔵は外壁が黒く焦げていたが、形だけは残っている。その隣に、板とむしろで作った小さな詰所があった。入口には古い机が一つ置かれ、その上に帳面、鉛筆、欠けた湯呑み、赤い印肉の入れ物が並んでいる。机の下には、乾いた薪と、釘の入った缶が置かれていた。


 詰所の前には、すでに数人が並んでいた。


 年寄りの夫婦、子どもを背負った女、復員服を着た若い男、風呂敷を抱えた中年の女。誰も顔色がよくない。寒さと空腹で、頬の肉が落ちている。列は黙っていた。時々、咳だけが出る。


 お兼は順子を連れて列の横へ回った。


「片岡さん、いるかい」


 奥から男が顔を出した。


 五十代半ばに見える。髪は短く、国民服の襟元が擦り切れていた。目の下に濃いくぼみがあり、眠っていない顔である。だが、動きは鈍くない。机の上の帳面に目を落としながら、次の人間をさばいていた。


「お兼さんか。朝から何だ」


「新しい親子だよ。昨日、うちの近くへ転がってきた」


 片岡は順子を見た。


 目がまず服を見た。次に手元、靴、顔、髪を見る。順子はその視線を受けたまま、頭を下げた。


「倉田順子と申します」


「どこから来た」


「横須賀の方から参りました。夫は倉田佑馬と申しましたが、戦争で亡くなりました。家は焼け、息子だけが復員して戻りました。新橋の村井という親戚を頼って来ましたが、店も焼けておりました」


 順子は、昨日から何度も心の中で組み立てた言葉を、順に出した。


 泣き声にはしない。悲しみを押し出しすぎれば、作り物に見える。かといって、事務的に話しすぎても不自然になる。順子は、疲れた女が必要なことだけを伝える速さにした。


 片岡は帳面に鉛筆を置いた。


「息子は」


「大沢源蔵さんの現場へ行きました。昨日から使っていただいております」


「源蔵のところか」


 片岡はお兼を見た。


 お兼が頷いた。


「源蔵が使うと言ったなら、少なくとも手は動くんだろうよ」


「復員証明はあるか」


 順子は一度、唇を結んだ。


「焼けた家の跡を回るうちに、荷を失いました。残っているものは身の回りの品だけです」


「便利な話だな」


 片岡の言い方は冷たかった。


 列の後ろで、誰かが小さく息を吐いた。誰も順子を助けない。ここにいる者は皆、似たような事情を抱えている。だからこそ、自分の番を他人に奪われたくない。


 順子は頭を下げたまま言った。


「お疑いは当然だと思います」


 片岡は黙った。


「ただ、米を余分に欲しいのではありません。この子が働けるように、ここで名を置く場所を探しております。証明するものを失ったからこそ、誰かに見ていただくしかありません」


 片岡は順子を見た。


「うまいことを言う」


「うまいことを言う余裕はありません」


 順子は顔を上げた。


「夫を亡くし、家を焼かれ、戻った息子と火のそばで夜を越しました。今朝、その息子は大沢さんの現場へ行きました。私はここで頭を下げています。それだけです」


 声は荒げていない。だが、列の者たちが順子を見た。


 片岡は、鉛筆を指で回した。


「村井の親戚と言ったな。村井の誰を知っている」


「昨日、村井静江さんに会いました。石鹸と針を扱っておられました」


 片岡はお兼を見た。


「静江か」


「いるよ。昨日、母さんと会わせた」


 お兼が答えた。


「静江を呼べるか」


「呼べるだろうけど、商いの最中だよ」


「なら、あとで確認する」


 片岡は帳面を開いた。端の破れた帳面だった。そこには名前と人数、焼け残った場所、移ってきた者の印が書かれているらしい。順子は目を落としすぎないようにした。読みたい気持ちはあったが、見すぎれば疑われる。


