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7歳になりました 6(領地でのびのび)

只今、屋台で買った肉串をもぐもぐタイムしております!!毒などがないかシドさんが魔法でちゃんとチェックしてくれているので、安心して食べています。まぁ、うちの公爵領は治安もいいから多分大丈夫だと思うんだけどね。


「お肉美味しいね〜!!シンプルな塩味だからこそ肉の旨味がダイレクトに伝わってくるね!!」


「はい、そうですねお嬢様」


「ははは、お嬢ちゃんいい食べっぷりだね〜!それじゃ、これもおまけにあげるよ!!」


ガッチリムキムキの屋台のおじさんが豚肉の肉串をくれました。すかさずシドさんがチェックして目で食べて大丈夫だと合図をくれます。


「おじさん、ありがとうございます!!喜んでいただきます!!」


ぱくっ


口の中に豚の油がじゅわ〜と広がっていく〜!!さっき食べた牛肉とはまた違った美味しさがあるね!!!


「おじさん、おじさん!!豚串もすっごく美味しいよ!!肉の油が口一杯に広がっていくね!!その油が甘いし、お肉の旨味もじゅわ〜って感じだね!!焼き加減も最高!!」


「はははっ!!!そんなに喜ばれるとこっちまで嬉しくなるな〜!!!しかも、お嬢ちゃんが美味しそうに食べてくれたおかげで、ほら!!お客さんが沢山集まってきたよ!!!」


おぉ!!お肉を食べるのに夢中で人だかりになっているのに気づかなかった!!!しかもめっちゃ見られている!!

大口開けて食べてたから目立ったのかも…これは、誤魔化さなくてはっ!!


「この肉串すっごく美味しいですよ!!ぜひ皆さんも召し上がってくださいね♪」

満面の笑みで、とりあえず誤魔化そう!!!


この時、セリーヌは気づいていなかった。


髪と目の色を変え、ローブをかぶっていても美少女だということは変わらないといことを…。美少女がリスのように口一杯に頬張り、美味しさで目がキラキラと輝いているのだ。しかも、今は満面の笑みで微笑んでいるのだ。セリーヌの周りは精霊王達が妖精になり隠れているのでいつもよりキラキラが増している。つまりすごい破壊力で周りの大人も子供も見惚れてしまったのだった。


その様子を見てジゼルも護衛の2人、影で護衛をしている面々は内心頭を抱えてしまったのだった。


その後は、セリーヌの広告力に目をつけた屋台の人たちが自分の売っている商品をタダでいいから食べてくれと言ったり、身につけてくれと言ったりと人が押し寄せてきてちょっとした騒ぎになりそうになった。


そこで、すかさず声をかけたのはもちろん私です!!


「皆さん、危ないから押さないで!!!危ないことするなら私は帰りますよ!!!私に用事がある人は順番に並んでください!!はい、来〜た〜順!来〜た〜順!!!」


思わず、先生時代を思い出して押し寄せた店主達を並ばせる。私の迫力に圧倒されたのか、店主達は大人しく並んだので人が集まってもある程度大丈夫な広場に移動することにしました。


噴水の前に置いてある椅子に座って、即興の品評会を始めることになってしまいました。


なんで、こんなことに?まぁ、なんとかなるでしょう!!


私は、並んだ人たちのお店と商品名を言ってから、商品を食べたり、見たりしながら感想を正直に告げました。


ぱくっ


「このお魚は少し、魚臭さが残ってますね。少し香りのいいハーブを振って焼くともっと美味しくなると思いますよ!!」


「なるほど!やってみるよ!」


じー…


「これは、見事な細工ですね。使われている石も貴重な宝石が使われているし素晴らしい一品ですね!!」


「おぉ!!わかってもらえて嬉しいぞ!!」


ってな感じで1時間ほど品評会をやりました。私の反応が良かったお店はその後人だかりができて大変だったそうです。ちなみに、私が食べたものは一口分だけ取り分けて残りはアイテムボックスに入れておきました。全部は食べきれないから、後でみんなに食べてもらおうと思います…。


「はぁ〜疲れた〜…」


「お嬢様、お疲れ様です」


「みんなも、ボディチャックや毒のチャックとかしてもらってごめんね〜大変だったよね〜」


「我々のことはお気遣いなく。お嬢様の魅力はローブでは隠しきれないということが改めて分かりました…」


「…本当ごめんね…なんでこんなことになったんだろう?…っていうか、今日街の見学は無理そうだね…」


何故なら、私を囲むようにまだ人だかりができているのです…。もう、開き直ってみんなを巻き込んじゃおうかな?


私はアイテムボックスからピアノを取り出しました。


「せっかく、みんな集まっているんだからみんなで楽しく過ごしましょう!!」


〜♪〜♪〜♪〜


私は公爵領でよく歌われている歌をピアノで弾くことにしました。曲のアレンジを変えたりスピードを変えたりして弾くと集まっていた人たちは喜んでくれています!!超絶ハイスピードで弾いたら笑いと拍手が大きくなったよ!!私は前世によく弾いていた曲も弾いたらものすごく喜ばれてアンコールも起きましたよ!!喜んでもらえて良かったね!!!また来てねってみんなに見送られましたよ!!帰りは後を追えないように魔法を使いながら帰りました。


楽しい1日だったって思ってたけど、侯爵家に帰ると、この騒ぎを聞いた家族にやりすぎだってめっちゃ怒られてしまいました…。こんだけの騒ぎになっても、私は無事だったんだから大丈夫だって逆に説得しましたよ!!途中、精霊王様達をお土産でつって見方をしてもらい今後も今日のように街に行けることになりました。良かった良かった!!


ちなみに、セリーヌの周りに人だかりができたのはセリーヌが美少女だからという理由もあるが、以前お披露目した時の顔を覚えていてセリーヌだって気づいたからだという理由があった。今後、セリーヌに来てもらえなくなると困るので今後は気づいていないふりをしようということで領民達の間でまとまったのであった。

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