第十九エピソード:森に潜む化け猫:
三たび帝国付近の森で魔物が出た為俺達はそれが
何かを探る事になったのだが森の痕跡調査は
早く済んだのだが、近くを俺達が探しもうすぐとなると、何故か木の引っ掻き傷や抜けた毛が減るのだ
最終的に最後の手段として専用のゴム手袋が有るので
フンを探し調べるしか無い、何というか、締まらない
話だ、ちゃんと早めに見つかればいいが
その時武闘ライザーがしゃがみ込み木の根辺りを見ると黒緑で長い物体おそらく化け猫のフンだろう、
「手がかり見つかっちゃったな?」俺は顔を顰める
「立派なフンですね?」と何故か俺にゴム手袋を渡す
いやリーダーの俺がしなきゃ仕方ないんだが
手袋破れないように付け触れるとまだ温く草や木の実が混ざっており骨や毛などが少ないことから動物は
食べてないだろうと推測されるし温いという事は近い
という事だこの周辺に化け猫がいるとみて間違い無い
臭いも少なくストレスはあまり、かかって無いのか?
だが、ブツをほぐすと臭いかなりのケモノ臭だ、
ゴム手袋をゴミ袋に入れグッと縛り亜空間に
入れておく、逃げられたらコレから特徴などを
調べるしか無いからだ、しかし鞄に入れてるが
他の食べ物等と一緒の空間に入れるのは
気になるよな?なるべく早く見つけて帰ろう
「この近くにいるハズだ敵の気配に気をつけて
周辺を調べようまた何か見つかったら言ってくれ」
俺はひとまず木の枝が不自然に折れてないかと
スクラッチ痕が無いかを調べてみると森の奥に続いて
おり、おそらく化け猫は森の奥まで進んでしまった
とみて間違い無い他の魔物と鉢合わせ無いといいが
危険だろうか?そう思い調べてると他の魔物の死骸が
複数個見つかる、噛み跡爪傷などを見るに化け猫の
仕業だろう、死骸はかなり弱い大野鼠などだが
食べた様子が無いそれどころか自分の通り道に
置いていく何故だ?数分考えた結果有る理由が
思い浮かぶそう化け猫は元々飼い猫なのだつまり
「今回の事件またベルトが絡んでそうだ不自然な
行動は全部飼い猫だったからで説明出来る
大野鼠を食べずに通り道に置くし引っ掻傷のある木も
樹脂のあまり出ない木で爪研ぎのためだった
それにフンの場所が一箇所に固まっていた
全部飼い猫が無理矢理森に入れられベルトの力で
変異させられたとすると辻褄が合うんだよ
店長から聞いた飼い猫の特徴にあうんだ」
「確かに店長さんは猫好きですが実家が飼ってるだけ
ですよねそんな話しあてになるんですか?
それにわざわざ猫を捕まえて来て森の奥まで来て
ベルトで変異させる意味が分からないんですよ、
手間がかかるでしょう?相当無理がある
推理かと思いますが、どうでしょう?」
「オマエは運んで来たと思っているから変なんだ
実はたまたま森の奥地で変異実験をしてる時に
猫がたまたま来たそしてネズミや大蝙蝠と一緒に
実験に使われた、それなら変じゃ無いし一連の事件
にも繋がる大蝙蝠は化け猫から逃げて外地に出て
ネズミは近場の洞窟に逃げ込んだそして
それらかいなくなり天敵がいなくなった結果
飼い主を探し出したんだが…実は飼い主は探して
なんていない何故なら森の奥まで連れて来た理由は
猫を捨てるためだからだそれも気づかず、
いやもしかすると気づいてなおも飼い猫らしく
振る舞っているのかもしれないな?」
「何のためにですか?」A子がそう聞き
「捨てられたと信じたく無いからだよ、よほど
大事にしてたんだろうが、何か事情があったんだ
その結果この猫は捨てられ怪人化実験に使われた
何とか説得出来ないもんだろうか?」
「飼い猫なんですよね?でも化け猫って言われて
目撃者によっては喋ったって情報があるこれって
多分ベルトの影響ですよねつまり人間化するベルト?
だとすると会話が出来るかもしれません」
A子がそう言うが話せたとして通じるんだろうか?
それに捨てられた傷を埋めてやれるか?
「そもそも論人語を話せなくても音の小精霊で
ある程度の対話は出来ますんで問題ありませんね
みなさんがそうしたいなら協力します」
「そういやブルーサンダーの精霊術なら対話出来るし
後は猫を見つけ出して説得するだけだな!」
ブルーサンダーの言葉に武闘ライザーが相槌を打つ
そんな事をしてると森の奥から鳴き声と木々を薙ぐ音が響く森の奥で何かが戦っている
「みんな、急ごう例の猫かもしれない」
森の木の根が、苔蒸した大地が走る足を遅くする
頼む間に合ってくれまだ生きなきゃならないんだ
必死に走ると森の奥に影が二つ見えてき
巨大な首の長い龍?いや大亀が木々を軋ませ
獣人というには荒々しい化け猫に襲いかかっている
恐らくどちらも怪人化実験の被害者だ
「やめろオマエ達が戦う意味なんて無い
飼い主を待つ同じ生き物だろう、何故戦う
協力して生き延び飼い主に会えば良いじゃないか!
