第十六エピソード:異質な怪獣プラット前編:
喫茶ジンロで働いていると帝国の騎士団から
奇妙な魔物が増えて困っており協力要請をしたい
と言う依頼が来た、先日怪人を倒し帰ったばかり
なのに忙しい街だな、取り敢えずどんな魔物かを見るとハダカデバネズミに似ており切っても再生し
表面を焼いても芯が残ると数分で動き出す奇怪な
魔物で名前はプラナリアとネズミからプラットと
呼ばれ小型のこどもは30センチぐらいで大量の塩で
弱らせ追い払えるが何故か、ボスが異常にデカく全長二メートル程度で凶暴、雑食なため、畑が被害を受けてるらしい取り敢えず道を作りボスを倒す
ボスがバットドラゴンの時のような変異生物の
可能性が高くボスを倒せば種族ごと変異が解ける
のではないかと、されてるらしい温度差で弱り死ぬ
可能性もあるらしいので、あまり危険では無いかも
しれないがとにかく人海戦術で塩を撒き弱ったら
動かないか数人で確認し死亡を確認という
やたら面倒くさい方法を繰り返し巣の奥までの
通路を作りボスも熱や冷却などで攻撃し塩を撒き倒す
算段らしいが気が長い作戦だな、まぁその方が
成功率は高いだろうが、ボスにも塩は効くのか?
まぁ俺達も呼ばれたって事は何とか退治しろって事
だよな、まったく最近厄介な仕事ばかりじゃないか?
そんなこんなで俺達は再び帝国行きの鉄馬車に乗り
帝国前パーキングエリアにむかっている
「A子とブルーサンダーは呼んだが何でオマエ達まで来たんだよ、喫茶で留守番しとけばいいだろ?」
俺の問いに武闘ライザーとスターイエローが答える
「人数いるんだし俺がいた方が力仕事楽だろ?」
「ブルーはミミズとか虫苦手じゃない!だから
もし出た時に追い払える人がいるでしょ?」
ブルーはやれやれと言いたげに肩をすくめ
「イエロー貴方はネズミが嫌いでしょう、その状態で
モグラだかネズミだか分からない魔物に会わせたく
無いんですよ!!逃げたら他のかたの足を引っ張る
じゃあないですか、もう克服したんですか?
それにデカいし切っても再生するんですよ?
対応出来ないでしょう、だから今回は残って
欲しかったのに何でついて来て…」
イエローはウルウルとブルーを見て来る
「とっ…とにかく危険なので外で手伝ってください
巣に繋がる通路は僕達で何とかしますんで、
ああ、もう!!何でこうなったんでしょう?」
そんな会話をしていると、他に乗っていた客が
数人声をかけて来る赤髪でノッポの弓術士クレスと小柄で銀髪の武闘家少女ジャガのコンビと
チームのリーダーで巨人族とドワーフの混血の
ガルタンさん鉄馬車が少し狭そうな巨体だ
彼等は冒険者ギルドではなく農産ギルドから人員補助で急ぎむかう途中らしい、此処で会ったのも何かの縁と依頼でむかう周辺地図を見せてくれたガルタンさんは、はって進む必要が有るので動かなかったが
クレスとジャガは人懐っこい性格で話しやすい
青年達だったジャガ16才、クレス19才、
ガルタンさんは老けて見えるが26才でエルフの森の
農村地区に住んで、依頼で出稼ぎに出てるらしい
そういえばエルフの森は旅行区域だけで農村地区には
行かなかったな?土産店で買って食べた
チーズクリーム饅頭やタレ漬け干し肉も美味かったし
今度店長も連れて牧場にでも行ってみるか?
「むっ…着いたようだな、失礼するよ」
そう言いガルタンはのしのしとはって外に出ていく
「それじゃ後で会いましょう」「またね!」
クレスとジャガも続いて鉄馬車を降りて行く
よく見ると森の一部が巨人族達の手で抜き取られ何処かに運ばれ空いた場所に対策隊宿場と書かれた看板が有り魔術師隊とドワーフやホビットが家を建て
巨人族達は抜いた木を持ち何処かに歩いて行く
「そこの青年達止まってると危険だぞ?」
工事の様子に見惚けてると、美しい黒髪の女性に声を
かけられた軽鎧に短刀2つ建設隊と書かれた
ヘルメットどうやら騎士団の隊員のようだ
「怪我は無いか?無いなら受付まで行って
くれるかい?どの町の冒険者か分からないが
君達の助力感謝する、受付はあの白いテントだ、
君達の活躍期待するよ、じゃ、また後で」
良い人だったなそう思っていると他の隊員が彼女の
方に急いで走って行き話しかける
「リコード隊長大変です、洞窟前の門が破られそうです急遽塩が必要になりそうです、冷熱系の魔術師
で何とか弱らせていますがいかんせん熱差が狭く
駆除出来ません建設から何人か上級魔術師を出せないかと門番部隊から、どういたしましょう?」
リコードと呼ばれた女性が辺りを見渡し
「こんな時に蓮太郎はどうしたんだ!!だから
ブレ幅の大きい雨宮隊は使いずらいんだ、クソ!」
数秒息を整え顔を叩き集まった者達に伝える
「急に申し訳ない皆の中に上級魔術や熱差のある
攻撃方法を持ったものはいるだろうか?
