~私達~
最終局面へと移るエルフとの戦い。果たしてこの戦いで、彼女”達”は何を得るのだろうか?魔力を纏い、万全となった彼女は、決戦の地へと続く扉に手を伸ばす。今回の物語にも幕を引くために....................
扉を開け放ち、最初に視界へ飛び込んで来たのは、先程よりも明らかに重々しい鎧を着込んだ奴の姿と無機質で、ただ広い空間だった。天井が高く、ここまでの部屋の広さが霞むほどに広いそこは、家具や設備は一切なく、いかにも決闘場というような様相だった
「ここは成果物の性能を試す為の実験場、小細工などは無しで、作られたモノの価値を純粋に見定めるための場所だ。私たちの決着には.................」
床が砕ける音と共に、金属同士が激しく衝突した
「怒りが無いというのは勘違いだったかな?」
魔剣を防いだ左腕部の装甲は、先程より明らかに大きく、纏う魔力の密度も上昇していた
「もう聞きたいことは無いと言った筈だけど?」
魔剣が纏う魔力量もまた、先程より大きく増し、剣そのモノに込められている彼女自身の力も増していた
(予想はしてたけど、装甲自体の強度、纏っている魔力量からして別物レベルね………)
金属が同士が激しく擦れ合い、ここからは互いの力比べが.................
「なっ!?」
踏み込みと共に加えられた力は、容易に”彼女の魔剣”を払ってみせた。剣が払われたことで、無防備となった胴体が晒される
「ふっ!!」
剣を払うのと連動して放たれた右拳が迫る。だが、それは空を切り、その矛先は床へと変わった。床には軽いクレーターが生まれ、後方へと逃れた彼女は、冷や汗と共に、呼吸を整える
「はぁ、はぁ.................」
咄嗟に起きたことに混乱する心臓と頭を落ち着かせる。十分な酸素を取り込み、呼吸を安定させ、思考も正常なモノへと戻していく
(今見せた膂力、明らかに異常すぎる!何かが可笑しい、ただ鎧を変えただけでは説明できない何かが.................)
「考え事かなっ!?」
踏み込みと共に、互いの距離が縮まり、一瞬で攻撃圏内へと入る。踏み込みの速度を活かした右拳、彼女は回避を選択した。だが、今度は大きく下がらず、最低限の間合いで避け、カウンターを狙う
(踏み込みの速度も段違いに上がっている。でも、反応できない程じゃない!)
剣を握り、魔力を込め、いざ放とうとしたその時、床材の割れる音と共に、彼女は再び回避を強いられる。放たれた大振りの後に生じる筈の隙は、前方への”体重移動”と”踏み込み”による切り返しにより強引に潰される
(くっ.................やっぱり、この変わりようは明らかにモノが違うっ!!)
一撃、ニ撃と、単調な大振りではあるものの、明らかに脅威と感じさせる拳が振るわれる。隙を付こうにも、瞬時の切り返しから来る再攻撃がそれを許さない。反撃のタイミングが潰れ、一方的な攻撃が続く。放たれては避けの繰り返し、食らっている側が堪ったものではない。だが、優勢を保っている側も、最初の高揚感は次第に薄れ、業を煮やしていき.................
(ちょこまかと鬱陶しいっ!!)
再び放たれる右拳、ここまでと変わらぬ攻撃と思われたそれは、今までとは軌道が違う。右上方から左直下へ、まるで叩き潰すように放たれたそれは、床へと突き刺さる。片方には冷や汗が滲み、片方には笑みが浮かぶ
(誘導.................された…………?)
攻撃を避ける度、大きく下がりはしないまでも、下がる距離や方向を変えた。これは、回避を単調にすることで、相手に次の動きを読まれるリスクを低減させるためのもの。だが、優勢に立ち、高揚感に震える余り、彼は気付かなかった。自身の次の攻撃方向が”誘導”されていると...................
(その態勢なら、切り返しての攻撃よりも私の方が速いっ!)
