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5歳になりました 9(王宮での晩餐会)

更新が遅くなり申し訳ありません。

家族が亡くなりバタバタして更新が遅れてしまいました。

今後も落ち着くまで更新が遅れることがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

「セリーヌ、今日はどうもありがとう。皆喜んで帰って行ったよ!もちろん私も楽しかったよ」


「陛下、喜んでいただけて良かったです」


「お礼に夕食でも一緒にいかがかな?」


「いえ、そんな大した事はしていませんので…」


「まぁ、そんな遠慮しないで!ヒューゴやミラとも話したいことがあるからね。夕食までは時間があるから良かったらアルベールと一緒に遊んでおいで」


陛下は両親に話があるみたいだし、ここは大人しく従った方がいいのかな?皇太子様と遊ぶのは構わないんだけどね。


「「セリーヌ、私達も一緒に遊ぶから心配しないでいいよ」」


「?」

別に心配してはいないけど、お兄様達も一緒に遊びたいのかな?


「では、王太子様を誘って一緒に遊びましょうか!」


私達は王太子様の元に行き、一緒に遊びましょうと誘うことにした。

王太子様は自分の席で1人静かに座っていた。お兄様達も大人びているけど王太子様の随分と大人びているなぁ。

お兄様が王太子様に話しがけ陛下が一緒に遊ぶように言っていたことを伝えた。すると作った笑顔で応接間に案内するといわれ、違和感を覚えた。ま、作った笑顔って言ったけど多分他の人は気づかないぐらいの違和感だけどね。それにしても…う〜ん…普通子どもが遊ぶ所って応接間じゃないでしょう?確かに王族ともなればプライベートエリアに入れられないのかもしれないけど王太子様からは壁を感じる…。まだ子どもなのに深い関わりを諦めている感じがする…。何かゼン様みたいだな…。


子どもにそんな何もかも諦めたような感情を持って欲しくないな。自分の可能性を信じてほしいし色々なことに挑戦してほしい。よし、ここは私が人肌脱ぎますか!!王宮なんてそんなに頻繁に来れないかもしれないし、できるときにやっておきたい!!


「アルベール王太子様、動き回れる庭はありますか?」


「…え?…あるけど…」


「ではそこに行きましょう!」


私達は広い王宮の一角にある大きな芝生がある庭にやってきた。ここなら動き回れるね!!


私は芝生に着くと靴を脱いで裸足になった。


「「セリーヌ?!」」


「あ、革靴で走ると靴ずれしちゃうし、早く走れないので!!お兄様や王太子様も私に負けたくなかったら靴脱いだ方がいいですよ!」


室内でじっとしてたから、外で思いっきり動いたら気持ちいいよね!保育に大事なのは静と動のバランス!!じっくり座って楽しむ活動も大事だけど、それだけでは子ども達のストレスが溜まってしまうからね!!


「ずっと座っていて疲れたでしょう?だから思いっきり走りましょう!!鬼ごっこなんてどうですか?」


「…鬼ごっこ?」


あ、鬼ごっこって知らないか!!ここで私はルールを簡単に説明して、ついでにジャンケンについても説明しました。鬼を決めるのに必要だからね!


「では、ジャンケンで鬼を決めましょうか!…あれ?王太子様もグーを出してください。ジャンケン出来ないじゃないですか?」


「え…?私もするの?」


「???…え?やりたくないんですか?」


「そんなことないよ!ただ、驚いただけで…いつもお膳立てされた遊びしかしたことがなくてね…」


なるほど…王太子様の笑顔の訳がわかった気がする…。いつも相手に壁を作られて、親しい友達もいなかったのかな…。一応身分制度のある世界だったから王太子様って呼んでいたけど…。


「王太子様…。私もお兄様達も王太子様のお友達ですから!!私の事は気軽にセリーヌって言ってくれて構いませんよ!」


「!!本当かい?えっと…セリーヌ?」


「はい、もちろんです!不敬になるので王太子様と呼んでいますが、私達はお友達ですよ!!ね!!お兄様!!」


お兄様達は何故か複雑な表情だったけど頷いてくれた。


「……セリーヌ、ありがとう。私の事はアルベールと呼んでくれ」


「「はい、アルベールと呼ばせてもらいますね!!!」」


何故かお兄様達が勢いよく返事してそのまま3人でコソコソ話を始めてしまっった。何したんだろう?なんだか3人とも笑顔なのに三つ巴のような迫力がある…バックに何かが見えるような…。


「お兄様?アルベール?鬼ごっこしましょうよ〜!!」


「あぁ!そうだったね、セリーヌお待たせ!」


「セリーヌ、俺が一生守ってあげるからね!!」


「???」


なんだかんだあったけど、無事に鬼ごっこを始めました!初めの鬼はアレクシアお兄様!


「セリーヌ、捕まえちゃうぞ〜!」


「きゃ〜♪」

こう見えても私、腕の筋力かないけど、持久力と足は速いんだよね!!ビューンっと逃げていたけどお兄様は私よりも速いからニコニコ笑いながら軽く追いついてタッチされる。でも、めげずにフィルマンお兄様を追いかけてタッチするとお兄様は嬉しそうに私を追いかけてきて、タッチされてまた鬼になる。

よし!次はアルベールをタッチするんだけど、追いかけてきて私をタッチする。


あれ…?私ばっかり狙われてない??でも、3人が結託してやっている感じではない…。


あ、これはあれだ!!先生時代に子どもと鬼ごっこすると先生ばっかりタッチしてくるアレだ!子どもって何故か先生を追いかけるの好きなんだよね〜…。転生しても滲み出る先生オーラがあるのかしら…?


この3人はセリーヌにしか目が向いていないから追われていることに気づかないセリーヌなのでした。

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