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5歳になりました 8(王宮でのお茶会編)

いよいよ歌を披露する時間になりました。なんと会場の奥まったところにステージが用意されていたんですよ。しかもちょっとしたホールぐらいのステージになっている。陛下、5歳児にこんな立派はステージをわざわざ用意したのかな?普通の5歳児なら緊張して泣いちゃうよ…まぁ、私は中身がアラフォーだから問題ないけどね…。


ま、せっかく準備してもらったんだし皆さんに喜んでもらえるように頑張りますか!!


「皆さん、こんにちは。今から私の拙い歌ですが3曲ほど歌わせていただきます。まず最初の歌なのですか、私が『どんな色が好き?』と問いかけた時に答えるお手伝いをしてくださる方はいらっしゃいますか?…あらら、皆さん恥ずかしがっていますね!ではこちらで勝手に決めさせていただきますね!それでは…カロルちゃん、イネスちゃん、アルベール王太子様お手伝いお願いしますね!」


「「「!?」」」


こう言う時は待っていてもダメなんですよ!勝手に進めちゃえば案外上手くいくんですよ!


私が初めに歌う曲は何色が好きか聞いていく幼稚園でよく歌っていた曲だ。好きなクレヨンが先になくなっていくって言うのが可愛い曲なんだよね〜!これをお花バージョンでやろうと思っています!


ちなみに音楽はピアノを風魔法を使って自動で弾いています!


〜♪〜♪〜♪〜


『どんな色〜が好き?カロルちゃん!』


「あ、赤!」


『赤〜!赤い花〜が好き〜♪』

と歌いながら瞬時に赤い色で作ったミニブーケを出して、カロルちゃんに届ける。受け取ったカロルちゃんは驚いた表情をしながらも嬉しそうに両親に見せている。良かった、笑顔になってくれて…先生時代にもしていたことだけど子どもを注意したら必ずフォローを入れるようにしていた。頑張っているところや素敵ところを褒めたり、その子が輝ける場面を作ったりね。そうすることでその子の自信にも繋がっていくからね!


『どんな色〜が好き?イネスちゃん!』


「白です!」


「白〜!白い花が〜好き〜♪」

イネスちゃんは今日落ち込むことがあったからそのフォローとして指名しました。もちろん白いミニブーケも渡します!イネスちゃんは嬉しそうに弟のポールくんに見せてあげて言います。


『どんな色〜が好き?皇太子様!』


「青」


『青〜!青い花〜が好き♪』

皇太子様は王宮のお茶会に呼んでもらったお礼として、青いミニブーケを渡します!


そして、曲のフィナーレには色とりどりの大きな花束を陛下に渡しました。陛下は満面の笑みで受け取り喜んでくれています!


「ご協力してくださった皆さんに大きな拍手をお願いします!」

会場は暖かい雰囲気に包まれ盛り上がってきた。よしよし!いい感じ!!


さぁ!次の曲行くよ!


次の曲は日本で今は解散してしまった国民的アイドルグループが歌っていた『世界に一つだけ○花』を歌います!いろんな種類の花があって、それぞれがオンリーワンだっていう歌詞が素敵だよね!ここにいる子ども達もそうあって欲しいという願いを込めて歌います!


〜♪〜♪〜♪〜


歌いながら簡単な動きをつけると、会場にいた子ども達が真似をして一緒に踊ってくれた。楽しんでくれているみたいで嬉しいな!


そして、この曲のフィナーレに色々な色と種類の花を会場にいる全員に行き渡るように降らせる!するとわぁ〜!!って大きな歓声が上がり受け取った花を近くにいる人と見せ合って喜んでいる。


この時間に私は次の曲の準備に入ります!!私は大きな卵の殻を自分の周りに作り、その中で早着替えをします!まぁ、衣装はもう中に来ているから上の青いドレスを脱ぐだけです!中には白の花びらのような形のドレスを着ているので、陛下が歌って欲しがっていたウィー○少年合唱団のあの曲のイメージにもぴったりなはず!


私は卵の殻を少しずつ割っていき、姿を現す…会場は静かさに包まれ、固唾を飲んで見ているのが分かる。


私は静かに心をけめて歌い出す…


〜♪〜♪〜♪〜


曲が盛り上がってきた瞬間に、会場全体に氷の小さい粒を風魔法で撒き、輝かせる。


「「「「「「「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」」」」」」」


会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれました。ふぅ〜…喜んでもらえてようで良かった!!!


私はみんなにお辞儀をして歓声に答え、ステージを降りました。




ん?拍手が鳴り止まない…え?なんかみんなこっち見てるんだけど…これってアンコールですか??


私は、もう一度ステージに上がる羽目になりアンコールにこたえました…もう、みんなを巻き込んで全員で合唱する形で進めて、なんとか無理やり終わらせました。


あ、もちろんというか私の家族は号泣しながら拍手してましたよ。終わってからはもう、ぎゅうぎゅうに抱きしめられてベタ褒めされました。


そんなこんなで、初めての王宮でのお茶会も無事に終わり、楽しい時間を過ごすことができたので良かった。

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