回避の最中に纏わせていた魔力と共に、左から魔剣を振り抜く。剣は凄まじい速度と殺意を抱き、彼の首へと迫る
「くっ!!」
瞬間、体を左へと倒し、右肩を上げ、首へと迫った魔剣の軌道上に肩を滑り込ませる。激しい金属音と飛散する破片と共に、長い距離を飛び、右端の壁へと突っ込んだ
「ちぃ!仕留め損ねたわね…………」
苦い顔と共に、壁の方へと視界を移す。彼が突っ込んだ壁の方では、衝突による粉塵が煙となり、彼の姿を隠していた
「小細工なしで圧倒できるかと思いきや、手酷い反撃だ.................流石に油断が過ぎだたな.................」
煙の中、ゆらりと立ち上がり、腕や肩を軽く動かし、支障が無いかを確認する
「やれるだけやってみるとしよう」
彼女が煙の方へと近づく中、一瞬、煙の中から何かしらの爆発音が聞こえるのと同時、煙を割くように三本の針が飛び出してくる
(飛び道具!?)
接近戦から一転、急に飛び出してきた飛び道具に驚く。だが、獣化により強化された五感は、矢よりも早いそれを容易に認識させ、剣の一振りがその全てを迎撃する
(これは…………魔石...........!?)
剣による迎撃で砕けたそれは、砕けると同時に青白い霧を発生させる。規模は小さいが、彼女を包むには十分すぎる規模であった
(掛かったっ!)
彼が左腕上部の装甲から放ったのは、先端が鋭利になるように造形した不安定な魔石と小さな鉄製の筒を組み合わせたモノであった。構造は意外に単純であり、鋭利な魔石の逆側を筒にはめ込む。筒内部の中間には、同じく鉄製の小さい仕切り板が設けられ、魔石をはめ込むと、ちょうど先端の鋭利な部分が頭を出す形となる。そして、筒の反対側にも、同じく不安定な魔石をはめ込む。こちらは鋭利な先端などはなく、あくまで上手くハマるように円柱を意識して造形されたものを使う。後はこれを腕部装甲の上側に設けた装填口にセットし、後ろの魔石に急激な魔力を送り込めば、魔石の暴発を推進力に発射される”魔石弾”となる。相手に着弾しようが迎撃で叩き落とそうが暴発し、青白い霧を発生させる厄介な武器の出来上がりである
(視界に加えて、魔力探知も含めた五感も潰されたっ!?)
魔石が砕かれる寸前、彼は前へと走り出していた。魔石は予想通りに迎撃され、彼は賭けに勝った。一息で間合いを詰めないのは、彼女の次の動きに対応するためだった。五感を潰され、相手を感知できなくなった彼女に残されたは、煙からの脱出か、山間での迎撃かの二択、そして、いづれの選択肢を取ろうと、五感の機能不全で反応が遅れる彼女にであれば、自身の攻撃の方が確実に届くと考えていたのだ
(これは千載一遇のチャンス!二度同じ手は通じない…………ここで叩き込む一撃で致命傷を!!)
一歩、二歩と確実に距離を詰める。この後の自身の攻撃は、この勝負を別つものになる。一歩進むごとに心臓が高鳴り、緊張が増していく。次で確実に.................
(消し飛ばすっ!!)
光と轟音…………それは、かつてガルムで見せた一撃だった。違ったのは、その”威力”と”出の速さ”だった。ガルムでのそれを軽く凌ぐものありながら、魔力の”充填”とは”発射”は、ガルムでのそれが”亀の速度”と思えてしまうものであった。再び壁へと導かれた彼も、今度ばかりは放心するしか無かった
(馬鹿な…………これはガルムで放った一撃、威力もそうだが、必要魔力の充填と発射までの速度が異常すぎる……十分の一の時間も掛かってはいないぞ.................)
