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第四十九エピソード:兵士隊:

鉄馬車から降り武器庫に入ると物々しい

巨大な機械が幾つか見える話によると

この人型の機械は生態兵器と魔動力装置を合わせた

特殊兵器でホムンクルスと名付けられた人造生命体

コレをある程度離れた場所から操縦し魔物を

倒すらしい操縦者への負担やコストパフォーマンスに

難が有り戦争には使えないが街や村の防衛兵器として

今は使われ改良箇所などを調べてるらしい


倉庫の奥にいくとパン屋だろうか車が見える

ゼン・アークが近づくと群がってた客が散らばり

道が出来るわざわざパンを買いに行ったのか?


「すまないスペシャルパン残っているかな?」


皺の深い優しそうな老婆が出てきて

異様にデカイ袋にパンを入れてくれる


「また新入りさん?牙大ちゃんそれ持ってくと

機嫌良いものね食べ過ぎたら胃腸薬取りにくるよう

言っておいてね少しだけ心配だから」


ゼン・アークが頷き店主に微笑み返す


「安心してくれどの隊員も欠けさせないように

しっかり見てるしアイツは案外自分を労われる男だ

皆も気を遣わせたなゆっくり食事して時刻まで

ゆっくり休んでくれ、おばちゃんも無理無くな!」


どうやら今から会う人物の好物らしいが

いったい何なのだろうか?スペシャルパン

とか言ってたがそんなに美味いものなのか?

店から離れ壁際にある奥のドアを開けると

通路が有り兵士隊訓練棟と書かれた建物が有る

ここに先程言ってた人物がいるのだろうか?


ボタンを押すとドアが開き涼しい風が流れてくる

中には部屋が幾つか有り幾つかの特殊な機械が

並んでる部屋が幾つかあり奥の方はジムのようだ

近代的な装置が複数有り中々の効果が見込める


「おそらく今ならジムにいるだろうゼータよ

コレを持って牙大狼太がだいろうたという人物に

協力者としてお近づきの印にと渡すと良い」


何というか一人異様に気配というか体格のデカイ

男がいるおそらく彼が牙大とかいう男ベンチプレス

をゆっくりと持ち上げ息を吐き出し固定器具におろす


「急に何のようだ?また新人か?好物を待って来て

くれるのは有難いんだがトレーニング中は集中を

乱したくないんだ、出来れば後にしてくれないか?」


「いや新人じゃ無いが仕事の事で話に来たんだが

俺は協力者として兵士隊のサポートをする事に

なってたんだが多分そっちの出る幕は無い死なれても

寝覚めが悪いし俺達で対応する正直ガッカリだ

見かけ倒しの兵隊に魔物は倒せない筈だ

魔物は俺が殺すから気にせず今回は引いてくれ」


俺は正直拍子抜けだったコイツには戦闘経験が無い


「調子に乗るなよホムンクルスを使った事もない

兵士が俺に勝てるわけ無いだろオマエの倍は強いぜ

俺はかかって来いよぷつんと来ちゃったよ」


牙大とかいう男が殴りかかるが力任せの大振り

軽く避け足を踏み顎を叩き上げ電気を頭部中心に

軽く打ち込むとグラつき倒れそうになるその頭に

両手の電気で挟み込めば脳内で電気が弾け暴れ

馬鹿のサンドイッチとでも名付けようか

泡を吐き倒れる死にはしない筈だがコイツでは

役に立たない無いだろう他に方法はあるだろうか?


「何故倒したんだ?」


ゼン・アークの問いに対し少し考え


「いや…普通に力試しを大失敗したんだ

もう少し強いと勘違いしてしまっただけなんだが

理由にならないだろうな?正直ムカついたのが強い

こんぐらいしてもなんて言うかこう立ち上がり

挑んでくると思ったらめちゃくちゃに弱くて

今そんな馬鹿なって感じなんだが…うん申し訳ない」


正直俺って最終兵器だったなと思い出した

その上で何でこんな破茶滅茶に倒しちゃったか

自分でも分からないんだよなぁ……もはや

素人相手にやり過ぎとかの問題では無いし

周辺の人達が集まって来ちゃって気まずい


「うわ泡吹いてるエグい」


「え!?何が起きたのコレ?」


「医療班呼ぶから誰か様子見てて」


流石のゼン・アークも何も言えない状況で医療班に

説明するがどうなるのだろうか?とんでも無く

やらかしてしまった取り敢えずパンは渡しておこう


そうして彼は深夜2時頃無事退院し帰って来た


次の日の朝昨日のされた牙大君が何故か

謝りに来たどうやら最近慢心気味だった

彼が倒された結果さらに上のそう隊長が

詫び品を持って話しをつけに行けと言ったらしい

許されたのは有難いが大丈夫なんだろうか?

上司がブラック過ぎる気がする本当ごめんよぉ…


そんなこんなで他隊員に会い騒ぎを起こした

ことを詫びどれほど戦えるのか模擬戦が開始した

ホムンクルスで仮想敵を倒し俺達はARゴーグルを

つけて普通に倒す事になった中々面白い試みだったが

最後に確かめておくべき過程が浮かび上がるそれは…

俺がフルパワーを近く出した場合弱点に直撃する

可能性が出て来たのだフルパワー時僅かに漏電する為 それがホムンクルス達に影響を与えてエンスト

する可能性が出て来たまさかだがその時になって

動きませんではいけないので先に試す事にした


「リミッター解除フルパワーボルトアタック」


電気の波が僅かに漏れ広がり予想はしてたが

案の定ホムンクルスは全て止まった、まさかの

電気弱点で全てのホムンクルスがぴたりと止まった

結果ホムンクルスは街周辺を守り俺達が

キングベア達が住むだろう巣の周辺を調べる事に

なった何というか、今回相性と運が悪く無いか?


最後にゼン・アークが呟いていた


「ゴック・アークよりゃマシなんだよなぁ……」


深い深い溜息が聞こえた


















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