門番部隊が耐えている内に何とか中の魔物を
退治したいどうか協力してくれ皆の力でこの森と
近隣街を守る力を我々に見せてくれ、頼む!」
A子とブルーサンダーが前に出て言う
「雪の小精霊で限界まで冷やせます」
「ベルト使えば多分だけどある程度燃やせるかな?」
「そうか…頼む、信じるぞ、二人とも」
リコードに応えるべく二人が変身する
A子が赤いドラゴンを模した姿になり火を放ち
紅い焔で包み込んで燃やす、
ブルーサンダーは一本角で青いマスクに派手な模様の青と金の全身タイツに青いマント、グローブとブーツは白い、手を広げ小精霊を集め雪の力で凍らせていく
「中々の上出来ですね」「みんな助かったよ」
何とか入り口周辺の魔物は倒せたようだが
思ってたより小さいし二人で何とかなるか?
「君達凄まじいな、特撮ヒーローってやつかい?
他の二人も変身するのかい、ワクワクするな
おっと話しが逸れてしまった、無事入り口付近の
魔物は倒してくれたようだね、ひとまずうちの
隊員で魔物の死亡確認をして、その後奥に進む為に
上に情報を伝えるから建設チームと奥に進んで
ゲート装置を幾つか設置して欲しい」
「了解」ひとまず今は休憩か、他の奴らに
挨拶でもしとくか、これから協力して魔物を倒す
訳だからなひとまず騎士団の人達に挨拶だな、
「どうしたボウズさっき活躍してた奴等のツレじゃ
ねぇか、俺は騎士団元特攻部隊員のハーネスってんだ
特攻部隊なのに名前どおり首輪繋がれたような毎日
でなだからこの隊に入って人生変えてやろうって
一念発起してみたら?急にこんな仕事でよ、でもよ
隊長は良い人だし仲間に恵まれてるし絶対みんなで
生き残ってデカくなってやるぜ、デカいって言えば
巨人族なんて普段畑仕事してる奴等がよく協力してくれたよな、隊長が頭下げて呼んだらしいぜ本当凄えよ
ゆっくりするのは良いが、飲むならバレるなよ」
この人は多分信用できるがあまり真面目じゃあ
無さそうだな?次の人に話を聞こう
「ああ君、そう君黒コートで黒ズボンの君だよぉ
ジャック・リコードさんの機嫌をうかがいたいんだ、
その僕は蓮太郎って言うんだけどさ、大事な時に
持病の癪でそう発明病っていう一生、ニ生、三生
ぐらいの持病の癪で、アイデアが溢れてどうにも
止まらないんだぁ、凄くね?まぁ成功するかは
その時々だけどこれでも僕は雨宮隊隊長でね?
何でそんな人がこんな所で仕事をしてるって?
思うだろう?そうそれだ僕は何故、何、謎を解き明かしたい、だからこんな所で浪漫の為に働いてるのさ
だけど上司が増えちゃって英雄とお友達だから
何とかなってたんだけどさ?その英雄引退して
喫茶開いて、田舎まで行ってのんびりしてるから
まぁ終の住処にまで頼りに行けないからさ
頼らずしっかりしないとって思ってさ
君は彼等と同じ匂いがするね、運命って奴に
立ち向かって行くタイプだね?君も頑張ってね」
やたら捲し立てるというか五月蝿い人だな
アレが隊長格って大丈夫なのか?次だ次まとも
な人はいったい何処にいるんだ?
軽鎧を着た巨人が巨大な恐竜を焼いて食べている
「こんにちは冒険者さん?私は兄の依頼で来た
ギガント・ハルコです兄は人間の血が濃いから
少し、ガタが来た、とかで魔法学院で身体強化系の
魔法を教えてますので来れなかったそうです、あと
私は掘削係なので戦闘には参加出来ませんが外で応援してますので、無理なく頑張ってくださいね、
気をつけて、それではまた会いましょう」
なんかのほほんとした人だったなどっかで聞いた苗字
なんだよな?胸辺りまで出かかってるんだが誰だ
「お疲れ様ですゼータのにいさん、諜報活動員として
俺も協力する事になりまして、いゃあ奇遇だ
ヌシさまが草葉の陰から応援してくれてるのかな?
ていうか旦那俺が誰か憶えてますよね?」
「鼠だろう」ネズミ退治に別の鼠ってやなダジャレだ
「なんか歓迎されて無いなぁ、まぁ上を黙らせたり
動かしたりは任せてくださいよ、変異体対策本部の
初仕事は俺と旦那達にかかってるようなもんです
バッチリ仕事しますんで隊長にきんすの方頼みます」
結構アレな隊員が多いが怪人や怪獣専門の部隊か、
ちゃんと隊が設立出来れば、俺も楽出来そうだな