「くそっ……どこまで.................予想を裏切るんだ.................っ!!」
一度壁へと飛ばされた時と同様、再度立ち上がろうとを体を起こす。しかし今度は、体の節々が痛み、意識もグラついていた
「流石に.................無視できない威力だな……一体、あと何発あれが打てるんだ.................?」
一方、驚異的な一撃を放ったヨセフカは.................
「はぁ、はぁ.................」
『大丈夫かい!?』
フィーの心配する声に、息を整えながらゆっくりと答える
『この体でなきゃ不可能だったけど.................流石に、この量の魔力を一瞬で溜めて放つのは無茶だったわね……体力の消耗が大きすぎる.................』
正面を向き、再び立ち上がりつつも、よろめく彼の姿が視界に入る
『今の一撃は流石に効いたみたいだね』
『でも、これは体力の消耗が大きすぎる。この技で奴に勝つのは現実的じゃないわね…………』
『何か策があるのかい?』
『ここまでの戦いで、魔力も含めたあいつの動きを見た。出来るかは分からないけど、試してみたいことが出来たわ』
「「ふっ.................」」
奇しくも、両者は同じタイミングで息を整え、互いに正面へと駆け出した。最初に攻撃を仕掛けたのは彼の方で、右拳が彼女の顔めがけて飛んで行く。それに反応した彼女は、当然のように剣で受け流す。一撃、ニ撃、彼の拳が次々と振るわれ、それを次々と受け流していく。続く攻撃の中、金属同士が擦れる音と共に鳴った軋み音が彼に違和感を与え、自身の拳と腕部の装甲に目を向けさせた
(削れて.................いる…………?)
数撃の拳を放つ中、明らかに先ほどまでは無かった装甲の損傷に気付いた
(在り得ない!先ほどの攻防では、目立った傷一つ無かったモノが、こんな数回のやり取りでここまでの損傷を負うなどっ!!)
理解できない現実を前に、彼の思考は一瞬だが硬直し、それは攻撃にも現れる
「っ!!」
集中力を欠いたことで単調となりつつあった攻撃を彼女は見逃さなかった。打ち来れる速度と方向が一定となりつつあったそれは、受け流すに止まらず、前への体重移動に伴い、攻撃を大きく弾かせることを許してしまった
「しまっ!?」
右拳による攻撃を弾かれたことで、彼の態勢も大きく後ろへと崩れる
「貰ったっ!!」
踏み込みからの上段攻撃、叩きつけるように振るわれる魔剣を前に、彼は何とか左腕による防御を試み、受けることに成功する。だが、安堵するも束の間、更に大きな軋み音が装甲から漏れ、左腕上部の装甲が粉砕される
「バカな.................」
装甲が破壊されると同時、瞬時に後方へと飛び、何とか彼女の射程圏からは逃げ延びる。だが、彼は未だに、目の前の現実を受け入れられずにいた
「なぜだ?先ほどまで十分であった装甲が、どうして今になって.................」
「あなたのお陰よ」
「何っ!?」
「どういう訳かは知らないけど、あなたの魔力制御能力、上で見た時とは別次元な程に向上していたわよね?」
「あの戦闘の最中で”視えていた”というのかっ!?」
「踏み込む一瞬では脚へ、拳を振るう一瞬では拳へ、大量の魔力を瞬間的かつ高密度で移動させる。いくらエルフと言えど、そうそう出来るものじゃない。でも、その理由も最早どうでも良いわ」
そう言うと彼女は、魔剣の切っ先を彼に向ける。それと同時、魔剣全体が青白い光で包まれる
「魔力が.................渦巻いている…………?」
彼が目にしたのは、本来は結晶化する程の”密度”と”量”の魔力が、魔剣の周囲を超高速で乱流する姿だった
「大量の魔力で叩き潰すには燃費が悪すぎる。かと言って、限界まで圧縮して結晶化させた魔力を纏って破壊しようにも、何千発かかるか分からない。そこで、あなたのやり方にヒントを貰った」
魔剣を両手で握り、上段の姿勢で切りかかる姿勢を取る。一方は、それを見て後ずさる
「この魔剣の周囲には、高密度下で結晶化した”微細な結晶粒”が超高速の魔力の”乱流”によって渦巻いている。一度何かに触れれば、乱流に乗った微小結晶が衝突し続け、対象を削り切るっ!!」
踏み込みと共に、彼女が切りかかる
(右手で防御っ!?いや、この装甲の状態では、防ぐどころか、そのまま両断されかねないっ!)
