109.ちやほやされて調子に乗ってませんか!?
今日はギルドベースからのお仕事として私達はある場所に来ていた。
そこは…
「わあああああ!?小さな天使ちゃん達がたっくさんいる~!」
今回私達の仕事は、私のやりたかった幼年部のお世話!!
ヴィンツェルト学院の幼年部は4歳から6歳までの学級。
小さい子達は当然沢山いた。
私にとってはまさに、"天国"だった!
「お~いリタ…忘れるなよ、これも授業に一環だって事…」
「え、あ、そうだったね…ごめん…」
小声でアギトに注意された私は気を取り直して子供達のお世話を始めた。
幼年部の子達はみんな小さくてかわいい!
「お姉ちゃん遊ぼ!」
「私とも遊んで!」
「僕は、本読んでほしいな…」
「はいは~い、みんな順番守ろうね~!」
子供達が次々と私の元に集まって来て私に「遊んで」とせがんでくる様子がまた可愛かった…
(こんな事が現実に起こるなんて…夢じゃないよね?)
私は天にも昇る気分で昇天しそうになっていた。
でも、そんな私に気になる視線を感じた。
それは、またしてもティオだった…。
「シャアアアアアアアアア…」
ティオは静かに威嚇を見せていて、他の子達がちょっとだけ怖がっていた。
さすがにまずいよね…
私はティオの方に行って注意した。
「ねえティオ…他の子達が怖がっているから…落ち着こうね…」
「だって、お姉ちゃんモテモテだし…」
「後で相手してあげるから…」
「、絶対だよ!」
ティオは分かってくれた。
なんか他の子と同じに見えちゃう…
分かって呉れたティオもティオなりに子供達の相手をしてくれていた。
「ねえねえ、お兄ちゃん亜獣人なの?」
「なんの亜獣人?」
「竜人…だよ…?」
「「ええ!すご~い!」」
ティオもティオで子供達の人気者になったようで安心した。
アギトもテレシー達も、ちょっと大変そうだけど、泣き言言わずに相手してくれていた。
元々、私がこの仕事をしたいって言ってアギトが選んでくれたから、アギトに感謝だね…
でも、改めて見るとみんな可愛くて…
「そこのあなた!」
「え!?」
突然1人の小さな女の子が私に大声で話しかけてきた。
長い金髪に赤いカチューシャをした可愛らしい女の子だったけど…
何か気が強そうだった…。
「ええっと…あなたは?」
「あ、エリィ!」
女の子の名前は「エリィ」というらしい…。
「あなた!ちやほやされて調子に乗ってませんか!?」
「え!?何言ってんの!?」
なんかすごい事言われている気がする…!!




