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5歳になりました 6(王宮でのお茶会編)

いよいよ、王宮でのお茶会の日になりました。


今日の衣装は家族でお揃いの服装にしましょうと提案したらいいねって感じでみんなノリノリで承諾してくれた。せっかく家族みんなでの初の公の場だからね、お揃いの衣装でお出かけっていいよね!よく某ネズミの王国でお揃いの服とか耳とかつけていたのを思い出すな〜!今回の衣装のテーマは青のバラです!お父様達男性陣は黒の正装でポイントとして青のタイをつけ、カフスはサファイヤにして、胸ポケットには青のバラのコサージュをつけています。一方女性陣は青のドレスに腰の位置に大きめのリボンとバラがついている。みんなで揃っているとより一体感が増すね!!そうそう、うちの公爵家のイメージカラーは青なんだよ!ちなみに、王家は赤だよ!なんか、押し活みたいで楽しいよね〜!!



みんなで馬車に乗り王宮に着きました!

この前来たけど大きいな〜!チラッ…お揃いにしたから両親と兄達がものすごく目立っている気がする。美形がこれだけ揃えば無理ないか。

王宮に着くと、会場に案内されました。ガラス張りの巨大なサンルームで渋谷にある有名なデザインの体育館ぐらい大きい。会場内には色とりどりのケーキや焼き菓子、軽食のサンドイッチ、フルーツが大きなテーブル一杯に並べられており、花瓶には綺麗なアイリスの花が飾られて美しい。中には50人程の大人と子どもがいた。上の者が声をかけない限りはあちらからは挨拶できないらしいので、みんな寄っては来ない。貴族ってめんどくさいね〜…。


私達は空いていたソファーに座る。あれ?こうゆう時って挨拶周りをするもんじゃないのかな?でも、私の家族は王家の侍従さんに声をかけて紅茶を用意してもらい、優雅にお茶を楽しんでいる。あれ〜?なんかみんな挨拶したそうにしてるんだけど…。あ、これわざとだな。私が他の人と交流しないようにしてるんだ。もう、そんなに心配しなくていいのに…。ま、お茶会が始まったら遊びに行けばいいか!


私達がお茶を楽しんでいると王家人々の登場が知らされ、みんなで頭を下げる。私もカーテシーをしてお辞儀をする。


「頭を上げなさい」

陛下の声を聞き、みんな頭を上げる。そこには陛下と皇太子のアルベール様がいた。陛下そっくりの金の髪と瞳で、将来物凄いイケメンになるだろうなって感じ。とても賢そうで優雅な佇まいはさすが王族。でも、王妃様と弟のライアン様の姿はない…。ライアン様はアルベール様の一歳年下だからお留守番なのかな?それで王妃様も出席しないのかな??


「皆、よく来てくれた。今日は内輪の集まりだから自由に楽しんでほしい。後で素敵な模様しもあるから楽しみにしていてくれ」

そう言って陛下は私にウインクを寄越す。え〜…ハードル上げないで欲しいんだけど〜…。まぁ、内容については事前に陛下の許しをもらっているから合格点なんだとは思うけど…。今回は3曲の歌をちょっとした魔法を使いながら歌う予定。ちなみに、私は以前は歌っている時や魔法を使うとき光っちゃったけど光らないように力を抑えられるようになったよ!自分で自覚なかったから指摘された時ビックリしたよ!年末に演歌の大御所が歌う時のキラキラみたいになってたかと思うとすごく恥ずかしかった…。私にそんな王御所感は必要ないからね!



こうしてお茶会が始まりました。


「お父様、私みんなと遊んできますね!」


「?!セリーヌ、ほらまだケーキが残っているよ!」


「…はぁ〜お父様、私はお友達と遊びたいです!今まで同年代の子と遊んだのはお兄様達と従兄弟達、それとテオだけです」


「セリーヌ!では僕達が一緒に」


「お兄様達はお兄様達の友達と遊んでください」

私はピシャリと言って、席を立ちました。


誰かいないかな〜?…おぉ!同年代の子を発見!

5歳くらいの女の子と3歳ぐらいの男の子だ。緑の髪に茶色い瞳で、ちょっと大人しそうな感じ。容姿が似ているから兄弟かな?


「こんにちは、初めまして。私セリーヌです!」


「え?あ、初めまして…。私はイネス・ド・ラ・ギーズと申します。こちらは弟のポール・ド・ラ・ギーズです」

おぉ、子爵家の御令嬢ですね!なぜ分かるかって?実は、私は今日に向けて貴族の名前と爵位を覚えました!なのであとは顔を一致させれば問題なし!


「良かったら一緒に遊びませんか?私、面白いゲーム知ってるんです」


「は、はい!」


「ではやり方なんですが、手を出して歌っていくので最後まで手か残った人がこちょこちょされるゲームです!一回やって見せますね!クッキー焼けたかな〜♪ぱくっ!って感じで私が食べたふりをした手は後ろに引っ込めていくんです。分かりましたか?」

私は先生時代にこれをお煎餅でやっていたけど、この世界にお煎餅ないからクッキーバージョンにしてみました!

こうして私達3人は一緒に遊びを楽しむ。最初は緊張していた2人だけど、徐々に緊張もほぐれ声を出して笑い楽しんでくれている。良かった〜!


ふと、周りを見ると他の子供達も私達の方に近寄ったり遠目に見ている姿が見られたので、近くの子に声をかける。

「やりたいときは『い〜れ〜て〜♪』って言うんだよ」

するとその子がおずおずと言ったので、私は『い〜い〜よ〜♪』と言うと嬉しそうに輪に加わった。それからは他の子も真似してたくさん遊びにきてくれた。


みんなで楽しめて良かったね!

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