その場からの回避を試みるも、急に脚への魔力収束が乱れ、それも失敗する
(くっ!ここまでのダメージのせいかっ!? 駄目だ!やられる…………っ!!)
彼女が丁度あと一、二歩の距離まで近づいた時だった
【まだ駄目よ】
心臓が掴まれるような感覚がした
(体に力が…………視界も…………ぼやけて…………)
踏み込みによる速度は失われ、剣を握る力も希薄となった
「くっ!!」
死に追い来れた状況下、彼の体は思考よりも速く、最適な行動を叩き出し、実行した。
(どういう訳かは知らんが、もうここしかないっ!ここを今度こそっ!!)
左足による蹴りにより魔剣を上方へと叩き飛ばし、その衝撃と共に後ろへと態勢が崩れた。態勢が崩れ、無防備な胴体が晒される。そして、そこにすぐさま右上部装甲の装填口を向ける
「くたばれっー!!」
金属と作動音と共に、装填口が空き、瞬時に3発の魔力弾が発射される。まるで糸の切れた人形かのように、彼女は動かない。迎撃一つ受けないそれらは、容易に彼女の懐へと入り込み、胸へと突き刺さる。突き刺さると同時、先端の魔石にヒビが入り、暴発と共に青白い霧が彼女を包み込んだ
(あの姿、魔素の変換能力も規格外のようだが、流石で霧が暴発したなら無事ではあるまい。条件に当てはまるかは賭けだが、ここ以外で”採る”チャンスはないっ!)
レブリン・ケール、彼の持つ魔法は、魂を知覚し、自身の中に保管するモノだった。ただし、これには条件があった。生命は、”肉体”、”魂”、そして、その二つを繋ぐ”精神”の三要素で構成される。彼が魂を自身の物として保管するには、対象の”精神”が極度に希薄となり、”魂”と”肉体”の繋がりが希薄となっている必要がある。そして、その条件が最も整いやすい状態は、対象が”死に体”の時である。だが、対象が死んでいてはいけない。”魂”は所有者が死すると、瞬時にこの世から”消失”するからだ。そして、最後にもう一つ条件がある。それは、彼が”左手”で対象へ触れていることだ。これらの条件が揃って初めて、彼は魂に触れ、自身の物として手にすることが出来る
(これは本当に懸けだ。もし奴がただ気絶しているだけなら、魂に触れた瞬間、奴は”絶対”に目を覚ます。そして、魂の収集時の私は無防備になる.................いや、今以上のチャンスなど、もう作ることは不可能だっ!ここで奴の魂を手に入れるしかないのだっ!!)
彼女へ近づき、私は拳の一振りで霧を払った。彼女は両膝を突き、深くうなだれていた。彼女の紅い瞳も、今や光を失い、虚ろなモノへと変わっていた
「ははっ、何だ……想像以上に効いているじゃないか」
左手に魔力を極限まで収束させ、彼女のしだれていた頭を掴み、持ち上げる。そして、彼は目を閉じた
(集中しろ……肉体の奥底、一際輝く宝石を見つけるイメージだ……)
彼女の中を弄る中、彼はついに見つけた
(何という輝きの大きさだ!魔神にも匹敵……いや、それ以上のモノを感じるぞ! これであれば、あれの制御も夢では.................)
魂に触れる感触、液体でも個体でもなく、ただただ繊細で、雄大なモノを前にする感覚.................最高のガラス細工かのごとく優しく掴み、慎重に内部から引き.................
(何だ.................この魂は.................?)
