第九エピソード:大空の大蝙蝠:
先日依頼で店を空けたがまた依頼が来た帝国近く
パーキングエリア付近の森でバットドラゴンと
呼ばれている魔物が見られ何故急にこのような個体が産まれたのかが調査されておりギルド傘下のため
依頼が流れて来たのだ、見た目は鋭い嘴に細かい牙、
長い角と繋がった若干丸く長い耳に体は鱗に覆われて
おり、紅く長い尻尾と足で木や岩肌にぶら下がり
暮らす、雑食性の魔物らしい、この話は
最近この街に住み始めた知り合いの
鼠と呼ばれる情報屋から買った情報らしい
武闘ライザーの時に俺が助けたあの男か?店長の
知り合いだったのか痩せ型で短髪のパーカーの男
だったな店長の知り合いなら情報の心配は無いだろう
「大人四人でお願いします」
現場付近まで鉄馬車でむかう事になった今回は前の事件とは関係無いハズだが、念のために武器や変身道具は持って来た、魔物が怪人化する事は有るのか?数分走らせると第一パーキングエリアまで着いた確か此処からすこし歩いて目的の魔物の縄張りに入れるハズだ
「随分と暗い森だな?剪定されて整った森のハズだが
コレもバットドラゴンの仕業か?」
視界が悪いな蝙蝠だから目はあまり必要じゃ無いのか?随分と戦い辛いリングを用意してくれたもんだ
よく耳をすますとグワェッグワェッという鳴き声が
する、おそらく目的の魔物だが、他の気配が集まって
来る、嫌な予感がする複数の魔物だが動きが非常に
近い、
「コレはバットドラゴンの仲間か?」
ブルーサンダーが首を横に振り詳しく話す
「むしろバットドラゴンの一部とでも言うべきです
森の魔物や小精霊も取り込まれ操られてるようです、
そうですね…寄生体とでも呼びましょうか、
ドラゴン化した魔物です!あとバットドラゴンの
正体はドラゴン怪人化した大蝙蝠です羽やフンは
薬品になります、薬品の部分は聞かなくて
良かったですね、小精霊はみんな逃げてください!」
そういえば小精霊に聞けるんだったな、
随分と応用の効くスキルだが、この敵に精霊術は
効くのか?蜥蜴狼にバジリスクモドキに大羽蛙か
「一気に薙ぎ倒します集まり力を貸したまえ
酸水の小精霊アシッドスプラッシュ6連撃、続いて
風太刀の小精霊カマイタチ6連撃、酸水で溶けた部分にカマイタチは効くでしょう?、土盾の小精霊
ぬりかべ5つ」
ドラゴンの火球を止め一つが
敵の土手っ腹めがけぶつかっていく、
「次は僕…あっ…いや…!私のとっておきです!!
砂風の小精霊シルフィードヤツの顔めがけ、大砂嵐!
ドカンとぶちかましてください!!」
「任せとき、バチコンいわす!!」
砂を纏った風がバットドラゴンの顔にぶち当たる、
凄い攻撃だコレが精霊術か、中々の魔法で
敵も虫の息だ
「オマエ一人でも良かったな?」
武闘ライザーもそう言う、俺もそう思うが嫌な予感がするんだよなバットドラゴンが木に止まり
翼を広げ唸りだす
「何が起きてるんだ?」俺がそう言うと
「みなさん耳を塞いでください超音波術を放ちます」
俺達が耳を塞ぐとバットドラゴンが叫び奇妙な音が
森に広がりバットドラゴンの目が紅く輝きバサバサと
羽ばたき、後ろでブルーサンダーが慌ててる
「今の超音波術で敵が強化され小精霊が気絶しました
今動けるのはシルフィードとぬりかべしかいません
僕…私は補助に徹しますので戦ってください」
「リーダーこっちもA子が少し聞いたみたいだ」
武闘ライザーがそう言うとA子がこたえる
「少し倦怠感が有りますが大丈夫です、戦えます」
「無理するな、死んだら意味が無い後方支援で頼む、
随分と吠え癖が悪い蝙蝠だ羽根引き千切って
飛べなくしてやる!こいバットドラゴン!!」
「羽根じゃ無く耳元の角を狙ってください、
アレが折れたら超音波を出せなくなります角で
音を調整してるんです、へし折れば音波に耐えられないようになります!」
ほう…なるほどなやたらデカい
鳴き声だと思ったら、そんな弱点がねぇ、
「武闘ライザー俺をなるべく高く投げてくれるか?」
「分かったが、手加減下手だぞ気を付けろよ?」
武闘ライザーが俺の腕を掴み飛びさらに高くぶん投げる、俺は大空で身体から電気と電磁磁力を放ち
「電磁磁力回転式…双撃
《ダブル》…!!重力…!!」
高速回転し磁力の力で地面に引っ張られる
「踵落ォオオップッ!!《ヒールドロップ》」
俺の叫びに応えるように
バットドラゴンの両角が砕け散り痛みで叫び
自分の声でふらつきだす、ブルーサンダーの言う通り
コイツの弱点は角とデカ過ぎる鳴き声だったようだ、
「ふぅ…上手く決まって良かった外れたら
最悪踵が砕けるとこだったな、じゃっ決めるぞ
そろそろ止めを刺してやる」
超加速ブーツを起動させバットドラゴンに
一分間に何十発もの蹴りを入れる
「超加速…蓮撃蹴飛
《ラッシュシュート》!!」
しまった!使える骨と皮が減ったんじゃないか?
バットドラゴンの脚に付いていたベルトが外れタダの大蝙蝠になるそういえばコイツ本当は大蝙蝠だったなドラゴンのの力を秘めたベルトねぇ念のため大事に取っておくか、改良すれば使えるだろうし、使えなくても龍を倒した記念品として持っておけば良い、
「さぁ街に帰ろう、マスターが看板下げて待ってる」
二人でやりくりするのは大変だろう急いで
帰らないとなギルドには喫茶のマスターから言って
おいてもらおう、大して依頼を受けて無いし
まだあまり会う気になれないあっちのマスターは
いったいどんな人なんだろうか?
なるべく普通な感じの人だと有難いんだが




