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7歳になりました 11(領地でのびのび)

家に帰っておじいさんに会ったことをお父さんに伝えたらすごく驚かれた。なんでもおじいさんは裏社会を牛耳る人だそうです。でも表向きは伯爵位を有しており、裏の仕事について一部の人しか知らないそうです。まぁ、おじいさんは黒っていうよりは黒に近いグレー寄りな感じの仕事をしているらしいです。一般人には人道から外れることはしないけど、悪人には容赦ないそうです。


少ししか会話してないけど、おじいさんはそんなに悪い人な感じはしなかったんだよね…。家族にはおじいさんにもう一度会うことは危険じゃないかって言われたけど、おじいさんが心配だったので護衛を増やすことを条件に会いに行くことを許してもらいました。




そんなわけで、再びおじいさんのお屋敷の前に来ました。事前にお見舞いに行きたいと連絡を入れており、大丈夫だと許可が降りたのでやってきました。


「こんにちは!!セリーヌです。おじいさんのお見舞いに来ました!!」


「お嬢様、ようこそお越しくださいました。主人はサロンにおりますのでご案内します」


「おじいさん、もう起きて大丈夫なんですか?」


「はい、おかげさまで今まででは考えられないぐらい状態が安定しております」


「それはよかったです!!」


「では、こちらにどうぞ」


私はおじいさんの執事だという若い男性に案内されながらサロンに向かう。屋敷は手入れが行き届いているみたいだけど、人が住んでいる感じはしないな…。別荘として使っているのかな?


「ご主人様、お嬢様をお連れしました」


「…あぁ」


ガチャ

「お嬢様、お入りください」


「失礼します。おじいさん、体調はいかがですか?」


「あぁ、なぜがお嬢ちゃんと会ってから体調が以前のように戻ったようだよ」


「それはよかったです。えっと自己紹介がまだでしたね。私はセリーヌ・ド・ラ・ジファールと申します。昨日は事情があって姿を変えていましたが、この姿が本来の私なんです」

実は、私の正体はおじいさんにバレているだろうから本名で公爵家の一員として正式に名乗ることにしました。それに、おじいさんに不信感を持って欲しくなかったから正直に話すことにしたっていう理由が大きいかな。


「あぁ、存じていますよ。これでもいろんな情報が入ってくるのでね。気にしていませんよ」


「よかったです!私の姿ってちょっと色が目立つので変えてたんです…」


「構いませんよ…さぁ、こちらにおかけください。よろしければお茶とお菓子をどうぞ」


「ありがとうございます!いただきます!!あ、私もお菓子持ってきたんです!!よかったら召し上がってください!!私の手作りなんです!!」


「これはこれは…。ありがとうございます。早速いただきましょう」

おじいさんは使用人の人にいって私が持ってきたお菓子も一緒に出してくれた。私が作ってきたのはフルーツがたくさん入ったフルーツゼリーです!!病み上がりだから食べやすいものにしてみたよ!!おじいさんが用意してくれたチーズケーキもすっごく美味しい!!紅茶はダージリンかな?深みのある茶葉が美味しいなぁ〜!!私がもぐもぐしているのを微笑んで見ています。フルーツゼリーも美味しいって言ってくれました。


「…今日、いらしたのはこの屋敷のことですか?」


「昨日はそうなんですけど、今日はおじいさんのお見舞いできました。それとお屋敷のことはもう譲って欲しいって言いません」


「…何故です?」


「この屋敷がおじいさんの大切な場所だって分かったんです。住んではいらっしゃらないみたいですけど、庭も屋敷も手入れが行き届いているし、おじいさんがこの屋敷がすごく好きだって見ていて分かりましたから」


「………」


おじいさんは多分、亡くなった娘さんの面影を私に重ねて見ているんじゃないかな?私を見つめる目が昔を懐かしむような優しい瞳で見ているもん。多分、ここも娘さんとの思い出が詰まったところなんだろうな…。

どうして亡くなったかは知らないけど、家族との別れって辛いよね…前世の私もすごく辛かった…。おじいさんは残された側で辛かったと思うけど、残していった娘さんもきっと辛かったと思う…。


「お嬢ちゃん…どうしたんだい?何故泣いているんだい?」


「あっ…ごめんなさい!ちょっと…おじいさんも辛かったと思うけど、娘さんも辛かっただろうなって思ったら涙が…」


涙を止めなきゃと思うと余計に涙が出てきてしまう!!私が一生懸命目を擦っていると頭の上に優しい温もりが。

目を上げるとおじいさんが私の頭を優しく撫でてくれていた。ゴツゴツとしたたくさん苦労してきたんだと感じさせる優しい手で、私の涙腺は崩壊しました。


「うわぁ〜んっ!!!」


ガシッ


私は思わずおじいさんに抱きつきわんわん泣き出してしまった。おじいさんは驚いた様子だったけど、私を抱っこして優しく頭を撫で続けてくれました。


そして優しく頭を撫でられた私は気持ちよくなりすっかり眠ってしまったのでした。


そして眠ってしまった私は、ランスさんに回収され抱っこされておうちに帰ったのでした。目が覚めたら自分のベットで眠っていてすっごくビックリしました。

もう、ほんと何しにきたんだって感じだよね…おじいさんごめんなさい。また、改めてご挨拶に行きます。

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