全身の血の気が引いていく。かつて、英雄と魔神の戦場に立ち会った時にすら感じなかった程の寒気と恐怖.................光を放ちながらも、生物の様に蠢くそれに、彼は戦慄すると共に、その奥底から”声”を聞いたのだ
【触ってくれて.................ありがとう.................】
「ふふっ.................」
紅き瞳に炎のような光が灯る。そして、その左手には魔力結晶で作られた短剣がその切っ先を先ほどの魔剣と同じように光らせていた
「くっ!!?」
続いて彼も目を開け、左手越しにこちらを見る”紅い瞳”と目があった
「おはよう、エルフさん」
その言葉と共に、短剣が振るわれる。振るわれた短剣は、掴んでいた彼の左手に刃を滑り込ませ、装甲など意に介さず、人差し指、中指、薬指の3本を切り落とした
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
咄嗟に失くした指の部分を抑え、後ろへと下がり、彼は絶叫した
「ふふっ、良い声よ? エルフは歌も上手なのね.................」
その言葉と共に、彼女は切り落とした人差し指を拾い上げ、その装甲の中から指を取り出した
「なるほど、急な能力の向上は”これ”のお陰ね?」
その指には一つの”銀色の指輪”がハメられていた。全体に渡る美しい銀の光沢に、指輪に埋め来れた白銀色の宝石が目を惹く見事な一品だった
「か、かえ.................」
「何?」
「っ!!」
まるで心臓を穿つかのような”燃える紅い瞳”による一別は、彼の意思の一切を砕いて見せた
「ふ~ん、純化で精神を洗い流した魂を大量に封じて、一つに整形したのね。数はおおよそ……100に届かないくらいかしら……?」
指輪を様々な角度から観察する彼女の傍ら、彼は戦慄していた
(馬鹿な、なぜ魂をあそこまで正確に知覚できる!?いや、今はそれよりも.................)
「これがどんな仕組みで当人を強化するのかだとか、まだ知りたいことはあるけど、それはあなたの資料からゆっくり学ぶことにするわ.................」
指輪を懐にしまうと、まるでその場に彼がいないかのように、彼女は彼に背を向け、飛ばされた魔剣を回収しに向かった
「さて.................」
魔剣を回収し、刃こぼれなどが無いかを入念に確認する
「お、お前は.................」
「ん?」
再び燃えるような瞳が彼を穿つが、今度の彼は止まらなかった。心に去来したこの言葉を吐かずにはいられなかったのだ
「お前は誰だっ!!」
傍から見れば、気でも狂ったかのような質問だった。だが、彼女に触れ、はっきりと知覚した彼には、その疑問を投げずにはいられなかった。あの魂を知った者には.................
「そんなの見れば分かるでしょう?私はヨセフカ.................ヨセフカ・ワーウォルフ、それ以上でも以下でも....................」
「お前に触れ、お前の中を見たぞっ! 何だあれはっ!? お前は何者なんだ!!?」
恐怖と嫌悪感に歪んだ顔を浮かべながら、彼は更なる疑問を投げた
「そっか、そこまで”視えた”のね。じゃぁ、こっちの紹介の方がしっくりくるかな?」
下唇に指を当て、何か納得したような表情を浮かべると、彼女は改めて自己紹介を始めた
「私”達”はヨセフカ・ワーウォルフ、英雄の間に生まれた愛娘であり、この世の誰よりも”幸せ”になる者よ…………」
紅い瞳を揺らがせ、妖艶な笑みで彼女は自身の名乗りを上げた
~ 次回 ”抱擁” ~
妖艶な笑みと共に、公然と名乗りをを上げたもう一人の獣娘……彼女は何を願い、欲するのか?そして、彼女が向かわんとしている場所はどこなのか?
次回、エルフ国編は最終回!彼女が今回の旅で何を得るのか?次回以降もご愛読して頂けるよう、引き続き執筆活動を続けて行く予定です!




