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第二十四エピソード:夜を越えて:

アレから数時間店の入り口で待ったが何も起きず

そろそろ寝るかと話し出した時だった

路地裏前に位置する店にこの夜更けに客だろうか

奇妙な人影が近づいてくる店主を後ろにさがらせ

じっと睨み合う顔を布で隠し厚手のマント

おそらくヒールだろうカンコツと足音が近づく


「厄介な子供だこちらに気づいて用意してるか…」


謎の人攫いか腕を異常に伸ばして曲げ店主を引っ掴み

スルスルと元の位置は縮めるが時計の話しを思い出し

人攫いに時計を見せると時計がぐるぐると奇妙に

進んだり戻ったりを繰り返し人攫いの腕が止まるが

片手で攻撃してくるため離れるしか無い


時と空間を歪めるコア時空か?ただ不安定だ

コアが身体に適応してないんだろうなら今の内に

止めないと対応出来なくなってしまう


追いかけると人攫いの女は鉄馬車を奪い

逃げようとする、俺たちは必死に追いつくが

すんでの所で鉄馬車は走り出す武闘ライザーが

必死に鉄馬車を掴むそれをイエローとブルーが掴み

何とか引き摺られる形で追いついている


「無理だ!後ろの奴等鉄馬車に登ってくれ!!」


一瞬躊躇したが仕方なくブルーの背中と肩から列車に乗り込むイエローとブルーは流石に限界だ、

どうする?そう思っていると武闘ライザーが

片手でブルーとイエローを一人ずつ投げ込むが


「ああこりゃダメそうだわ!」


武闘ライザーが転びゴロゴロと転がっていく


「アレ大丈夫でしょうか?」「今は信じて進もう」


ブルーの問いに答えたが少し心配だ無事でいてくれよ

俺達が鉄馬車の中を見渡すとどうやら人攫いの女こ

仲間が乗り込んでたようで武器を持った数人の

ゴロツキが近づいてくるがこんな時のための技が有る


「しゃがんでおけ…」俺が二人にそう言うと


ゴロツキ達が襲いかかるがむしろ

囲まれてるほうが使い易い技なので問題無い


電網電撃波パルスボルト


身体から放たれた電撃網が敵を一網打尽にする

少し疲れるが多対一の際に有効な技だ

残りは人攫いの女と耐えた大男だけだがこの男

明らかに電撃をくらって立っているどうなってんだ?


なら気は進まないが最後だな手段だな

大男に電磁移動で近づき下半身めがけ蹴りをいれ

電撃をアレに叩き込む超危険禁技をぶち込む


玉破大電痛ボールパンクショック


コレを受けると大体の男は男に生まれた事を

後悔する事になる正義の味方には使えない技で有る

俺もかなり昔に暴徒から逃げる際に使って以来だ


「さぁ…あとはオマエ一人だ鉄馬車を停めて

マスターをこっちに渡せば楽になる返すんだ!!」


「たかが子供攫ったぐらいで死んでたまるか!

オマエ達を殺してでも逃げてやるよぉ!!」


「何?だかがだと……何が…たかがだ…!!

目ぇ見て、行ってみろ…この外道がァ!!

子供の命舐めてんじゃねぇ!!」


瞬間的に電撃を纏った拳圧と雷拳が複数に

乱れ狂い人攫いの女に浴びせられる


雷拳蓮殺らけんれんさ怒仏撃陣

《みょおうマンダラ》うおぉおおお!!」


あまりに荒々しく凄まじい電撃が人攫いの

布とマントを引き裂き電雷を浴びせる


「げふっ…」人攫いがばたりと地面に倒れる


「マスターとコレは貰って行くぞ」


ベルトを雑に外しマスターを肩にかつぎ鉄馬車を

降りると武闘ライザーが息をきらせ走ってくる

無事だったようだそれにしてもなんだろうさっきの

奇妙な力はあんなに乱撃をしかも雷を纏い出したのに

まったく疲れてない、コレがゼン・アーク様が

言ってた思いの力というやつか?小悪党の俺が?

確か正義の味方が持ち得る力だったハズだ

おそらくは何かの気のせいだろう、

ただ誰かの為に怒るのは苦しく無いな…


「さ…店に帰ってマスターを寝かせてやらないと

馬鹿に付き合わされて疲れただろうからな」


「この人達は騎士団に通報して引き取ってもらいます

先に帰ってマスターを寝かせてあげてください

途中で起きたら歯を磨くよう言ってくださいよ?」


「はぁあ疲れた走りまくってくたびれたぁ…」


「私もちょっと疲れたから店長さん送って寝とくね」


ブルー武闘ライザーイエローと少し話し

帰路に着くのだった、俺も今回は少し疲れたな、

月が近く大きく、冬らしい空が流れてゆく


「ベルトの調整もしないとなぁ…」
















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