何で戦わなきゃならないんだ!!」
「簡単な理由です片方は怨念で怪人かし
片方は飼い主への思い出怪人になったからです
その亀はなんて事ない縁日の亀でしたが
捨てられ地獄を見て甲羅は傷つき肉を啄まれ
そうして耐えて生き抜き最後に怪人になった
幸せに生き取り戻す為生きてる猫ちゃんとはまったくの別モノつまり復讐者とそれから飼い主を守ろうとする者崇高さも信念も違うだから助けざる
おえないんです、さぁ猫ちゃんを助けますよ」
「そうだな迷ってる場合じゃ無い猫を助けて
出来るなら飼い主に会わせてやるってもう決めてた
だから悪いが復讐に呑まれた大亀残念だが
オマエには死んでもらうぞ!くらえ!!
電磁音波削壊流拳」
足を踏み込んで身体を捻り逆の拳で強力な電磁音波を
敵に当て甲羅にヒビを入れる、もう一撃入れれば
倒せるかもしれない、いや何発でも打ってやる
「もう良い人間の青年ワタシは長く生きすぎたのだ
だから疎まれ守るべき家族に捨てられた
彼女と共に旅立つべきだった帰ったとて
ワタシを愛してくれた飼い主は旅立った後だ
帰るべき場所などワタシには無かった…青年よ…」
「悔しく無いのか捨てられて、諦めてさ!
復讐しろってんじゃ無いただ産まれて生きて
自分の存在を示さなきゃオマエの生に意味が無い、
オマエは誰と生き誰を思い何の為に生きてるのか、
飼い主がもういなくとも見せていかなきゃならない
その信念が誰かに繋がり受け継がれるまで生きろ
それがオマエの猫生なんだ俺達を生き様で
魅せてみろ、オマエと飼い主の魂をよぉ!!」
なりふり構わずただ伝えるべき事を必死に一心不乱に
叫び伝えるただコイツが生きた意味を繋がりを
無くさないように、ただ捨てられた俺達が
意味を叩き付けるように、生きてくれと伝えるんだ
「人間の青年時間を稼いでくれるか俺のワザを
ヤツに叩き込むそれまでの二分稼いでくれ」
そう言うと化け猫の爪に思念エネルギー体が集まり
出し巨大な刃を形成しだす
俺は敵の弱点を作るためにに何度もヒビの無い場所に
電磁音波削壊流拳を叩き込む
「時間だ悪いな大亀ソナタには糧になってもらう
ワタシの猫生の糧にしソナタを最上の天敵とする!!くらえぃ!!大爪三裂斬之極」
爪が煌めき光りを纏いその爪を構えて片足を
強く踏み込み足に力を溜める
「ソナタのために名付けようぞソナタの終わりに
相応しきワタシの今出せる最上のワザぞ!!
大河主之終幕」
甲羅を切付け上空に飛ばし縦横無尽に斬りつけると
血の雨が降りバラリと落ちてその一部を化け猫が
かじるベルトは多分切れちゃってな
「ワタシの名はミケランジェロ略してミケと
呼ばれていた、飼い猫の身であるしかし得体の知れぬ
ローブの男達に、このハーネス型のベルトをつけられ
どうやら人間の知能と骨格などを得たようだ?
この状態では家にも帰れぬので森の中で獣達を狩り
ながら外の状態を探っていたしだいソナタ達に
助けられあの森を荒らす大亀を倒し食糧を得た、
うん丁度今その辺りですなしかしあの大亀を倒し
カッパと名付けたのは痛快でしたなぁ、うむ」
コイツ結構喋るな?ひとまずベルトを外して
飼い主の家を聞いて帰してみるか?
「あのさ飼い主さんの家の方はどちら?」
「それがパーキング付近だったのですが
この前のネズミに襲われまして結果飼い主以外も
旅立ちかけ残りの家族も恐れて離散して、その
家と言える場所は無くなってしまいました
今彼等が何処で何をしているやらでしてな
まぁ飼い主ふくめて図太い連中ゆえ大丈夫でしょう」
「そっか、ならオマエ俺達と来るか?猫小屋ずみに
なるがなるべく暖かいよう毛布を入れておくから
来るか多分店長も許してくれるハズだ
あんまり暴れないようにしてれば問題も起きない
だろうしどうだ、問題なきゃ来てくれよ」
「ありがとうワタシはアルジ様の家に行こう
その店長というボスに挨拶し気に入られれば
住ませてもらえるのだな?任されよアルジ様
これでも番猫として暮らしていたものだ
客のいる時はネズミを捕まえても見せない
見せる人はちゃんと選ぶなど習ったので多分
問題無いハズだ、よろしくどうぞ頼む」
賑やかな仲間が増えたなあまり喋らないように
教えた方がいいのか?姿は猫に戻れるようだし
後々ルールを教えれば大丈夫だろう
「よろしくな?ミケ」
その帰りの鉄馬車内でミケはみんなに揉みくちゃに
されていたミケが嫌がって出ていかないと良いが
本当に俺達で飼うことにして大丈夫だったん
だろうか?後悔させないように頑張ろう




