第十四エピソード:続く依頼、ホテルの幽霊騒ぎ:
駅に降りる階段前で合流し、ついでに羽蜘蛛蟹こと
ジャドの様子を騎士団本部まで見に行く事になったの
だが、どうやらジャドは騎士団本部では無く
地下街の雨宮隊に配属されたらしく、その理由は
彼が修理したベルトを使え超常現象対策に優れて
いたかららしい、一応ベルトを持たせたがこんな事に
なるとは思って無かった、いや十分に有ったハズだ
そんな組織があるとは聞いてたがまさか実在するとは
思わなかった、ひとまず全員で階段を降り地下街に
帰り雨宮隊の本部まで歩いて行く街の隅に雨宮本部署
とデカい看板に書かれた中規模の建物があったが
これは本当に騎士団の基地なのか?取り敢えず
扉の金具を持ちノックすると扉が勝手に開く
扉近くに人はいないようだが?離れた場所に受付と
書かれた部屋が有るので人を呼ぶと老婆が出てきて
何の用事かと聞かれる、なんかこの婆さんデカくね?
「ジャド君の知り合いです様子を見に来たんで
会わせていただけますか?忙しければ待ちますので」
受付の老婆は口をもごもごとさせ指を舐めると
何か本を読んでいる帳簿か何かか?本をしまうと
壁のボタンを2回押しジャドに客が来ていると
電話のような物で話すと数分で来ると伝えてくれ
どたどたと大男が走って来るジャドだ髪型は変えた
のか、何故かアフロだがジャド本人が来て敬礼する
「お久しぶりです、騎士団には入れませんでしたが
雨宮隊で働きベルトについて日々調べています
仕事も順調で働き甲斐が有り騎士になって本当
良かったです、ご恩はしっかり返しますので」
随分と人が変わったなよほど鍛えられたか
辛いかのどっちかだろう、少し可哀想だな
「ベルトの修理ならいつでも気軽に言えよ?」
俺がそう言うと早速ベルト関連の話が有るらしい
「その…この雨宮隊には蓮太郎さんっていう
科学者がいてその人が今俺のベルトを研究してくれてて、その人がベルトと同じエネルギーがホテルの
一室から出てるって言っていて、その部屋…
帝国ホテルの666号室に泊まるとテレビに人影が
映りそれを観ると死ぬって話しが有るそうで
その人影が怪人じゃないかって話しになりまして
何だか、やだなぁ怖いなぁってみんなが言って
結局誰も調査出来てなくて俺も流石に幽霊は
殴れないでしょうし…ねぇ?無理ですよ無理!」
だらしないな、ただ誰かが調査しないと被害が広がる
だけだ仕方ない俺達でするか、念の為隣の部屋も調査しようそれで何かベルトに繋がる証拠が出れば上等だ
「ホテルは俺達で調査するよ念の為みんなは隣の
部屋を調べてくれ666号室は俺が泊まるよ
他の部屋も危険かもしれないから油断するなよ?」
666号室は俺が泊まり667号室にはA子とイエローが泊まり、665号室にはブルーと武闘ライザーが
泊まった、一人で泊まるとする事が無いな
確か深夜にテレビが勝手について影が映り込む
それを観ると死んでしまうらしいがどう言う理屈だ?
荷物を部屋に置きひとまず料理を一階のレストランで
いただく事になったがもちもちとした白パンと
香ばしいシュラスコと野菜の甘み溢れるスープ
なるほど俺の部屋以外高かったわけだ、怪人で無ければ最期の晩餐になるかもしれないしっかり味わって
生き残るため気合いを入れておかないとな
「パンおかわりお願いします」武闘ライザーが言うと
「僕…私も白パンお願いします、バターが効いてる」
ブルーサンダーもパンを頼み俺は肉を頼む良い場所を知ったなお金が貯まったらまたこよう、
「イエロー肉が頬についてますよ」「ありがとう」
たらふく食って俺達はそれぞれ部屋に帰った
問題はここからだな、ただの杞憂なら良いんだが
こんな良いホテルで人が死んでるとも思えないし
もちろん事故の可能性も有るそもそも怪人は
幽霊怪人か怪人の幽霊なら対処が変わらないか?
俺達に対処出来れば良いんだが、深夜まで寝よう
布団をかぶりゆっくりと眠りに落ちていく
「ザ…ザ…ザザ…助けて…助けて…暗い…寂しい
ザザ…助けて…助けて…暗い…寂しい…助けて」
テレビが勝手につき人影が話しかけて来る
何故か身体が窓にむかい突き破り落ちていく
「超磁力浮遊!!《ちょうじりょくふゆう》」
空中で何とか地面に反発させ浮遊しゆっくりと落ちる
何とかなったようだがこの下に何かあるのか?
地面の下の地下か?そこに急に引き寄せられ
自分の意思に反し飛び降りた、いや飛び降りても
行かなければという気になった、みんなを起こして
地下に行こうこの下の地下街に何かあるハズだ
「ふぁ…まだ眠いな、怪人が出たのか?」
「我慢してください僕も…耐えてます」
A子とイエローは元気だ凄いな、気が抜けて俺も眠い
地下街に着きホテルの下の場所に着くがそこは
地下街の共同墓地が有る此処にあの少女がいるのか
だがどこに?そう思っているとジャドが何かを抱えて
歩いて来る、アレはいったい何の機械だ?
「遅くなりましたエネルギー探知機です5メートルの
範囲内ならベルトのエネルギーの出てる場所を
探知出来る装置です蓮太郎さんが作りました」
蓮太郎ってヤツは凄いなこれで目的の怪人を探せる
音が鳴った場所木下を掘り上げると棺桶が出て来る
「何で墓以外から棺桶が出て来るんだ?」
その棺桶を開けると中にはベルトを巻いた少女の死体が入っていた、どうやらベルトのせいで魂が縛られ
何処にも行けないようになってたようだコアを回収し
ベルトを壊すこれで何処にでも行きたい場所に行ける
おそらく実験の為だけに彼女は殺されたのだろう
どうか安らかに天国に行ってくれ、
「さぁ帰ろう他に事件が有るかもしれない」
俺が言うとブルーと武闘ライザーは
「その前に少し寝ましょう」「俺も賛成だわ」
俺達はひとまずホテルに帰る事になりゆっくりと歩いて帰った、……そして誰もいなくなった墓地で少女が
遠くを見つめる、遠く…遠く…壁を越えて遠く…
あなたをじっと見つめる
「もう寂しくない、そっちに行くよ?」




