第十五エピソード:燃性サンバ怪人アブラビ:
ホテルをたち雨宮隊本部署に着いた俺達にジャドから
かなり奇怪な怪人の情報が入る踊りながら
可燃性の汗をぶち撒き発火する怪人が帝国内で
夜目撃されており結構な頻度で謎の発火現象が起きており噂だけだが実在するのではないかという話しが
雨宮隊や地上の騎士団両方に広まっているらしい
のだがあまり見たくない姿だったという情報しか無い
らしい、そんな怪人存在するのか?もっと信念や
欲望でベルトに飲まれなってしまう物だと思ってたが
迷惑なだけの怪人っているんだなぁ?俺も正直言って
会いたく無い相手かもしれない、うん凄く嫌だな!
姿は金色の燕尾服の下に金ラメのレオタードを着用し
ショッキングピンクの長い髪から可燃性の汗を飛ばすらしい、そんな派手でよく見つからないな!!
もうみんな関わりたく無くて逃げてたんじゃないか?
取り敢えず情報を得るため地上に上がり調査する事になる、騎士団にも情報が入るなら地上にいるハズだ
取り敢えず喫茶店で情報を聞いて朝食にしよう
「直火ローストのモーニングセットBをみんなは
何にするAセットのパンケーキも美味しそうだぞ」
「私カフェ・オ・レBセット」
「私もカフェ・オ・レのBセットブルーは?」
A子とイエローは同じものを頼んだようだ
「私はハニーミルクのAセットベーコンやソーセージはさすがに重いですよパンケーキとフルーツに
ヨーグルトで十分ですよ胃にもたれますから」
俺が「スカランブルエッグもつくぞ?」と言うと
「食べれるだけを頼むべきですよ」とブルーが返す
ブルーは少食だな?そんな感じで頼んで待っていると後ろの美青年がサンライズフィーバーとかいうパフェを頼む大盛りのパフェに花火が複数個刺さったかなり派手なパフェだ、まさかアレを一人で食うのか?
花火をそっと外すと一心不乱に食べだす、嘘だろ!?
何だあの速さ!?パフェをすさまじい早さ
で食っていく男はわずか3分程でパフェを食い尽くした
「ナイスフィーバーでした」
そう言いレジに並び帰っていくショッキングピンクの髪…まさかな?こんなとこであんな目立つモノ
食べ無いよな?食べないハズだ、うん
「パフェなんてあるんですね、ミニ一つ頼みます」
どうやらブルーは甘党のようだ、入るのかそれ?
こうして俺達の調査は始まった、調査は難航したが
途中ジャドが蓮太郎から貰ってきた装置で一気に進んだ噂レーダーという装置で半径5キロ圏内の会話情報を集めて地図に出してくれる何処かで
聞いた事のある装置だが多分犯人は見つかるハズだ
「大体5分ぐらい聞けるそうですこの画面の地図に出たら、ピッと押して聞けますんで」
地図から情報を聞く事数分ヤバいダンサーの話が引っかかる画面から声が出る
「さっきの人ヤバかったよね」
「ねぇ服があり得ないぐらい派手だったよね」
街の防具服屋の店から聞こえるが、よく考えたら
これ盗聴じゃないか?どうやって事情聴取するんだ?
「コレは現行犯で逮捕するしか無いんすよ、だから
押し付けられたわけで、何とか犯人を現行犯で逮捕するしか無いっすなんか怪しい男見ませんでしたか?」
アイツしか思い浮かばないが本当にアイツが
サンバ怪人なのか?ショッキングピンクの髪以外
特徴は一致しない変身すればスーツや髪ぐらい変えれる、だがただモノじゃ無かったのは確かだ
「一人怪しい男はいたアイツについて店員に聞けば何か分かるかもしれない今から喫茶店に行って来る」
俺は急いで喫茶店に行くと店員にショッキングピンクの男について聞いた彼は昔ダンサーだったが
火事で大怪我をしてダンサーをやめ冒険者ギルドで
臨時職員として働いているらしい間違い無い彼が
燃性サンバ怪人アブラビだ、だが火事で大怪我をした
彼が何故こんな事件を起こしてるんだ?
「犯人の場所は特定出来ました、暗くなって来たし
そろそろ星の活動時間ですね、何があったか知りませんが、必ず止めてあげてください!本部で待つっす」
アブラビのいる場所まで走ると既に周辺は火に包まれている、その中に羽の生えた襟と尻尾飾りが見える
「A子ドラゴンで周辺の火を消してくれ」
そう言い俺は火の中に突っ込むドーム状の空間が有り
息も出来るやはりコイツがアブラビなのか、
A子がドラゴンで火を消すと逆光が消えて姿を現す
「今朝会ったなまさかオマエが放火事件の犯人とはな
何故苦しんだアンタがこんな事をする多くの犠牲者が
出てもおかしく無い分かっているハズだ何故だ」
「踊る為よ私が私で有る為力を使うほど傷が癒え
私らしく戻れた、たとえ誰に赦される事なく
最後に罰が待っていたとしても踊り続けなきゃ、
私が私でいられないのよ!!さぁどちらかの
最期のダンスよ、見せて魅せてあげる!」
敵はバレエの如く足をしなやかに伸ばし鞭のように蹴るが、それを手で掴み上空に飛び踵落としを入れるが
バク転で避けられる、その後敵が近づいた所で
手を交差し逆立ちし回転蹴りを入れるが敵は
回転でいなす、ジャブを打っても身体を揺らし避ける
だが見えたコイツは身体の芯が通り過ぎている
背中をむけ回転しながら背後に回り込み髪を掴み背中を踏み上がり逆立ちで頭を掴み頭頂部に膝蹴りを
かまし次に踵を顔に叩き込むが浅いまだ倒せない
「オマエ何で笑っている!?」効いてないのか?
「そりゃ楽しいからよ…私の最期のダンスに相応しい
…さぁ共に熱く…魂を賭して踊りましょう!!」
「ダンスか…そうだな…オマエとの楽しいダンスも
終わりだ、全て出し尽くし熱を解き放てばいいさ…」
走って来る敵のを引きつけタイミングをあわせ全力で
高く飛び身体の磁力回転で足に力を込め、さらに
加速していくずっとずっと熱く足に火が灯り
「大空回転蹴ィイック!!《スカイスピンキック》」
敵の腰に蹴りを叩き込み反動で飛び着地する
「アンタとの勝負熱くなれたぜ…あばよ」
ベルトの留め具が破壊されアブラビが倒れ込み
その数日後アブラビことラビと呼ばれる彼は完治し
冒険者ギルドで後進のダンサーを鍛えて
職業技能まで高め何人もの、踊り子や遊び人を
世に送り出すまでに回復した、彼の傷を癒やし
熱くさせたのはひょんなことから会ったライバル
の存在で有る、ただその本人は彼が再び立ち上がった事も知らず喫茶ジンロでバイトをしている
「イッキシィっと!!風邪かな?」
俺のクシャミにA子が顔をしかめて
「大丈夫ですか?うつさないでくださいよ?」
と言う今日もジンマキアは平和だ、こんな日が続けば
素晴らしいんだが、数日後にはまた事件が有るだろう
、爆炎レッドも逃してしまったし、まだ当分休んじゃ
いられないな、
「次は何が待ち受けてるのやら…」
俺の呟きは客達の喧騒に消えていく




