7歳になりました 24(オーヴェルニュ領編)
さっきの失礼男のせいでモヤモヤを抱えてしまったが、気持ちを切り替えておじいさんのところに顔を出そうと思う。
「こんにちは!ナタンさん、おじいさんいらっしゃいますか??」
「お嬢様、ようこそおいでくださいました。どうぞこちらにお越しください」
おじいさんは事務所の執務室でお仕事をしていたようで、すぐにおじいさんのところに通される。
コンコンコン
「お嬢様がいらっしゃいました」
「あぁ、入ってくれ」
「お嬢様、どうぞお入りください」
「失礼します!おじいさん、お邪魔します!!」
「いらっしゃい。ちょうどお話ししたいことがあったんだ。お茶でも飲みながらお話ししましょう」
「え?そうなんですか??」
「さぁ、おかけください」
「はい、ありがとうございます」
私が席に着くとすぐに美味しい紅茶とスイーツが出される。今日のケーキはマンゴーを使ったショートケーキ!それからマンゴープリンとパイナップルなどの夏の果物をたくさん使ったフルーツポンチなど夏らしいスイーツがたくさんで、全部美味しそう!!おじいさんは大きな商会を経営してるからこっちでは珍しいフルーツもたくさん手に入るからいつも美味しいものを準備してくれている。本当にありがたいな〜。
「どうぞ、召し上がれ」
「はい!いただきます!!」
もぐもぐ
「すっごく美味しいです!!甘いんだけどすっごくさっぱりしていくらでも食べられそう!!」
「それはよかった。食べきれなかった分はお土産に包むから好きなだけどうぞ」
「おじいさん、ありがとうございます!はぁ〜…おじいさんのおかげで、イライラしていた気持ちが落ち着いてきました!ありがとうございます!!」
「はははっ、それはよかった」
「あ、そういえばおじいさんのお話しって何ですか?」
「あぁ、実はオーヴェルニュ領で不穏な動きがあるようでね…公爵様や小公爵様のお耳に入れておいた方が良いかと思ってね」
「そうなんですか?」
「あぁ、詳しくはここに書いておいたので、渡していただけますかな?」
おじいさんは裏社会のことを牛耳っているらしい。悪と判断した人には容赦ないそうで、裏社会では恐れられている存在なんだって。目の前のお爺さんを見ても全然そんな感じしないけどね…。それに大きな商会を持っているからいろんな情報が入ってくるそうです。
「わかりました!渡しておきますね!」
その後はおじいさんとスイーツを食べながらまったりティータイムを楽しんでいたら、おじいさんの執事のナタンさんがおじいさんに来客を知らせにきた。
「おじいさん、お客さんですか?」
「あぁ、急にやってきたようだね…」
おじいさんの額には皺が刻まれている。嫌いな人でもきたのかな??
「えっと…あんまりいい人じゃないんですか??」
「いや…そんな訳ではないんだが、せっかくセリが来てくれたのに…」
「なんだ〜!そんなこと!気にしないでください!またすぐに遊びにきますよ!!あ、私が作っている畑の野菜がたくさん取れたので、今度食べにきてください!!バーベキューしてみんなで食べましょう!!ナタンさんも一緒に食べましょうね!!」
「私もよろしいのですか?」
「もちろんよ!!みんなで食べましょう!!きっと楽しいわ♪」
「ありがとうございます、お嬢様。楽しみにしてますね」
「では、おじいさん。また遊びにきますし、近いうちに招待状を送りますから絶対来てくださいね!!」
「はははっ、セリどうもありがとう。楽しみにしているよ」
「はい!私も楽しみです!!では、お邪魔しました!!!お茶とお菓子もとっても美味しかったです!!ごちそうさまでした!!」
「どういたしまして。ナタンがお菓子を包んでおいたからお家で皆さんで召し上がってください」
「わぁ〜!嬉しいです!!ありがとうございます!!」
私は、おじいさんにお礼を言って屋敷に帰ることにしました。帰る途中の廊下で、黒のローブを羽織った人が部屋に入っていくのが見えました。
あれ?なんか見たことあるような…気のせいかな?
私は、商会を後にしていつも通り領内の様子を見て周り、孤児院に行って子ども達のお世話を手伝ったり、小学生や中学生には文字や算数を教えたりしました。今では素直に授業を受けてくれるけど最初の頃はお前ができるわけないだろって反発されたけど私のチートな頭脳を披露すると文句も言わず、きちんと学んでくれるようになった。早く、子ども達の学舎ができるといいな…。
その後学校を作る予定地を視察して屋敷に戻ることにしました。
例の男に会うまで後30分。