「倉田順子、43歳。息子、倉田尚人、22歳。夫、倉田佑馬、戦死。横須賀方面より来た。親戚、村井。現住、お兼方近くの仮小屋」


 片岡は、確認するように言った。


「はい」


「正式な配給通帳はすぐには出せない」


 順子は答えなかった。


「この辺りは、焼け出された者、戻ってきた者、勝手に住み着いた者でいっぱいだ。昨日来た人間に、はいどうぞと米を渡せば、前からいる者が黙っていない」


「承知しております」


「だが、源蔵の現場で息子が働いているなら、数日は様子を見る。お兼さんの目もある。静江にも確認する。それで話がつけば、仮の扱いに入れる」


「仮の扱い、ですか」


「配給所に名を出す前の、町会内の控えだ。米がすぐ出るわけじゃない。だが、炊き出しや共同の汁に入れる時、完全なよそ者とは違う」


 順子は、深く頭を下げた。


「ありがとうございます」


「礼を言うのは早い」


 片岡は鉛筆を置いた。


「夕方、もう一度来い。静江に確認しておく。息子も一度連れてこい。復員したというなら、顔を見ておきたい」


「はい。必ず連れて参ります」


「それと、嘘をつくなら最後まで同じ嘘をつけ。ここでは、話が日によって変わる者から先に疑われる」


 順子は、片岡を見た。


 その言葉は、追い返すためだけではなかった。生きるための注意でもあった。


「覚えておきます」


 片岡は次の者を呼んだ。


「次」


 順子とお兼は列から離れた。


 外へ出ると、風が強くなっていた。土蔵の焦げた壁から、古い煤の匂いがした。遠くで電車が軋む。焼け跡の上を、灰が低く流れていった。


 お兼は順子を横目で見た。


「あんた、肝が据わってるね」


「据わっているわけではありません」


「じゃあ何だい」


「怖がる順番を後にしているだけです」


 お兼は少し黙ったあと、笑った。


「そりゃいい。怖がる順番を間違えたら、ここじゃ飯にありつけない」


 順子は歩きながら、片岡の言葉を頭の中で並べ直した。


 正式な配給通帳は出ない。


 だが、町会内の控えに入る可能性はある。


 夕方、尚人を連れてくる必要がある。


 村井静江への確認も入る。


 完全に通ったわけではない。だが、門前払いではなかった。


 その半歩が、今は大きかった。


 ◇ ◇ ◇


 昼前、順子は村井静江の店へ寄った。


 木箱の上には、昨日と同じように石鹸のかけら、針、糸、布切れが並んでいた。静江は、針を布に刺して数を整えているところだった。隣では、子どもが錆びたボタンを見ていたが、手を出すと静江に軽く叱られていた。


「村井さん」


 順子が声をかけると、静江は顔を上げた。


「倉田さん。町会へ行きましたか」


「はい。片岡さんから、夕方までに確認すると言われました。村井さんにもお話が行くと思います」


 静江は頷いた。


「言えることは言います。昨日会った。お兼さんが連れてきた。息子さんは源蔵さんの現場に行っている。そこまでは言えます」


「それで十分です」


「親戚だと強く言えと言われたら困ります」


「そこまでお願いするつもりはありません」


 静江は順子をしばらく見た。


「その方がいいです。無理に近い親戚にすると、あとでどこかが合わなくなります」


「私もそう思います」


「では、遠い親戚筋か、昔のつながりを頼ってきた人という程度にしておきます」


「ありがとうございます」


 順子は深く頭を下げた。


 静江は石鹸を並べ直しながら言った。


「片岡さんは疑います。でも、悪い人ではありません。あの人が疑わなくなったら、この辺は余計に荒れます」


「分かります」


「それと、息子さんには、夕方に余計なことを話さないように言ってください。若い男は、聞かれた以上に答えてしまうことがあります」


 順子は小さくうなずいた。


「息子には、よく言っておきます」


 静江はその言い方に、少しだけ目を細めた。


 何かを感じたかもしれない。


 だが、何も言わなかった。


「針は落としていませんか」


「はい。昨夜、服を直せました」


「ならよかった。針一本で、服の寿命が変わります。今は、そういう時代です」


 順子は木箱の上の品を見た。


 石鹸、針、糸、布切れ。


 どれも小さい。だが、これがなければ人前に立つことも難しくなる。汚れた手で傷を悪くする。破れた服から冷えが入る。針を失えば、軍服の肩を直すこともできない。


 生きる道具は、大きな物ばかりではない。


「村井さん。もう一つ、教えてください」


「何でしょう」


「配給通帳が出るまで、皆さんはどうやって食べているのですか」


 静江はすぐには答えなかった。


 隣でボタンを見ていた子どもを遠ざけ、声を少し落とした。


「働く。拾う。替える。もらう。借りる。あとは、言えないこともあります」


「言えないこと」


「盗む人もいます。体を売る人もいます。米を隠す人もいます。配給だけで生きている人は、ほとんどいません」


 順子は黙って聞いた。


「でも、町会に名前があるのとないのでは違います。名前があれば、炊き出しの端に入れる。病人が出た時に、誰かが覚えている。死んだ時にも、誰の者か分かる」


 死んだ時。


 その言葉が、焼け跡の寒さよりはっきり順子の背中に入った。


 静江は続けた。


「だから、片岡さんの帳面に名前が載るなら、載った方がいいです。たとえ仮でも」


「分かりました」


「夕方、私も顔を出します。お兼さんに言われなくても、そうします」


 順子はもう一度、頭を下げた。


「ありがとうございます」


 静江は返事をせず、木箱の上の針を整えた。


 順子はお兼と並んで歩き出した。


 昼の闇市は、朝より人が増えていた。焼き芋の匂い、焦げた魚の匂い、濡れた衣類の臭い、人の息、煙草の煙。それらが狭い通りに重なっていた。


 順子の腹は空いていた。


 だが、足は止めなかった。


 夕方までに、尚人を町会へ連れて行かなければならない。そこで話を崩してはいけない。配給通帳はまだ遠い。それでも、名前を置く入口までは来た。


 焼け跡で暮らすとは、食べ物を探すことだけではなかった。


 自分たちが、ここにいる者だと誰かに認めさせることだった。

第2話前編1では、尚人と順子が「配給通帳のない親子」という現実にぶつかる。仮小屋で夜を越し、尚人には現場仕事がある。しかし、米や味噌を受け取るには町会と配給の仕組みに入らなければならない。順子はお兼に連れられて町会の世話役・片岡を訪ね、夫・倉田佑馬を戦争で亡くし、息子・尚人だけが復員したという身の上を通そうとする。正式な配給通帳はすぐには出ないが、お兼と村井静江の証言により、町会内の仮の控えに入れる可能性が生まれる。食べ物を得る前に、二人はまず「ここにいる者」として名を置く必要があった。

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